少しの気配りがポイント!法事のお返しに適した「熨斗(のし)」デザイン

いい葬儀【記事監修】
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法事・法要のお返しには「熨斗(のし)紙」を付けますが、そこに遺族側のちょっとした気配りが込められているのを知っていますか。

「熨斗(のし)」のデザインを理解すると、実際にお返しを受け取った時の気持ちも違ってきますし、自分が渡す側になった時の心遣いの参考にもなります。

デザインは一般的なタイプで十分だと考えている方も多いのですが、特に高齢の方などマナーに厳しい相手の場合、心遣いがきめ細やかさが見られているかもしれません。

また、マナーを熟知している相手であれば「気配り」を感じてもらうことができますし、知っておいて損はないでしょう。

 

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一般的な「熨斗(のし)」デザインとは?

葬儀社などに勧められる一般的な「熨斗(のし)」のデザインは、黒白の結びきりです。

こちらは宗教・宗派の区別なく使える点が優れています。

西日本では白黄の結びきりを使うケースが多いのですが、基本形は「熨斗(のし)なし黒白の結びきり」となっています。

基本として「仏式」「神式(神道)」「キリスト教式」など、宗教や宗派によって区別した方がいいですが、もし迷った場合には、表書きを「ご霊前」として藍銀の結びきりにすると、宗教・宗派を問わずに控えめだけれど格式のあるイメージを演出できるのでお勧めです。

他には、「あわじ結び」などもあります。地域によって異なるため、その土地柄に合わせて決めるといいでしょう。

「あわじ結び」と「結びきり」の違いは、意味合いとしてはどちらも「1回きり」というものなので違いはなく、関東・関西といった地域の違いなどもありませんが、「あわじ結び」についてはお祝いにも使われる結びというのが「結びきり」との違いといえます。

 

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法事のお返しに最適!「熨斗(のし)」デザインの最新トレンド

弔事での「熨斗(のし)」デザインは、種類に限りはあるものの、流行が存在しています。

以前は、仏式でのお返しの「熨斗(のし)紙」で「蓮(ハス)の花」は使われませんでしたが、現在では一般的なデザインの1つとなっています。

最近のトレンドとしては、前述の「蓮の花」は仏式でしか通用しませんが、百合(ゆり)や胡蝶蘭などは、宗教・宗派を問わず使えるので、そういった花のデザインを施すケースが増えてきています。

また、水引を使わず、白地ではない薄い青や水色の「熨斗(のし)紙」を使うケースもあります。

堅苦しさが抜けたデザインが増えている理由には、家族葬など近親者のみで行う葬儀・お葬式が増えたことが考えられ、格式に縛られない形式を選びたいというニーズが高まっているようです。

流行なんて取り入れなくて良いと思われるかもしれませんが、選択肢は多い方がより良いものを選べるのではないでしょうか。

 

なお、地域による慣習やしきたりの違いは、「しきたりから学ぶ全国のお葬式」や「日本各地の葬儀しきたり・風習」などで詳しく説明しています。

 


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