木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


一周忌法要について

仏教において故人を供養する儀式を法要と言います。
亡くなってから七日目に行う「初七日」から「四十九日」までの法要を追善法要といわれ、命日から一年目、三年目、七年目など、節目となる年ごとに行われる法要を年忌法要といいます。こうした追善法要は、ご遺族にとっては心の整理(グリーフケア)ともいわれています。

一周忌とは亡くなってから満一年目の同月同日のことを言います。この日が平日にあたる場合は、直前の週末(土日)に法要が行われるのが一般的。日程のメドがついたらまずは僧侶、親族に日程を相談しましょう。行う場所はさまざまです。自宅または菩提寺、専門会館で行うケースでは、僧侶の読経とともに焼香し、その後、会食。墓地が近い場合はお墓参りを済ませ、故人ゆかりのレストランやホテルに移動、会食というケースもあります。

レストランやホテルで会食をする場合、予約の際には法事であることを告げたほうがよいでしょう。会食の席を設けないという場合には、参列者には折詰のお料理と引き出物を一緒に持ち帰っていただきます。
ちなみにご遺族の身だしなみですが、三回忌までは喪服が基本となります。参列する側の場合、一周忌以降の年忌法要の場合は略式礼服または地味な服装(平服)で。一周忌の法要、または会食だけに招かれた場合のマナーは前号のVOL.67を参照くださいね。

最近では、一周忌にお花を贈るという方も増えてきました。インターネットで注文することができます。故人様がお好きだったお花など、少し明るめのお色でも大丈夫です。法事に参列しない場合には、ご家族へお手紙を添えるとよいでしょう。
お値段は5000円から1万円位のフラワーアレンジメントがよいかと思います。なお、お花を贈る際には、事前に法要の日時をご家族に確認し、命日当日ではなく前日までにお贈りするのがマナーです。

さて、次回からはこのコラムをご覧いただいている皆さんからのリクエストにお応えして「知っているようで意味がよく分からないお葬式の専門用語とマナー」についてシリーズで解説してまいります。


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