木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


「生前葬」って何?

最近、弊社にこのようなお問い合わせがありました。

「木野島さんが書いたマナーの本を持っていますが、今度、友人が【生前葬】を行うことになりました。
スピーチを依頼されましたが、生前葬は初めての経験で・・・。
イメージが全くつかめません。お香典などは持っていくのでしょうか。また、友人代表のスピーチを依頼されましたがどのようなことを話せばよいのでしょうか?」

式典マナーに関する本はこれまでに数冊出版させていただきましたが確かに「生前葬」については触れていませんでした。
そこで、今回から4回シリーズで【生前葬】を取り上げたいと思います。
弊社ではこれまで【生前葬】をお手伝いした経験があり、昨年、東京ビッグサイトで大々的に開催された「エンディング産業展」でも「新しい葬送スタイル」をテーマに生前葬・無宗教葬について講演をさせていただきました。

【生前葬】シリーズ初回は、生前葬はそもそもどういうお式なのかをご紹介致します。
シリーズ2回目は生前葬を行うメリット・デメリットについて、3回目は弊社が実際にお手伝いした具体的なエピソードのご紹介、そして、4回目は生前葬を行う場合の喪主挨拶や友人挨拶の内容ついてアドバイスさせていただきます。

【生前葬】は、自分が元気なうちにお世話になった方々にお集まりいただき、お別れを行うこと。 式次第・スタイルの決まりごとは特にありません。 一般的には、会費制にした会食パーティーのスタイルが多く、会場も式典専門会館からホテル、主催者が日頃、愛用しているレストラン、ご自宅、思い出の場所など、実にさまざま。 パーティー形式の場合の式次第一例をご紹介しておきます。

1:主催者(施主)の「なぜ生前葬を行うのか」などの主旨説明
2:思い出の映像やお写真のスライドを見ていただく
3:ご友人からのスピーチ
4:好きな曲をかけての会食・懇談
5:主催者からのしめくくりの言葉と感謝の言葉

宗教者に依頼し例えば読経をしていただく生前葬形式は未だ弊社では経験がありませんが、生前葬を行い、もしもお亡くなりになった場合は家の宗旨に従い、近親者だけの密葬でお送りするケースが多いようです。

終活に対する価値観の多様化を反映して、次回も生前葬についてご紹介致します。


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