「日蓮宗のお葬式」の基本知識とマナー

日蓮宗のお葬式
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各宗派の基本知識やマナーについてシリーズでご紹介していますが、第三回目は、「日蓮宗(にちれんしゅう)」。
私事ですが、私の名前「光美(てるみ)」は日蓮宗のご僧侶に命名いただきました。仏教と「光」は深いかかわりがあります。光(光明)は仏の智慧の象徴と受け止められ、この智慧の光には私たちの迷いを破る力があると説かれています。
また、儀式においてもロウソクの灯(ともしび)は法の教えと故人様の足元を照らす光(光明)とされ、祭壇には必ず必要なものです。

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日蓮宗とは

ところで、お釈迦さまの言葉をまとめた「お経」の数は「8万4千」ともいわれています。
その中でも、日蓮宗が大切にしている教えが「法華経」(正しくは『妙法蓮華経』)で、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えれば、皆が「仏の心」を持つことができるという教えです。
 

日蓮宗のお葬式

日蓮宗のご葬儀は日蓮聖人の「法華経(ほっけきょう)を信じ、南無妙法蓮華経を受持するものは、霊山浄土(りょうぜんじょうど)に往詣(おうけい)できる」という言葉をよりどころとして営まれ、故人をその霊山浄土に導くのが儀式の中心になります。
ちなみに霊山浄土(りょうぜんじょうど)とは、インドの霊鷲山(りょうじゅさん)のことで、インド・ビハール州のほぼ中央に位置する山。
お釈迦様が教えを説いたというその地を浄土として、今もなおそこで法華経を講じておられるとの信仰から、「南無妙法蓮華経」を中心に仏の世界を表したといわれる「曼荼羅(まんだら)」をご本尊に掲げます。

さて、日蓮宗の葬儀におけるご焼香の回数は三度くべるのが正式なお作法。
左手に数珠をし、抹香は右手の親指と人差指でつまみ、左手を添えて香炉にいれます。お線香の本数は1本か3本を立てるとよいでしょう。また、戒名を法号というのも日蓮宗の特徴です。

ご寺院、ご僧侶によってもお作法に関するお考えはいろいろあります。
ご不明なことは菩提寺またはご葬儀にご参列された場合は私たちスタッフにご遠慮なくお問い合わせくださいね。

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