【行ってきました】「納骨堂のデパートや~!」名古屋の中心地にある万松寺納骨堂


名古屋の中心地、大須商店街の中にある万松寺。

織田信長の父、織田信秀が開いたのがはじまりです。徳川家とも縁が深く、歴史ファンにとっても魅力のスポット。いつもたくさんの人で賑わっています。

この万松寺、実は最近話題の納骨堂でも有名なスポットなのをご存知ですか?

万松寺の納骨堂はただの納骨堂ではありません。LEDのイルミネーションが美しい納骨堂から金色の納骨堂、もちろん一般的な納骨堂もあるというように、いろんなタイプの納骨堂が集まっています。

さらに、来春にはカードをかざせば故人の遺骨が運ばれてくる、自動搬送式の納骨堂もオープン予定。

今回は、そんな万松寺の納骨堂を見学してきました。

 

万松寺ってどんなお寺?

万松寺は天文9年(1540年)に、織田備後守信秀公が織田家の菩提寺として開きました。本尊は十一面観音菩薩です。

織田信長を銃弾から守ったという伝説のある、万松寺の「身代わり不動明王」も広く知られていて、毎月28日のお不動様の縁日では、境内でお餅をついて参詣者に厄除け、無病息災などを祈願して、無料で振る舞っています。

また、人の集まる地域のお寺として、万一の際に供えて、防災訓練に絡めたイベントを行うほか、お米屋乾麺など、非常食の備蓄も行っています。

 

いつでも気軽にお参りできる納骨堂

万松寺の納骨堂は、名古屋の中心地、大須の商店街の中にあるので、アクセスも良好。雨の日も、駅や駐車場から傘なしで行けます。しかも屋内なので1年中、いつでも快適にお参りが可能。毎日がお墓参り日和です。

ちょっと大須に「ショッピングに来た時にお参り」も、「お参りの後にショッピング」も、どちらも気軽に楽しめます。

 

選べる3つの納骨堂

万松寺の納骨堂は現在、全部で3つのタイプがあり、それぞれの好みや家族の形、予算に合わせて自由に選ぶことができます。

そのいずれもがお寺の本堂の中にありますが、利用に際して宗旨宗派は問いません。仏教はもちろん、キリスト教など仏教以外の宗教を信仰する方の利用もあるそうです。

供養については、33回忌までは納骨堂の中で遺骨を安置。33回忌を過ぎても平和公園の万松寺墓地の永代供養墓で、万松寺が責任をもって永代にわたって供養をしてくれます。

さらに、納骨堂の募集から運営、利用者へのサポートも外部の業者に任せるのではなく、お寺が主体となって行っているので、法事法要なども安心してお願いできます。

 

神秘的な空間で故人と向き合う「水晶殿」

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本堂の3階にあるのが「水晶殿」です。

入り口でICカードをかざすと、水晶殿全体がLEDイルミネーションで光り輝きます。大切な方の眠る場所が、荘厳な光の流れの中に浮かび上がる、これまでにない納骨堂です。

 

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光の演出には何通りものパターンがありますが、最も美しく堂内全体が輝くのが青い光。ふっと心が落ち着く空間の中で、故人と向き合うことができます。

その様子は日本だけでなくBBC放送(英国放送協会)はじめ、ヨーロッパや中東など、海外のさまざまなメディアにも取り上げられています。

 

伝統的な納骨堂「瑞雲閣」

家族の納骨堂として人気なのが、本堂4階にある「瑞雲閣」です。

仏壇をイメージさせる宮型の納骨堂で、2霊(2人分の遺骨)タイプ、4霊タイプが2種類、6霊タイプで、全部で4種類あるので、遺骨の数や予算などに合わせて選べます。

一つひとつの壇に、本尊やおりん、電気ろうそくなどがついています。中に位牌や写真、花などを飾ってお参りできます。

2011年に第一期の販売を開始しましたが、すでに売り切れてしまい、現在第二期の募集を行っています。

 

金色に輝く納骨堂「天聚閣」

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万松寺の5階、最も高い位置にあるのが「天聚閣」です。

「瑞雲閣」と同じく、家族で使える納骨堂です。

全体が金色に輝き、鳳凰が舞う浄土をイメージしています。

 

2017年春には自動搬送式納骨堂もオープン

現在、万松寺では、身代わり不動を安置していた不動堂など木造建造物を、地上5階、地下2階の耐震性の優れた建物に建て替える工事を行っています。

200名を収容できる多目的ホールなど、人々の交流や街の活性化につながる、商店街の新たな観光スポットにふさわしい場所として生まれ変わろうとしています。

同時に、自動搬送式の納骨堂も建設中で、地下2階には安置施設、地下1階が礼拝施設になる予定です。

受付で新方式の認証システムにより受付票を受取り参拝ブースにかざすと、故人の遺骨を納めた厨子が、参拝ブースに運ばれるという仕組み。ほかの納骨堂と同じように、故人の遺骨を前にお参りができます。

 

大須の商店街にある万松寺。

土地勘のない記者でも、地下鉄を降りて迷わずにすぐに着きました。商店街は平日でもたくさんの人で賑わっていて、お墓参りにかこつけて(?)買い物を楽しんだり、ちょっとおいしいものを食べたり。

普段の生活の中で大切な人の供養ができる、そんな魅力も楽しい納骨堂でした。

 

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