お通夜の受付でお香典をわたすときにかける言葉

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もしもの時の心構えとマナー。

前回は、訃報を受け通夜に弔問する際の心構えとマナーについてご紹介致しました。

今回は、通夜でのマナーです。
受付でお香典をおわたしする際にお伝えする“具体的”な言葉、そしてまた万が一、体調が思わしくなく、立ってお焼香をするのが辛い場合などの対処法について触れておきます。

すぐに使える受付でのあいさつ

基本は、手短に心をこめて言葉を添えることです。

シンプルなパターンとしては、「このたびは、まことにご愁傷(しゅうしょう)様でございます。心からお悔やみ申し上げます」です。

ちなみに「ご愁傷様」の「愁傷」は「悲しむ」を指す意味。
「ご愁傷様」は不幸があった方に「お気の毒さまです」という意味を込めて使います。

また「このたびは、本当に残念なことでございました。お力落としのことと存じます。気持ちばかりではございますが、ご霊前にお供えください」というのも一般的です。

こうしたお悔みの言葉は、喪主様やご遺族と言葉をかわす時間がある場合も同じで、心をこめてお伝えします。

上記の2パターンのほかには、「突然の訃報、驚きました。思いがけないことでお心落としのことと存じます。何かお手伝いできることがありましたら遠慮なく申し付け下さい」といった言葉もあります。

もうちょっと手短にあいさつしたいときは?

さらに手短に寄り添う気持ちだけを伝えたい場合は、「何かお手伝いできることがありましたら遠慮なく申し付け下さい。」だけでもよいでしょう。

ここでの注意事項は、故人の死因についてあれこれ聞くのは避けること。
声のトーンは少し下げてゆっくりとお話されることをおすすめします。その場の空気を読み、状況を理解した態度や行動が大切です。

体調がすぐれないときは回し焼香も

あまりのショックで喪主様が突発性難聴になることや心労と体調不良でお席から立ち上がれない、言葉をかわせないような場面に私は度々遭遇してきました。

セレモニーホールや専門会館でのご焼香の際、席から立って焼香台へ進み焼香をするのを多く見受けますが、喪主様やご遺族の心労や体調によっては、着席したまま焼香できる(係りが膝元まで香炉をお持ちする)「回し焼香」の方法もあります。

ちょっと体調が思わしくないなとか、立ってお焼香するのが辛い場合は葬儀社スタッフに遠慮なく相談してみてください。決して失礼なことではありませんのでご安心ください。

それでは、次回はご遺族の様子をさらに配慮した挨拶の実例をご紹介いたします。

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