【行ってきました】調布駅前公園「タコのお別れ会」。大人から子供まで、44年間のありがとう

いい葬儀【記事監修】
いい葬儀

記事監修いい葬儀

スマホCTA(電話をかける)
アイキャッチ下テキストリンク

調布駅より徒歩2分、昭和47年から44年間にわたり、地元の市民や子供たちに愛された、調布駅前公園(通称タコ公園)が調布駅前広場の再開発に伴い閉園することになりました。

それに伴い、2016年9月30日、調布駅前公園にて「タコのお別れ会」が開催されました。

お別れ会の会場は、保育園児による作品や、長年タコのすべり台の写真を取り続けてきたフォトグラファー・西山貞子さんの作品などが展示され、訪れた人たちを楽しませていました。

 

こどもたちの絵

 

Adsense(SYASOH_PJ-195)

大人から子供まで、会場全員の大合唱

開式に当たっては、調布市 緑と公園課 塩田さんが、お別れ会に来ていただいたお礼と感謝の気持ちを述べ、その後、地元の吹奏楽「Jane Doe Band」による演奏が行われました。

吹奏楽の定番、宝島、おもちゃのチャチャチャ・おつかいありさんなどの童謡メドレー、ゴジラのテーマ、調布音頭、ゲゲゲの鬼太郎などの調布メドレーで会場を盛り上げ、参加者もそれぞれ音楽に合わせて手を叩いたり歌ったりと、大人から子供まで笑顔で演奏を楽しんでいました。

お別れ会に参加した全員で「ふるさと」を合唱し、会場が一体となった後はいよいよ、タコの滑り台との最期のお別れが行われました。

 

たこ公園演奏

 

44年間、ほんとうにありがとう

44年間のありがとうを込めて、公園を利用していた保育園園児たちに思い思いの飾り付けで彩られたタコの滑り台。

頭に飾りがつけられた時には、会場から「かわいい!」「かっこいい!」との声があがりました。

「タコさん、海に帰るんだね。ばいばーい」と手を振る子も……。

 

飾り付けする子供

 

2016-09-30-09-36-53

 

飾りつけられたタコ
お別れ会終了後も別れを惜しむように多くの子供たちが、タコの滑り台と記念撮影をしたり、滑り納めをしたりして、楽しんでいました。

 

調布市市長からのお別れの言葉

タコのお別れ会にあたって

本日をもって、調布駅前公園を閉園することになり、たとえようのない寂しさを感じています。

長年にわたり、多くの市民の皆様に「タコ公園」という愛称で親しまれ、子どもたちの笑顔と歓声が絶えない公園でした。

これまで、多くの市民の皆様にご利用いただき、心から感謝申し上げます。

愛称の由来となったタコの滑り台は、今から45年前の昭和46年に設置されました。

以来、お色直しはあったものの、現在の場所に、同じ姿で存在し、子どもたちの成長と調布駅周辺の発展を見守ってきました。

そして、親子代々、多くの方々から親しまれてきました。

これからは、私たちの記憶という海原で、子どもたちの元気な姿とともに泳ぎ続けることでしょう。

調布駅前広場はこれから大きく変貌を遂げようとしています。

より一層のにぎわいと憩いに満ちた空間として生まれ変わります。

工事中はご不便をおかけしますが、どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。


また、平成30年度には、市役所の西側の線路跡地に新たな公園を整備いたします。調布駅前公園の歴史と長年利用されてきた市民の皆様の思いを受け継ぎながら、一層愛される公園を目指してまいります。

最期に、本日のお別れ会に来ていただいた皆様とともに、この愛されてきたタコの滑り台に、感謝の気持ちを込めて述べたいと思います。

さようなら そして 長い間本当にありがとう。

平成28年9月30日 調布市市長 長友 貴樹

ポストカード

(フォトグラファー・西山貞子さんの作品で作られた絵葉書)

 

(取材・文:山下桃代)

葬儀・お葬式を地域から探す