「さくらのゆるゆる終活日記 第3弾」は、株式会社ティアの「葬儀相談サロン ティア日暮里」にお邪魔して、なんと、私のお葬式の相談をしてきました。
今夏オープンしたばかりの綺麗な店内は、明るくて、アットホームな雰囲気で温かみのある空間です。
ティア日暮里の一日は毎朝8時半にはお店を開けて、店前の掃き掃除、ご近所さまへの挨拶から始まるそうです。
「ティアの伊豫田(いよだ)と申します、さくらさま、ご来店ありがとうございます。ご葬儀のご相談ということで。こちらの用紙にご記入ください」
いすに腰掛けて、早速葬儀相談が始まりました。
こちらが担当してくださった、ティア日暮里の店長伊豫田さん。
伊――本日はどなたの件でのご相談でしょうか?お父さま、お母さま?
さ――私のお葬式です!
伊――え…??(苦笑)分かりました。さくらさまの希望にかなうご葬儀ができるよう、お見積もりまで、ご用意させていただきます。
まず初めに、予算のお話や葬儀施行の場所などのご相談です。
伊――具体的なご予算を言っていただければ、その中でご希望にかなうご葬儀を提案させていただきますが、いかがでしょうか?
さ――予算はまだはっきり分からないです。
伊――弊社では創立当初から、「金額を明確に提示する」という想いがあります。お客さまにとってご負担が大きくならないようにお話させていただいていますから、ご安心ください。
お葬式は人生一度きり、やり直しが利かないものです。
そういった意味を踏まえて、一度費用面の事は忘れていただいて、さくらさんの理想とするお葬式のイメージをお話してください。
さ――できるだけおさえたいです。だけど最後なので、豪華にしたいです!
伊――……では、ひとまず金額を度外視して、さくらさんのご希望をおっしゃってください。その中で価格をおさえられるところはおさえていきましょう。
ただ記入するというよりは、楽しくお話している間に、お葬式の相談ができているという感じです。
伊――お葬式を行う場所のご希望はありますか?今、お住いの地域でもいいですし、想い出の場所などでも良いですよ。都内に限らず、私たちはどこまででもお手伝いにお伺いしますので、ご希望の場所があれば、おっしゃってくださいね。
さ――最期の時なので生まれ育った川崎で挙げるのもいいけど、大好きな鎌倉市で挙げるのもいいかな~。
伊――鎌倉ですね。では、式場についてはこんな式場というようなイメージはありますか?
さ――私の最期の時なので、趣味や好きだったものに囲まれた葬儀にしたいです。
伊――もちろん、できますよ。
さ――広島カープが大好きなので、カープっぽいお葬式にしたいです!それから音楽や珈琲も好きです。そういうのも取り入れたお葬式にしてください!
さ――それから音楽や……
さ――珈琲も好きです。そういうのも取り入れたお葬式にしてください!
という無茶ぶりたっぷりなお願いをしたところ…
伊――遺影のお写真をカープのユニホームを着たものにしたり、祭壇に「CARP」の文字を入れてみましょうか?お棺の中、カープのユニホームをお着せすることもできます。
さ――それ、いい!(上から目線……)
伊――これまで私が拝見した中でも、音楽を愛した故人さまのために段ボールでギターをお作りしてお棺に入れて差し上げたり、お酒が好きだった故人さまには祭壇にお酒を並べるというご葬儀もありました。
また、鮎釣りが好きだった故人さまのお棺には、鮎を釣ってきて入れて差し上げた……なんてこともあります。
火葬の関係で、棺に入れてはいけないものはありますが、できる限り故人さまのご希望をかなえられるようにしています。
さ――とても良いですね!参列してくれた方が、この人ってこんな趣味があったんだって新しい発見があって面白い!じゃあ、カープのユニホームを着させてください。
祭壇は右側にカープの文字を入れていただいて、珈琲豆も並べて、左側は名前にちなんで桜の花を使ってほしいです。
伊――桜ですか?
さ――さくらですから。
伊――……季節的な問題もありますが、もし冬であっても最大限見つけ出します!(笑)
次に、実際に葬儀に関してのお悩みについて。
さ――ところで、皆、ちゃんと来てくれますかね……(汗)
伊――最近の事例では、SNSで、お知り合いにお葬式の日程などを拡散をされているご遺族もいらっしゃいますが、さくらさんの交友関係などを、何となくでもご家族に伝えておくのが良いと思います。
理想のお葬式であったり、交友関係であったりを記録に残しておくのが大事です。
亡くなってしまうと自分の考えや理想は伝えられなくなる。
その想いを知らないご遺族は故人さまの希望に沿ったご葬儀をしてくれない可能性があります。ですので、このような事前相談をしていただくことはとても大事ですし、今はエンディングノートに生前の希望を記しておくこともできます。
どんな形であれども記録に残しておくのが最も良いです。よろしければ、エンディングノートを差し上げましょうか?
