【さくらのゆるゆる終活の旅 Vol.2】誕生日なので、お寺で模擬葬儀を体験しました

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やってきました!『さくらのゆるゆる終活の旅』第2弾!

今回は、千葉県八千代市にある感応寺さん主催の模擬家族葬へ突撃取材をさせていただきました。20160919_085551_fotor

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模擬葬儀が始まるまで、いろいろ選べる公園墓地を見学

今回訪れた場所は、千葉県八千代市にある八千代悠久の郷霊園

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こちらの霊園は株式会社ニチリョクさんがお寺より管理を委託されており、大型のお墓から一般墓、芝生墓所や樹木葬、永代供養墓までさまざまなタイプが選べる、宗旨宗派を問わずに利用できる公園墓地です。

また、霊園内にある会館でご葬儀が執り行えるため、火葬が終わって式場に戻ったあと、そのまますぐに納骨をすることもできるそうです。

模擬葬儀開始までの時間に霊園を見学させていただきました。

広大な敷地。駐車場は100台収容可能だそうです。

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こちらは永代供養墓。手の形は、蓮華合掌をあらわしています。

蓮華のつぼみが咲いている姿をあらわす、合掌方法なのだそうです。

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そして、こちらが樹木葬です。

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模擬家族葬の前に、家族葬セミナー

祭壇は八千代市のシンボルである薔薇の花をたくさん使った素敵な祭壇でした。

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遺影の似顔絵は今回の模擬葬儀の責任者であるニチリョクの一級葬祭ディレクター、渡辺さんがモデルです。

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日頃からお葬儀の現場でお客様と接し、お客様との打ち合わせから葬儀のアフターフォローまで行う葬儀のスペシャリストです。

「今までこうしたイベントでは弊社(ニチリョク)の社長の写真を遺影にしていましたが、シャレにならないお歳になってきたので今回から私の絵になりました」とお客様の笑いを誘い、会場を和やかなムードにしてくれました。

模擬家族葬の前に渡辺さんが講師となり、家族葬についてのセミナーが行われました。

渡辺さんは模擬家族葬の開催について、「お葬式の現場にいると、お客様からの家族葬って何?という声や、お葬式のマナーに対する疑問の声が寄せられます。皆さん、必ずいつかは迎えるお葬式に対して不安を持っていると思うんです。そのためリアリティーのある模擬葬儀に参加していただき、そのような疑問や不安な気持ちを解消していただきたい」と仰っておりました。

参加者の皆様にはこのような説明が書かれた資料が配られました。

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いよいよ模擬葬儀本番です。

いよいよ開式です。

実際の葬儀と同じように本物のご住職が登場。

感応寺の渡邉住職です。

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ご住職が入場すると、場内の雰囲気も引き締まり、緊張感が漂います。

読経をしていただき、その間に参加者の皆さんは着席のままご焼香をしておりました。

そう言えばお焼香って何回やるのが正しいのかしら。

これはぜひ教えてもらわなきゃ!

精進落としの試食会!!!!

一通りの式が終わった後は、精進落としの試食会に移ります。

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もちろん会食を行う会場も会館内に完備されています。

参加された皆様に実際の葬儀と全く同じ会席料理が振舞われました。

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豪華!

終了後、多くの方々が個別に相談をされていました。

中にはご自身やご家族の葬儀について具体的な相談をされている方もおり、皆様の関心の高さが伺えます。

そうだ。私もいろいろ教えてもらわなきゃ!

模擬葬儀終了後のご住職に突撃!

ご住職インタビュー

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緊張するさくらV.S.優しく穏やかな表情でお話をしてくださるご住職……。

ご住職が入場されるとき「合掌でお迎えください」というアナウンスがありました。
合掌にはどんな意味があるのですか?

渡邉住職:仏法僧に感謝・帰依するという意味があります。

「仏」とは悟りを開いた人のことで、お釈迦様であったり如来であったり、宗派によって解釈は異なります。そして「法」とはその仏の教えのことです。

さらに「僧」とはその仏の教えである法を伝える者のことで、合掌にはこの「仏法僧に帰依します・感謝します」という意味があります。

ちなみに合掌にもいくつかやり方があります。

例えば、真言宗では左小指が下に来る。「金剛合掌」を行います。

金剛石=ダイヤモンド(一番堅い石)。右手が清浄な手(仏)左手が不浄な手(衆生=私達)を合わせ仏と一体となる、ずれない堅い合掌という意味です。

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その他にも悠久の郷霊園の永代供養簿のモニュメントにもなっている蓮華合掌というものもあります。

読経にはどのような意味が込められているのですか?

