【イマドキ葬儀事情】家一軒まるごと使える家族葬専用会館

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家族葬の人気が高まるにつれて、葬儀会館のかたちも日々変化しています。

株式会社セレモ長岡(本社:新潟県長岡市 代表取締役社長:谷内田隆一)の家族葬専用式場は、従来のように“葬儀式場”をメインにしたものではありません。“式場の付いた遺族控室”という逆転の発想のセレモニーホールです。

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家族葬用に、戸建ての家を一軒お貸しします!

セレモ長岡の家族葬専用式場「FUNERAL HOUSE 想」は、“和風の一軒家”みたいな会館です。

自宅で行うお葬式“自宅葬”が少なくなり、葬儀会館でのお葬式が増える中で「ほんとうは自宅から送り出してあげたかったけど……」「最期は畳の上で……」といった遺族たちの声を聞いて、「やっぱり“家”がいいんだ」と思ったそうです。

でも、だからと言って「じゃあ、自宅でお葬式しましょう!」といってもそれはそれで、遺族の負担も大きくなります。

そこで「戸建ての家を一軒お貸しします。自宅のようにお使いください。そこに式場も付いてますから葬儀もなさったらどうですか?」という発想の葬儀会館が誕生しました。

遺族が過ごすスペースに、おまけで式場が付いているという感覚

一般的な葬儀会館では「式場の中に遺族控室がある」というのに対し、ここでは「遺族が過ごすスペースに式場が付いている」という感覚です。

遺族スペースは2階建てで、1階はリビング・ダイニングキッチン、和室、バスルームを備えています。天井は吹き抜け。木の柱が温かな雰囲気を醸し出しています。2階にはベッドルームと12 畳の和室を完備。おしゃれなモデルハウスを想像すると分かりやすいです。

seremonagaoka遺族控室(和室)。吹き抜けの天井が広々とした空間を創りだしています

DSC_0613ダイニングキッチン

一方、式場は家族葬専用なのでめいいっぱい入って30 人くらいの大きさです。

DSC_0625-2家族葬専用式場

お通夜と葬儀の2日間、遺族が過ごす時間は、祭壇前の式場よりも遺族控室で過ごす時間の方が長いはず。だったら久しぶりに会った親戚同士がゆっくりと語り合う場を用意するので、自宅にいるように寛ぎながら故人とのお別れの時間を過ごしてもらいたい、という願いが込められているそうです。

大切な故人に贈る、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」

セレモ長岡では、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」プロジェクトにも参画しています。

亡くなった人に伝えたいことや感謝の気持ちを綴ったお手紙を広く公募し、選考した上で書籍にする取り組みです。

「若い方が簡単に人を殺めてしまう悲しい事件が多く、命の大切さを知ってほしいという想いがあり、この本がそのメッセージになるのではと感じました。なので、書籍を地元の中学校に寄付して置いていただいたり、市の図書館、移動図書館にも置いていただいたりしています。

また、葬儀というお仕事を通じて、最愛の人を亡くされた方たちをたくさん見てきましたが、その悲しみの中でなかなか前へ一歩踏み出せないでいる方も多く、そういった方たちの後押しになれればという想いもあります」と言います。

書籍はホールの中にも置いてあって、自由に手に取って読めます。

(「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」にお送りいただいたお手紙を朗読しました)

(写真・文・構成 小林憲行)

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