エンディングにかかわる業界では今、大きな変化が起こっています。
消費者のニーズに寄り添った新しいサービスが次々と生まれ、数年前とはまるで違う世界のようです。
webの世界でも、日々、目まぐるしい変化は起こっています。
そこで今回のいい葬儀マガジンでは、ちょっと路線を変更して、今年エンディングを迎えた(終了した)webサービスをまとめました。
市場の変化の波にのまれた
楽天オークション
楽天オークション株式会社は2006年から運営していた「楽天オークション」を、2016年10月31日にサービス終了しました。サービス終了後、2017年3月10日10:00には取引履歴の閲覧が停止となり、完全終了になります。
このほか、楽天では2015年8月から運営していたAndroidアプリストア「楽天アプリ市場」を2016年12月12日に終了予定。
一方、フリマアプリサービスとしては、ラインモール(LINE MALL)が5月31日をもって運営を終了しています。
この分野では、メルカリなど新興勢力が台頭が目覚ましく、市場が大きく変化しているようです。
時代に取り残された
前略プロフィール
また、2012年に楽天が株式会社ザッパラスに事業譲渡していた「前略プロフィール」も2016年9月30日でサービスを終了しています。
質問に答えていくと自分のプロフィールが作成できるサービスで、当時、人気を博しました。
しかし、時間をおいて久々に見てみると、若気の至りというのでしょうか。自分の書いた痛いコメントにダメージを受けるということもあったようです。
サンシャイン牧場
mixiは、牧場を育成するゲーム「サンシャイン牧場」のサービスを2016年8月26日に終了。7年の歴史に幕を下ろしました。
開始当初は3ヵ月でユーザが300万人を突破。2011年には東日本大震災の被災者支援のためのチャリティーアイテム10万個を販売開始から19時間で完売し、その売り上げを寄付するなど話題を集めていました。
My Yahoo!
2016年9月29日にサービスを終了したのが、Yahoo! JAPANの「My Yahoo!」 です。
「自分だけのポータルサイトを作ろう」という言葉のとおりID登録することで、メール、カレンダー、トピックスなどYahoo!のサービスを自分専用にカスタマイズしてポータルサイトのように使えるサービスです。
終了の理由については「より多くのお客様の課題解決につながるサービス作りを進めるため」に検討を重ねた結果で、「選択と集中の観点から」ということのようです。
NOTTV
日本初スマホ向け放送局 として2012年4月1日から始まった「NOTTV」は、2016年6月30日に放送を終了しました。
「いつでもどこでもリッチな映像コンテンツ」を提供するため、株式会社NTTドコモのグループ会社、株式会社mmbiが運営していました。
終了の理由は、同様の映像配信サービスも普及し、事業継続の見込みが困難になったためと発表しています。
運営に問題があった
ゴルスタ
中高生限定アプリ「ゴルスタ」も2016年9月5日サービスを終了しました。
2014年10月にスタートしたこのサービス。運営は、個別指導塾や学習IT事業などを行っているSPRIX(株式会社スプリックス)です。
SNSや映像授業などの機能のあるアプリでしたが、「運営方針が厳しすぎるのでは」といった意見に対して担当者からのふさわしくない言動があったり、運営に批判的なユーザーの個人情報を意図的に流出させたりという問題が起きたためです。
カオスサーガ
DMM.comのPCゲーム「カオスサーガ」は、2016年11月16日15時にサービス終了となりました。
こちらはサービスの開始が2016年11月15日12時30分で、運営期間が26時間30分と非常に短く話題になりました。
サービス終了の原因としては、データの盗用などが推測されていますが、詳細は不明です。
このほか、6秒動画で一時期、一世を風靡した動画投稿サービスVine(Twitter)も、2016年10月27日(現地時間)、サービス終了を発表しました。終了時期は未定です。
さらに、NTTドコモも今年11月2日に、ドコモ ケータイを、(iモード)2016年11月~12月を目途に、出荷を終了する旨、発表しています。
「ドコモ らくらくホン(iモード)については当面出荷継続」とのことですが、いずれ終了するのでしょう。
日々、新たなサービスが生まれては消えていくwebサービス。
以上、2016年にお別れとなったwebサービスのまとめでした。