木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


お葬式参列でお困りの時は

最近は、葬儀の専門会館にも盲導犬の募金箱が置かれるようになってきました。
私たちは、盲導犬を連れご参列される方、白杖をついた方、車椅子の方などのご案内介助もお手伝いをさせて頂いております。

盲導犬は、アイメイトやパートナーと呼ばれ、視覚障がいがある方の目となり、お身体の一部です。
ご参列される場合、ご不安もあるかと思いますが、式場スタッフに下記のようなご希望をご遠慮なくお伝えください。この記事をお読みいただいている皆さんの身近な方で目が不自由な方がいらっしゃいましたら、記事をその方に音読して頂けますとたいへん助かります。

まずは、ご焼香について。焼香の際に席から起立し祭壇前に設置された焼香所まで進むケースが多くなっています。 香炉をお席までお持ちし、自席でご焼香頂くことも可能ですのでご遠慮なく式場スタッフにご希望を申し付けください。

なお、献花の場合は献花台まで進んで頂かねばならないかと思いますが、アイメイト(盲導犬)の妨げにならないようスタッフがおそばに付いて献花台までご案内させていただきます。

また、お席についてもご希望を申し付けください。
アイメイトの待機スペースがとれる最前列の席か、焼香所に進みやすい通路側の席か、ご希望をおっしゃっていただければお席へご案内致します。
白状をついた方も同じように、ご遠慮なくご希望を申し付けください。

ご参列の中には脳梗塞等の後遺症で半身に少し麻痺がある方もお越しになります。 無宗教・お別れの会などで黙祷がある場合は、起立ではなくご着席のまま黙祷をしていただければ大丈夫です。
スポーツ関連の協会葬や団体葬では、巨人軍の終身名誉監督・長嶋茂雄さんを度々お見かけします。脳梗塞の後遺症で右手に若干の麻痺がおありで、ご焼香の際は左手を胸の高さにゆっくりと上げ、ご冥福をお祈りされていました。
辛いリハビリに堪え、今でもほぼ毎日、天候がたとえ悪い日でも公園内を休まず歩いていらっしゃるとお聞きしました。

視覚や聴覚障がいだけでなく、お身体に不自由さを感じながらも故人を悼み、お別れの場に足を運ばれることはたいへん尊く、私たちがお手伝いできることがあればぜひお申し付け頂きたいと心から願っております。


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