木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


寺院葬を行う場合の施主側の配慮について

私事ですが、弊社グランディメモリーを起業し20年という月日が流れました。
当時、お葬式を営む場所として、都内でもご自宅、団地の場合は集会所などが一般的で、このほか葬儀専門会館、公営斎場、民営斎場、寺院の本堂などが使用されていました。
今では、葬儀に対する価値観もずいぶん変化し、葬儀専門会館、公営斎場、民営斎場の使用が一般的になってきています。
その一方で、家族と故人を知る親しい人が集まり葬送する形態「家族葬」の増加によって、数年前からは寺院の本堂や寺院敷地内に併設された式場で葬儀を営むケースも増えてきました。本堂での葬儀を積極的にPRしている寺院のホームページも。
そこで、今回はお寺で行う葬儀「寺院葬」について取り上げます。
時代は変わっても葬儀の9割以上が仏式で営まれています。
先祖代々からお付き合いがあるお寺のことを「菩提寺」といいますが、地方出身者が多い東京では菩提寺がないというケースは非常に多いのですが、宗派が違っても式場使用料を払えば寺院の敷地内に併設された式場が使える寺院もあります。
「寺院葬」を選択する理由については、菩提寺だから、故人が熱心な信者だったから・・・といった理由だけでなく、自宅に近い、厳粛に儀式を営みたい、葬儀後は檀家になって永代供養墓の契約をしたい等の理由でお寺での葬儀を選択される方もいます。
本堂もしくは併設された式場ともに祭壇を飾り、花のアレンジをしますが白木の祭壇ではなく、すべてお花で飾ったケースもありました。
お寺なので菊の花しか使えないのではないか・・・と中には心配される方もいらっしゃいますが、花の指定はなく洋花中心でもまったく問題ありません。
ところで、「寺院葬」を営む場合、主催者はご参列いただく方々のことを考え下記のような事項を寺院またはHPで事前確認されたほうが良いでしょう。
・駐車場と台数の確認(中には駐車場が離れた場所にあることも)
・本堂の場合、着席できるおおよその人数(本堂内にも椅子の用意があります)
・参列される方の人数により、待機スペースがあるかどうかの確認(空調の確認)
・葬儀後の会食の場所確認
なお、参列する側の心構えとして寺院の場所は駅より離れているケースも多いため、式に遅れることのないよう事前に場所検索をしておきましょう。
次回は、公営斎場で葬儀を行う場合の配慮や留意点についてご紹介いたします。


木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」記事一覧に戻る