お葬式で履く靴(パンプス)とは?女性向けの選び方とマナー

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葬儀にふさわしい靴(女性編)
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  • 女性がお葬式で履く靴は黒色・無地のプレーンパンプスが基本
  • 本革・合成皮革・布素材でラウンドトゥ、5cm以下のヒールが望ましい
  • 靴に合わせて30デニール以下の黒ストッキングを履くのがマナー

履いている靴や足元は、意外と周囲から見られています。とくにお葬式では、タブーとされている靴の色柄や形、素材などがあるので注意が必要です。

この記事では、女性向けにお葬式で履く靴(パンプス)の選び方とマナーを紹介します。

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女性がお葬式で履く靴は?基本は黒のプレーンパンプス

色柄:黒色・無地
種類:プレーンパンプス
素材:天然皮革・合成皮革・布
つま先:ラウンドトゥ・スクエアトゥ
ヒール:太めで3~5cm
中敷き:無地で目立たない色

女性が葬儀・葬式に履いていく靴は、黒のプレーンパンプスが基本です。その他、靴の色や素材、形までマナーが決まっているので、詳しく解説していきます。

女性がお葬式で履く靴の色:黒色・無地

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黒色
無地
黒以外の色
柄物

お葬式で履く靴の色は、男性・女性関係なく、無地の黒色

明るい色柄のある靴はもちろん、黒に近い色でもグレーや紺、茶色などの靴はふさわしくありません。葬儀や法事では、必ず黒色で無地の靴を選ぶようにしましょう。

女性がお葬式で履く靴の種類:パンプス

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パンプス
ストラップ付きパンプス
ミュール
サンダル
スニーカー
ローファー

女性がお葬式で履く靴は、シンプルなデザインのプレーンパンプスが望ましいです。金具が目立たず、派手な装飾がないなら、ストラップ付きのパンプスを選んでも問題ありません。

ただ、ミュールやサンダル、スニーカー、ローファーなどの靴は避けるべき。つま先やかかとが見えたり、カジュアルな印象だったりする靴は、お葬式では不適切です。また、金属製の留め具や目立つ装飾がある靴は、お葬式では目立つので避けてください。葬儀や法事では、控えめでシンプルな靴を選ぶことがマナーとされています。

女性がお葬式で履く靴の素材:本革・合成皮革・布

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天然皮革
合成皮革
ワニ革
ヘビ革
スエード
エナメル

お葬式で避けるべき素材として、ワニ革・ヘビ革・スエードがあります。動物の革だとハッキリわかる爬虫類(ワニ・ヘビ)の革や起毛感のあるスエードは、殺生を連想させるため弔事では不適切。また、光沢感の強いエナメル素材も、派手な印象を与えるので避けましょう。

お葬式で履く靴にふさわしい素材は、布や合成皮革、天然皮革(本革)。本来は布製の靴がベストとされていましたが、最近は革製のパンプスが主流になっているようです。合成皮革、天然皮革の靴を選ぶときは、光沢やツヤのないものを選んでください。

女性がお葬式で履く靴のつま先(トゥ):ラウンドトゥ

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ラウンドトゥ
スクエアトゥ
ポインテッドトゥ
オープントゥ

女性がお葬式で履く靴は、つま先の形まで気を配らなければなりません。

最適なのは、つま先が丸みをおびているラウンドトゥか、角ばったデザインのスクエアトゥ。どちらもつま先にゆとりがあり、立ったり歩いたりする動作の多いお葬式でも、足が疲れにくいです。

一方でタブーとされているのは、つま先がとがったポインテッドトゥ。カジュアルで攻撃的な印象があるため、お葬式にはふさわしくないとされています。またつま先の見えるオープントゥも、お葬式ではマナー違反です。

女性がお葬式で履く靴のヒール:太めで3~5cm

OKNG
3~5cm
太めのヒール
5cm以上
ピンヒール
スタックヒール
ウェッジソール

最近のお葬式は、自宅ではなく、葬儀会館や式場、ホールなどで行われることがほとんど。大理石やフローリングの床が多く、ヒールの音が目立ちやすいです。

そのため、お葬式で履くなら、高さ3〜5cmで太めのヒールがついたパンプスがベスト。

3〜5cmは、高すぎず低すぎず、歩きやすいヒールの高さです。また、太めのヒールは安定感があって足が疲れにくく、コツコツとした足音が響くのを防げます。

ピンヒールやスタックヒールなどの細いヒールは、足音が響きやすいので葬儀にふさわしくありません。くわえて、ウェッジソールは、デザイン性が高くカジュアルな印象なので避けてください。

女性がお葬式で履く靴の中敷き:目立たない色

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目立たない色
無地
目立つ色
派手な柄

お葬式や会食の会場によっては、靴を脱ぐ場面があるかもしれません。靴の中敷きまで、忘れずに気を配りましょう。

中敷きも靴と同様、目立つ色柄は避けるべきです。黒に近い色で無地の中敷きを選ぶようにしてください。付属の中敷きが派手な場合、靴屋や100円ショップなどで黒い中敷きを購入して入れ替えましょう。

お葬式でぺたんこの靴を履いていい?