渡邉住職:お経は、亡くなった方へのご供養という意味で皆様を代表して僧侶が唱えているというのは、もちろんそうなのですが、基本的には生きている人のために唱えているんです。

式中はどうしても皆様に背を向けてしまうことになりますが、お釈迦様からの教えを代弁して皆様に伝えているということになります。

例えば般若心経という有名なお経がありますが、般若心経ではすごく簡単に言ってしまうといかに人生を楽に楽しく生きて行けるかということを説いています。

供養というのはなぜ行うのですか?

渡邉住職:もちろん亡くなった方を偲んで冥福を祈るということでもあるのですが、「輪廻転生」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

人は亡くなった後、また生まれ変わるという考え方です。

亡くなって輪廻されたばかりの仏様はまだ幼い子供であり、一生懸命栄養を与えてあげなければなりません。この栄養を与えることを、栄養を供えると書いて「供養」と呼びます。

例えば四十九日というものがありますね、宗派によっても考え方は異なりますが、人は亡くなったら49日間はこの世に留まっていただき、この世での裁きを受け、50日目には生まれ変わり、次の命として母となる女性のお腹に宿ると考えます。

「赤ちゃんが女性のお腹に宿ってから十月十日で生まれる」という話を聞いたことがあるかと思います。

諸説ありますが、実はこの十月十日は輪廻転生の考えから生まれた言葉ともいわれているのです。

四十九日と十月十日を足すとちょうど365日になります。

つまり、1周忌というのは輪廻転生された故人が生まれ変わってくる時でもあるのです。

女性しか分からない生みの苦しみと生まれる苦しみを和らげてあげるのが1周忌の供養。

その後も三回忌、七回忌は幼い子供の七五三にあたるものであり、そういった機会に栄養を与えるということになります。

その後三十三回忌や五十回忌などもありますが、そこまでいけばもう立派な大人ですよという考えの元、ご供養もなくなって行くという考え方です。これは正式にはもっと難しいいろいろな意味がありますが簡単に分かりやすく説明しています。

基本的にはご先祖様にいつも感謝し手を合わせる事が大切です。

お焼香にはどのような意味があるのですか?また、お焼香は何回するのが正しいのですか?

渡邉住職:宗派によっても異なるのですが、基本は3回で覚えておいていただければよいと思います。

仏法僧に帰依するということで3回。

ただし、この意味を知っているのであれば1回でもいい。

知らないことは無礼になりますが、知っていれば略式として1回でも問題はありません。

同じように自宅でお線香を立てるときも本来は3本が正しいということになります。

ちなみに、お線香を立てる香炉についても3つ足になっているはずです。これも三宝(仏法僧)を表しています。

初めて知りました。とても分かりやすいお話をありがとうございました。

そして恒例の自撮り棒、渡邉住職とご一緒に。

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ありがとうございます!

葬祭ディレクターの渡辺さんにインタビュー

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最後にニチリョクの葬祭ディレクター、渡辺さんにもお話を伺いました。

ニチリョクさんはお墓の販売・管理だけではなくお葬式も自社で行える数少ない企業とお聞きしました。

渡辺D(ディレクター):その通りです。お墓だけ、お葬式だけを行う企業は数多くありますが、実は我々のようにお墓もお葬式自社で提供できる企業はほとんどありません。

一貫してすべてお任せいただけるというのは当社の強みでもあります。

今回のイベントはいかがでしたか?

渡辺D(ディレクター): 多くの方にご参加いただけて大変うれしく思います。

私たちは『お客様と創る手作りのお葬式』を目指し、お客様に寄り添いじっくり話合うことにより、限られた予算の中であってもできる限り希望に沿った、その人らしいお葬式を作るのが仕事です。

だからこそ、一人でも多くの方にこうしたイベントに足を運んでいただき、お元気なうちにいろいろ知っておいていただきたいと思っています。

お葬式に接する機会の少ない若い世代に向けて、メッセージをいただけないでしょうか?

死というものは必ず誰しもに訪れるものなので、お葬式は決して悪いことではありません。いつかは来る身近な人であったり、自分の死というものに向き合うためにも、予め知識を付けたり、このようなお葬式の体験をしてもらうことも大切だと思います。

ありがとうございました。

そしてお決まりの自撮り棒では、渡辺さんを始め、司会やセッティングなどご尽力いただいたニチリョクが誇る美人スタッフの皆様とパシャリ。

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そして、模擬葬儀当日に誕生日を迎えたさくらに、ニチリョクさんより花束のサプライズ…!

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ホスピタリティあふれるニチリョクの皆様、ありがとうございました。

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