【お葬式Q&A】お彼岸の期間はいつからいつまで?

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆さんからいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は“お彼岸の期間はいつからいつまでですか”ということなんですね。

お彼岸というのは、春夏秋冬、四季のある日本独自の仏教行事なんです。
春・夏・秋・冬のうち太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日、この二日間を西方浄土になぞられてお彼岸としているんですね。
ですから春の春分、秋の秋分の日、この日を真ん中に前後三日間ずつ、合計一週間をお彼岸の日と定めているんです。
2012年の秋のお彼岸、これはですね、秋分の日が9月22日ですから、お彼岸の入りが9月19日、お彼岸の中日が9月22日、秋分の日ですね。
そしてお彼岸明けが9月25日、この一週間がお彼岸の期間なんですね。

さて、お彼岸は何をする期間なのか?これは簡単に言うと、ご先祖様を供養する期間、そして仏教徒として自分を律しながら過ごす期間ということになるんですけれども、ですからお彼岸の入りの前にお仏壇があるご家庭はお仏壇を綺麗に掃除をして、季節のお花や果物などをお供えをして、お彼岸の期間中は毎日お線香をたむけるようにしてください。
そして、お彼岸といえばご家族揃ってお墓参りに行く、これが通例になっていますよね。
お墓も綺麗に掃除をして、ご先祖様にしっかりと手を合わせる、そういった心静かな時間を過ごすのもよろしいのではないかなと思います。
実はお彼岸の時期にお墓参りをするようになったのは、そう古い話ではなくて、江戸時代中期以降の話だそうなんですね。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、気候がひと段落したこの時期に、江戸っ子達がですね、ピクニックの意味を込めて、お墓参りの口実に娯楽というピクニックという娯楽の意味もあったそうなんですね。
今年の夏も暑かったですよね。
この夏の暑さもひと段落したこの時期、お墓参りに行ってみてはいかがでしょうか。
というわけで今回のご質問“お彼岸の期間はいつからいつまで”にお答えいたしました。
ありがとうございました。

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