あなたがとつぜん死んでしまったこと、おねえちゃんのこころはいまだにきちんとせいりがついていないみたい
さいきんになってようやくだけど、ゆめというか、やりたいことができたんだよ。心がきずついて、ひとりでは人生をあるけなくなっちゃった人たちのおはなしをきいたりして、もういちどあるけるようにおてつだいするおしごとをしたいんだ。
さいきんになってようやくだけど、ゆめというか、やりたいことができたんだよ。心がきずついて、ひとりでは人生をあるけなくなっちゃった人たちのおはなしをきいたりして、もういちどあるけるようにおてつだいするおしごとをしたいんだ。
「可愛いねぇ、おしりがなんとも、可愛いねぇ」おばあちゃんが、産まれたばかりの待望の曾孫の姿をみて、目を細めながら言った言葉。今も、昨日のことのように、声も、その表情も覚えているよ。
九月の半ば、お母さんがあなただけ誕生日おめでとうって言えないかもしれないからおめでとう。って泣きながら言ってくれた。全然実感も無く、喜べなかった私は、やめて!!と怒ったよね。私の誕生日の二週間前。最後の会話をして約一週間後。私たちの前で静かに天国に旅立ったよね。指先からどんどんぬくもりが無くなり最後胸の温もりが消えるまでお母さんの生きてる証をみんなで辿り、その間もその後も涙が枯れ果てて過呼吸で自分の身体がコントロール出来なくなるまでみんなで泣きました。
「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」は、父母、祖父母、先生、友人、近所の人など。“あの人”とかつて一緒にいた時に言えなかったこと、想い出や、“あの人”が亡くなった後に伝えたくなったこと、感謝の気持ちなどを綴ったお手紙です。