さ――ぜひ、ください!
たっぷりと理想のお葬式イメージをお伝えして、気になる費用面についてのお話。
伊――祭壇は、幅と高さによって金額は異なります。いくつかのプランがありますが、その金額にお棺など、必要なものはすべて含まれています。
実際のお写真を見ながら一緒に選択していきます。
祭壇を好きなもので飾りたいため、奮発して大きめの祭壇を選択しました。
次に花束選び。
これは、最期に「お疲れさまでした」という気持ちを込めて、お棺の上に置きます。なので、2万円の物を選択。
次はお棺。
こちらは女性らしいピンクのお棺に一目ぼれして即決!でも、サイズはMとLの2種類ありますが……。
さ――私、Mで入りますかね…(さくら身長161センチ)?
伊――問題ないです。その人のサイズに合わせたお棺を選択させていただきます。お棺は故人さまにとって最後のお家。あまり窮屈な家ではかわいそうですからね。
ここで、さくらの脳内に一つの疑問が浮かびます。…お相撲さんの棺はどうするんだろう…?
伊――お相撲さんのお棺は特注でご用意します。そのような場合はお棺だけでなく、巨大なお棺が入る火葬場も限られてきますので、お葬式の場所も考慮してご提案します。
どんな疑問にも真摯に回答してくれる伊豫田さん、優しいです。
さ――では、あまり太らないように気を付けます…(笑)
続いて、仏衣の種類や自宅用の写真入れを選択しました。
さ――遺影写真を撮っていただきたいです。
伊――我々が提携している写真屋さんで、プロのカメラマンに撮っていただくこともできますよ。
最後に決めなければならないのが、返礼品の選択と通夜振舞い。
ご葬儀で一番金額が掛かるのがこの2つだそうです。
一般的に2,500円~3,000円の商品が人気だそう。
種類が豊富で迷いました……。
店内には実際のサンプルがあり、さらに迷ってしまったので、私の好みも踏まえて、伊豫田さんがおすすめしてくれた返礼品(珈琲とクッキーのセット)に決定。
伊――大体何個くらいにしましょうか?
さ――この数が参列してくださる人数ってことですね……希望的観測で…150個!!
伊――次に通夜振舞いですが、約150名分ですね。10人1セットとなっています。
ただ、だからと言って15セット用意する必要はありません。地域性もありますし、お料理によって多めに用意しておくべきもの、多少おさえてもいいものなどありますので、調整しながら全体で考えましょう。
また、低い金額だから味が落ちるということは絶対にありません。自信のあるお料理をご提供しています。
やはりお寿司などが食べやすくて人気があるようです。
お寿司のほかにローストビーフなども付いているセットに決まり!美味しそうです。
親族用の精進落としはこちらに決定!
伊――こちらは親族のみなので、15名様分で見積もりを取らせていただきます。
自分のやりたいお葬式を考えると同時に、参列者にとっても良い式だったと思っていただきたいと考えていくと、なんだかワクワクしてきます。
伊――…では、これより見積もり計算させていただきます。
その間に、見積もり額シンキングタイム…
さ――う~ん…いろいろ要望たくさん言ってしまったので、300万くらいかな~
見積もりが出ました。その結果は??
伊――今回さくらさんの希望するお葬式は…税抜き298万5200円です。(さくら何とニアピン賞!)
これで、お葬式一式、お料理も返礼品も入っています。もちろん、祭壇をカープカラーのストライプ、赤白の縞々にもできるし(結婚式みたい??)、カープのユニホームで棺の中に入れます!!
さらに、実際に150人参列すれば半分くらいはお香典で賄えるそう。
実際に見積書もいただきました!
最後に見積書に従って一つ一つ丁寧に解説していただき安心しました。
後日、正式なお見積書を送って頂きました。ご提案頂いた斎場写真もあり、お葬儀のイメージがしやすく分かりやすいです。
伊――こちらはあくまで見積もりですので、仮に余分に料金発生する場合は包み隠さずにご提示させていただきます。
しっかりとお客様と話し合って納得のいく金額で決めていただくのが弊社の最大の想いです。
お葬式は、人にとって最後の希望が叶えられる場所です。
「こんなお葬式をやりたい!」という理想を考えること、それをちゃんと伝えることは大事なことだということが、今回の葬儀相談サロンで一番感じたことです。
もちろんご相談・見積もりは、全て無料です。
真面目で真摯に対応してくださる伊豫田さん、どんな不安でも解消してくださいます。
お葬式について少しでも考えることがあるのであれば、一度「葬儀相談サロン ティア日暮里」を訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に今回お世話になりました伊豫田さんとニッコリショット!
(自撮り棒は、取材が朝9時からと早かった?ので忘れてしまいました)
ありがとうございました!