木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


葬儀会社が運営する専門会館でのお葬式

シリーズで、お葬式で使われるさまざまな式場空間についてご紹介しています。
かつては自宅で葬儀を営む【自宅葬】が主流でしたが、1990年以降、葬儀会社が自社の会館を建設し運営するケースが多くなり、こうした専門会館を利用する方が今や首都圏のみならず全国に広がっています。
○○会館という表記のほか、「セレモニーホール」や「メモリアルホール」などの名前が目立ち、横文字表記がたいへん多くなってきました。
これに伴い、葬儀会社が自社の会館を建設し運営するケースを「ホ―ル葬」ともよばれるようになりました。

余談ですが、葬儀会館が特に多い地域では同じような横文字表記が多く、参列の際、間違って違う会館に行ってしまったという話も珍しくありません。
地元のタクシードライバーさんからも「横文字が多いため、聞き取りを間違えないよう何度も確認している・・・」というお話を聞いたことがあります。
ちなみに葬儀専門会館が多い都道府県としては福岡、愛知、大阪、埼玉、千葉、神奈川などとなっています。
とはいえ、会館の規模や施設の内容は実にさまざま。
今の時代は小規模な家族葬にあわせた邸宅型の式場も増えつつあります。
一方、300名以上1000名の参列者に対応できる大型の式場設備を持つ会館も。
ここで、葬儀会社が自社の会館を運営する専門会館のメリット・デメリットをご紹介しておきましょう。

≪メリット≫


・参列される規模により式場を選択できる
・宿泊施設などを兼ねそろえた会館が多い
・葬儀会社の専任スタッフがきめ細やかに対応してくれる
・全天候型で参列者にも安心してご会葬頂ける
・ご自宅で故人様をご安置できない場合、霊安室設備がある会館でご安置も可能

≪デメリット≫


・その会館を使用する場合、必ず会館を運営する葬儀会社に葬儀の依頼をしなければならない
・運営母体により施設の内容、費用はマチマチ(事前確認しましょう)

なお、葬儀専門会館では会館内の会食スペースで四十九日や一周忌の法事等行うことも可能です。
葬儀後のご供養の在り方や風習・マナーについても確認しておくと安心です。
次回は、ホテルで葬儀を行う場合の配慮や留意点についてご紹介いたします。


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