通所介護サービス(デイサービス)について。サービスの内容、対象者、働く人々について


今回は、通所介護サービス(デイサービス)についてお話をしたいと思います。

通所介護は、介護のサービスの1つです。現在、介護サービスの中で、一番多いサービスと言われています。

 

通所介護サービスとは?どんなサービス?

 

通所介護サービスとは?

誰が? 介護職員と呼ばれるスタッフが、
誰に? 要介護者(要支援者)の利用者さんに対して
どこで? 自宅近くのデイサービスに通っていただいて
どんなサービス? 入浴、排せつ、食事等の介護や機能訓練、レクリエーション、    本人、家族の相談、助言を日帰りで行うサービスです。デイサービスの送り迎えは、通常、デイサービスが行います。近隣の方は徒歩で通所される人も居ます。
いつ? ケアプランで決められた日時に行く(緊急の場合を除き、他の日には行かない)

 

 

通所介護サービスの仕事に資格は必要?

 

通所介護は、無資格でも働けます。ただ最近、介護の入門系資格がいくつかできましたので、そちらで学んでから、お仕事を始めても良いかもしれません。

 

現在、新しい介護の資格を含めて、以下のものがあります。

 

1)生活援助支援員、生活援助ボランティア(名称は様々)

2)入門的研修          研修時間21時間

3)生活援助従事者研修      研修時間59時間

4)介護職員初任者研修を受ける  研修時間130時間

 

特に、4)を受講すると、一通りの基本は学べます。

1~3)の研修は、市役所等が主催することが多いので、市役所の通信(便り)などをご確認下さい。

 

 

通所介護サービスの対象者は?

 

通所介護サービスの対象となるのは、要介護1~5と認定された利用者です。

要支援1・2・事業対象者は、総合事業に移行しましたので、各区市町村によって、サービス内容が異なります。

 

通常、通所介護事業所は、要介護者と総合事業対象者(要支援1・2、事業対象者)を対象者にしています。ただ、総合事業は、区市町村によって、サービス内容、報酬が異なります(とはいえ、以前の要支援のサービスに相当する、「通所介護相当サービス」を行っている区市町村も多いです)。

 

ちなみに、デイサービスは定員数によって、以下のように呼び名が変わります。

 

定員数 名称
19人以上 通所介護
19人未満 地域密着型通所介護

 

地域密着型通所介護は、通常、その事業所のある市区町村にお住まいの利用者のみにサービスを行います。他の市区町村の利用者は利用できません(事業所がA市にある場合は、A市に住む利用者のみ)。

一方、通所介護は、そのような制限はありません(事業所がA市にある場合は、A市、B市どこの利用者も可能です)。

 

また、デイサービスの中で、認知症利用者のみのデイサービス(認知症対応型通所介護)や看護師による観察を必要とする難病や重度要介護者又はがん末期患者を対象にしているデイサービス(療養通所介護)もあります。

 

 

サービスの内容は?

 

通所介護サービスは、入浴、排せつ、食事等の介護や機能訓練、レクリエーション、本人、家族の相談、助言、送迎などを日帰りで行うサービスです。

基本的に、複数の職員が働いているので、スタッフと利用者が、1対1になるところはトイレ介助くらいで、それ以外は、誰か他の職員と一緒に行っていきます。

1人で仕事をするのは不安かも……という人は、デイサービスから始められると良いと思います。研修制度などもありますので、現場に慣れるまでは、先輩もフォローしてくれるでしょう。

 

今は、どこのデイサービスでも、「機能訓練」を提供するようになっていますが、デイサービスの中には、3-4時間で(1日午前と午後)、機能訓練のみを行う所もあります(スポーツジムのよう)。

 

また7-8時間、食事、お風呂、レクリエーションなどを提供する所もあります。最近は付加価値を付けているデイサービスも増えました(ペットと一緒に行けるデイサービスや、お食事、お風呂にこだわったところ、カジノ系のゲームを取り入れたところもあります)。

 

 

利用料の目安(1回あたり)

 

*1単位=10円と計算、自己負担は1割とする

 

 

3時間以上4時間未満のデイサービス(通所介護)
要介護1 362円
要介護2 415円
要介護3 470円
要介護4 522円
要介護5           522円

 

 

7時間以上8時間未満のデイサービス(通所介護)
要介護1 645円
要介護2 761円
要介護3 883円
要介護4 1,003円
要介護5           1,124円

 

※上記が基本単価です(送迎費用含む)。この他に、食費・おやつ代、オムツ代、レクリエーション費用、キャンセル代などが掛かります。

 

※また、サービス提供事業所の所在場所、サービス提供体制(介護福祉士が何人働いているか?)、サービスの内容、加算の有無に応じて利用料が追加されます。

 

上記は、利用者さんが支払う料金ですので、この料金の×10が事業所に報酬として入ってきます。

通所介護サービスで働く方の時給は、900円(東京は958円以上))~1200円ぐらいでしょうか。次に記す職種によっては、時給が異なります。

 

 

通所介護で働く人達は?

 

管理者

生活相談員

看護師/准看護師(定員が10名以上であれば必要)

機能訓練指導員(看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師など)

介護職員

事務員(レセプト請求業務、総務)

運転手

 

みなさんが、就職すると、直属の上司は、管理者さんや現場のリーダーさんになります。

この職種の中では、生活相談員や看護師、機能訓練指導員が資格が必要になります。生活相談員は、都道府県により認められる資格の幅が異なりますので、ご注意ください。通常は、社会福祉主事任用資格、社会福祉士、介護福祉士などが必要になります。

 

 

今回は、デイサービスについて、お話をしました。

 

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橋谷創(スクナクリエイト代表/社会保険労務士・介護福祉士)

橋谷創(スクナクリエイト代表/社会保険労務士・介護福祉士)

医療法人で人事・総務・行政対応等、総務人事全般を経験。実地指導や監査対応も場数をこなし、対応策などについては独自の視点も交えながら的確なアドバイスに定評あり。また、ディマティーニ・メソッドの導入により、介護現場のモチベーションアップを後方支援。マネジメント研究に日々取り組んでいる。