お葬式ではヒールのあるパンプスを履くのがマナーですが、体調や年齢に応じて靴を選んで問題ありません。そのため、ヒールのないぺたんこの靴や、1〜3cmのヒールが低い靴を履いてもOKです。

妊娠中の女性や足の不自由な方、年配の方は、無理にヒールを履くと足を傷めたり、転倒したりする危険性があります。足に負担がかからず、安定感のある歩きやすい靴を選びましょう。安全性と快適性を考慮して、靴を選ぶのが大切です。

お葬式の靴に合わせるストッキングは?

葬儀でタブーとされる肌色ストッキングを履く女性

お葬式をはじめとする弔事で、女性が肌を露出するのはマナー違反。お葬式では、必ず黒色・無地のストッキングを履きましょう

ストッキングの厚さは、肌が少し透ける程度が望ましいです。30デニールのストッキングが理想的で、タイツや肌色のストッキングはマナー違反とされています。喪家の意向や葬儀の形式によっては、問題ないかもしれませんが、できるだけ避けた方が安心。夏場の暑い季節は冷感タイプのストッキングを履くのがオススメです。

お葬式にペディキュアはOK?

お葬式に参列するときは、ペディキュアを落としておいた方が安心。靴を脱いだときに、ストッキングからネイルの色が透けて見える可能性があります。除光液はコンビニや100円ショップでも取り扱っているので、できるだけペディキュアを落としてからお葬式に参列しましょう。

どうしても除光液を購入できない場合は、ベージュのマニュキュアを上から塗り重ねたり、マナー違反にならなければ60デニールのタイツを履いたりして対処してください。

家族葬で女性が履く靴は?

家族葬とは、30人以下の少人数で行う小規模なお葬式。参列者の範囲は葬儀によって違いますが、家族や近い親戚、親しかった友人だけで集まるのが一般的です。

家族葬で女性が履く靴のマナーは、基本的に通常のお葬式と変わりません。ただ、関係者間で「喪服を着ない」「マナーを重視しない」といった取り決めがあるかもしれません。故人や遺族の意向に合わせてルールが変わるので、念のため確認しておくと安心です。

和装でお葬式に出るときの靴は?

和装の喪服で合掌する女性

和装でお葬式に参列するとき、最適な靴は「喪履き草履」です。

和装の場合、帯締めや帯揚げ、バッグなど目立つアクセサリーもすべて黒色で統一します。喪履き草履とは、台も鼻緒も全て黒色の靴。お葬式で着る黒い着物に合わせて履くための草履です。

男女ともにお葬式では洋装が主流になっていますが、和装を選ぶ場合に備えて覚えておきましょう。

女性はお葬式の靴をどこで買う?

ここまでご紹介した通り、女性がお葬式で履く靴は、黒色で無地のプレーンパンプスが基本。

汎用性の高い靴なので、ユニクロやGU、しまむらなどでも探せば見つかるかもしれませんが、葬儀にふさわしくない素材やデザインの靴を購入してしまう危険性があります。

そのため、お葬式用の靴を購入するなら、紳士服やスーツの専門店がオススメです。

紳士服やスーツの専門店なら、お葬式に適した色柄、素材の靴を取り扱っているので、マナー違反になる心配がありません。また、長く愛用できる上質な靴が揃っているので、買い替える回数や費用をおさえられます。最近はネット通販をしている企業も多いので、ぜひ活用してみてください。

お葬式では足元まで気を配るのを忘れずに

記事のまとめ
  • 女性がお葬式で履く靴は黒色・無地のプレーンパンプスが基本
  • 本革・合成皮革・布素材でラウンドトゥ、5cm以下のヒールが望ましい
  • 靴に合わせて30デニール以下の黒ストッキングを履くのがマナー
  • ネイルが透けるかもしれないのでペディキュアは落とす
  • 和装の場合は台も鼻緒も全て黒色の「喪履き草履」を履く
  • 体調や年齢に応じてヒールが低い靴・ない靴を選んでもOK

お葬式で履く女性向けの靴は、選ぶべき色や素材、形が決まっています。

突然の訃報だと対応が難しいかもしれないので、事前にお葬式用の靴を準備しておくと安心。葬儀用の靴を購入するなら、紳士服やスーツの専門店を利用するのが一番です。タブーとされている色や素材、デザインを避けられますし、上質で長く使える靴を購入できますよ。

いざというとき慌てないように、お葬式用の靴を一足用意しておきましょう

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