冠婚葬祭互助会を運営するメモリードは、6月20日、埼玉県川越市に、新たなホール「鶴ヶ島駅前メモリードホール」をオープンした。同ホールのオープンを記念して、同社のイメージキャラクターを務め、テレビCMにも出演している石田純一さんがトークショーを行った。
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駅徒歩2分の好立地ホール
小中規模の葬儀に対応したホール(82名)を一つ備え、一日一組の貸切型の施設となっている。
東上線鶴ヶ島駅徒歩2分の駅チカ立地であり、同社にとって埼玉県内で10番目のホールとなる。
また、交通アクセスは電車だけではなく、全150台収容の駐車場を備えている。(駐車場は隣地の店舗との共用)
石田純一さんがイメージキャラクター
メモリードでは、2017年4月より、石田純一さんがイメージキャラクターに就任している。喪主となる50代〜60代の方々に認知度・好感度が高い人物として選ばれている。
同社のテレビCMでは、卒業式のような演出といったオリジナル色のある葬儀が紹介されている。なかでもリサイタルのようなお葬式は、石田さんが実際に経験したご葬儀に着想を得て、アイデアとして出されたものという。
石田さんの考える「青春」「幸せ」とは
同ホールのオープニング特別イベントとして、同社のイメージキャラクターを務める石田純一さんのトークショーが行われ、多くの方が詰めかけた。整理券は朝8時半にはなくなるという人気ぶりで、会場は熱気に包まれた。
石田さんは、サミュエル・ウルマンの有名な青春の詩の一部を紹介して「青春とは年齢ではなく、心の様相だ」と言う。「情熱を持ち続けることが若さであり、80歳になった時に『今が一番いい』といえるようにありたい。いままで色々叩かれることもあったけど、それは自分が磨かれること、強くしていただいているんだ、と考えています。」「ゴルフで言うところのトラブルショット、リカバリーショット。大変だけれどもそういう状況を楽しみたい。」
「人生を楽しみ、人に愛され、社会のために思い切り生きる」
石田さんは、好きな言葉として、「人生を楽しみ、人に愛され、社会のために思い切り生きる」を挙げる一方、一番むずかしいのは、「人に愛されること」だと言います。「誰もが好かれたいし、愛されたいけれど、そのとおりにはならない。先日いい言葉を聞きました。まず愛すること。そうすると愛されることを知るでしょう。祈ること、そうすると祈られることを知るでしょう。と、いうのです。人のために祈ったり、人を愛したら、全部ではなくても少しは返ってくるのかもしれません。笑って恋して生きる。笑顔はパワーになるし、相手方にもマイナスになることはないんじゃないでしょうか。」
楽しむコツは「チャレンジすること」
人生を楽しむことは本当は難しいと言いながらも、人生を楽しむコツとして、まずは行動してみることを提案されていました。「体をまず動かして、それを脳が理解して、ハッピーな気持ちになって、きれいになる。ということがあります。小さなことですが、いろんなことにチャレンジしてみることが、人生を楽しむことにつながるんじゃないかと思っています。」「伊能忠敬さんが地図を書き始めたのは57歳から。何かやりたいことを始めるのはいつでもいいんです。」
子どもに残したいのは「平和」
石田さんには、奥様の東尾理子さんとの間に1歳と4歳のお子様がいらっしゃいます。年齢が離れていることにご心配なことはないのかお伺いしたところ、「教育はしっかりしてあげようと思ってるし、特に心配なことはありません。20年も一緒に生きれば十分でしょう。ただ、心配なことがあるとしたら、次の世代に『平和』が残せるのか?ということ。いま、政治では戦前回帰の情念がうず巻き、少し心配になります。戦争もできるようにしようという方向に向かっている。戦没者の方を真に敬い、次の世界に平和を残すことは我々の世代の責務ではないでしょうか?」
様々な方の言葉やエピソードを引用したり、含蓄に満ちた話や、笑いを交えた、暖かいトークショーとなった。
場者に抽選で色紙がプレゼントされ、気さくに一緒に写真撮影に応じる姿も。
メモリードでは、5月に群馬県高崎市に飯塚会館がオープンした。また、7月にも群馬県に新ホールがオープンする予定であり、立て続けに会館を拡大させている。互助会の会員獲得だけではなく、会員以外の方の葬儀も積極的に行っていく構えだ。