ドライアイスなしで遺体を冷却する新型安置台発売

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雑貨卸のドウシシャ(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:野村正幸)は、6月末から葬儀社や斎場向けに遺体を管理する遺体冷却安置台「メモリアルベッド」の販売を始める。
多死社会の進行で近年、火葬場の建設が追いつかず、冷却が必要な期間が長くなるケースが増加し始めている。そうした状況に応じて開発されたこの製品は、ベッドの表面に−5℃程度の冷却ブロックを4ヵ所に設置、電気と熱を交換して冷やす「ペルチェ素子」により、背中から吸熱し、遺体の自家融解や通性嫌気性細菌の活動を抑制する。
遺体の腐敗を防ぐためには通常ドライアイスが使われるが、毎日の取り換えに手間がかかる上に、低温やけどをすることや、遺体が凍ってしまうことも多かった。また、気温の高い季節に長期間保存する必要があると、使用するドライアイスも大量になる。この冷却ベッドを使えば、そうした問題が解消でき、より自然な冷却管理が可能になる。
モデルは会館に常設できる「スタンダードタイプ」と持ち運びができる「3分割タイプ」の2種。価格は1台120 万円程度(税別)。

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