木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


②自宅で行われるお葬式 (マンションなどの集合住宅のケース)

東京だけでなく地方都市でもマンションやアパートなどの集合住宅が多くなり、自ずとご近所付き合いも希薄になってきました。
こうした中で家族葬を自宅でもできますか、といったお問い合わせも微増しています。
そこで、前回の一軒家で行われるご葬儀に続き、今回はマンションなど集合住宅で行うお葬式の心構えと留意すべき点を紹介致します。
ご葬儀をマンションなどの集合住宅で営みたいというご希望がある場合、最も大切なことはもしもの時に備え、最寄りの葬儀社に事前相談をされることです。
事前相談することで、葬儀社から経験上のさまざまなアドバイスのほか思いもよらなかった注意すべき点などを教えてくれます。
例えば、
1:マンションの規約を確認したかどうか。
私もマンションでの葬儀のお手伝いに伺った経験がありますが、葬儀担当者から「マンションによっては葬儀を行なう事を禁止しているところもあるんだよ」と教えてもらったことがあります。

2:病院で亡くなった後、お部屋に故人様を安置する場合、マンションのエレベーターにストレッチャーが入るかどうか、管理事務所に確認が必要。

3:葬儀を行うということは葬儀関係者の出入りもあるため、お隣のお部屋の方などにはお知らせしておいたほうが良いと思います。
場合によって、お焼香されたいといったご希望も出るかもしれません。
こうした御厚意に対し予めどう対応するのか(参列をお受けするのか、またはお断りするのか決めておいたほうがよいでしょう。
もし、お断りするのであれば近隣の方々への配慮、マナーとして家族葬を行うことの報告とこれまでお世話になったお礼の言葉、弔問辞退など丁重にお伝えしておくことが大切です。

4:遠方からいらっしゃるご親族の宿泊ホテルが近くにあるかの事前確認。
事前相談で以上のようなアドバイスを葬儀社から受け、家族の方々と再考されるのがベストです。再考した上で、もしもの時はやはりお部屋から送ってさしあげたいというお気持ちが強い場合は、葬儀担当者に自宅に来てもらいエレベーターはじめお部屋の間取りを見てもらった上で出棺の際の車の対応など具体的なアドバイスをもらいましょう。
ご自宅からお見送りする葬儀についての3回目は弔問する際のマナーをご紹介致します。


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