教会でのお葬式

キリスト教の葬儀
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皆さんは教会での式典に参列されたことはありますか?
弊社では、教会で行われる式典において参列者の誘導、案内等でお手伝いに出向くことがありますが、参列をされた方の中には教会での葬儀経験がないため戸惑われていらっしゃる様子を見かけます。

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キリスト教のお葬式とは

キリスト教は大きく分けて一般的に「カトリック(旧教)」と「プロテスタント(新教)」があります。私たちがお手伝いで出向く際には、事前にカトリックなのか、プロテスタントなのかを必ず確認し伺います。式典の内容はじめ聖職者の呼び方が神父様か牧師様で違うためです。ちなみにカトリックでは聖職者を神父様(司祭)と呼び、プロテスタントでは牧師様となります。
参列の際、まずは教会の受付で「御花料」と書いた不祝儀袋を出しますが、カトリックでは「御ミサ料」という表書きもあります。文字が印字された宗旨別の不祝儀袋はデパートの文具売り場に置いてあります。

ところで、仏教では、「ご愁傷さまです」や「ご冥福をお祈り致します」などの言葉を喪主様にかけますが、キリスト教では、「死」とは神に召されることとして、祝福されるべきものとされているため、不幸を意味するお悔やみの言葉は言わないのがマナー。
『安らかな眠りをお祈りいたします』がよろしいでしょう。ちなみにキリスト教における葬儀の忌み言葉(ふさわしくない言葉)としては、「成仏、供養、冥福、往生、お悔やみ」などがあります。
受付を済ました後、式の進行、讃美歌などが書かれた式次第または、しおりを手渡されることが多く、受け取ってから式場へ進み着席をして開式を待ちましょう。何か不明な点がありましたら、お手伝いにきている教会関係者や私たちアテンダント・スタッフに遠慮なくお声をかけてください。ちなみに連載のVOL35では、キリスト教式典の献花の作法含む基本知識に触れていますのでご覧くださいね。

カトリックでは通夜のことを「通夜の祈り」、プロレスタントでは「前夜式」と呼び、式後は宗教者(神父、牧師)を中心に遺族・親族、親しかった方々で故人について語り合い、故人を偲ぶ「茶話(さわ)会」が行われます。その際には酒類はなく、コーヒーや紅茶などのドリンクと菓子などで催されます。
教会で行われる式典は、故人が生前から信仰し祈りを捧げてきた空間だけにより一層、生前のありし日を偲ぶ尊い時間となることでしょう。

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