葬儀の用語集~か行~

いい葬儀【記事監修】
いい葬儀

記事監修いい葬儀

香典の正しい入れ方は?中袋なしの作法や香典袋の閉じ方、書き方など
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【か】

【き】

【く】

【け】

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回忌

年忌法要または回忌法要を指す。
2年目の祥月命日を三回忌といい、以降、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌の節目で法事が営まれる。

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開眼法要

石碑がお墓となるために行われる仏教的儀式で、「魂入れ」「入魂式」などとも呼ばれる。
納骨式に一緒に行われるのが一般的。
改葬の際は閉眼法要(魂抜き)をして、移転先の新しいお墓で開眼法要を行う。
なお、浄土真宗では開眼法要は営まない。

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改葬

いわゆるお墓の引っ越し。元のお墓から新しいお墓へと遺骨を移すことをいう。
墓石そのものは動かさずに、遺骨のみを移す場合が多い。
新しくお骨を移す墓所を取得し、元の墓所は墓を移す承諾を得た後、原状復帰を行う。
なお、改葬を行う際には改葬許可証が必要である。

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戒名

本来は仏教徒であることの証として付けられる名前だが、現在では、一般的に故人となった場合に付けることが多い。
宗派によっては「法名」とも呼ばれる。字数は院号の有無や宗派によって異なる。

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過去帳

その家々の故人名前(俗名)、戒名(または法名)、没年月日、死亡年齢などを記した、各家庭に伝わる系譜(帳面)。
浄土真宗では位牌を祀らず、過去帳をお仏壇に供えることが本式とされている。

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火葬

ご遺体を焼いて骨にする方法。「荼毘(だび)に付す」ともいう。
日本では最も一般的で、普及率は100%近いとされる。
基本的に、お墓には火葬されたお骨(焼骨)を骨つぼに入れて納める。火葬以外の方法は認められていない地域もある。

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火葬許可証

市役所などで発行される火葬をするための許可証。
基本的に、亡くなった際に「死亡届」と「火葬許可申請書」を市役所などに提出すると発行される。
火葬後は、火葬許可証に火葬済みの証印が押されて「埋葬許可証」になり、これをもって納骨が可能になる。

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形見分け

故人と親しかった人たちに、故人の思い出の品々を譲ること。
特に決まりはないが、多くの場合、忌明けを一つの区切りとして形見分けを行う。
神道では五十日祭前後、キリスト教では1カ月後などに形見分けが行われることもある。
なお、高額な品物や美術品、骨董品(こっとうひん)などは相続税の対象となる場合もある。

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神棚

神道において神様(一般的には天照皇大神と氏神)をお祭りする場所。
造りにより「一社造り」「三社造り」などがある。米、水、塩や榊(さかき)の枝葉などを供える。

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神棚封じ

神道において、忌中の儀式のことをいう。死によるけがれから守るために神棚の扉を閉め、そこに白い紙を貼る。
五十日祭が神道での忌明けにあたり、このときに神棚封じを外し、それ以後は通常どおり、お供え物をしてお祭りをする。

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忌明け・四十九日

亡くなってから49日目に行われる法要を「忌明け法要」といい、一般に忌中が明ける節目の時期とされる。また、納骨の時期として選ばれることも多い。
「忌中」とは、祝い事への出席などを控える期間のこと。
四十九日という節目のいわれは、仏教において故人の行く先が49日目に決定するという考え方による。

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忌中札・忌中紙

身内が亡くなった際、玄関などに貼る「忌中」と書かれた紙のこと。
「けがれを外に出さない」という意味があり、通夜などの日時や会場が記されていることもある。
忌中札は、基本的に四十九日の忌明けのときに取る場合が多いが、地域によって異なる。

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危篤時遺言

死期が迫った状態のときに残される遺言。3人以上の証人が必要など、遺言として認められるために一定の条件を満たさなければならない。録音で残したものなどは法的に無効。
また、遺言から20日以内に家庭裁判所に遺言確認のための審判の申し立てをしなければ効力が発生しない。
遺言を残した本人が危篤状態から回復した場合、危篤時遺言は6カ月を過ぎると無効となる。

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記念の集い

キリスト教のプロテスタントにおける法要のこと。
主に亡くなってから7日目、10日目、1カ月(あるいは20日目の場合もある)の月命日や毎年の命日に行われる。牧師を招いて説教を聞き、祈りをささげて故人をしのぶ。
ちなみに、カトリックでは「追悼ミサ」と呼ぶ会を行う。

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供花

香典や供物と同様に、葬儀のとき故人のために生花を供えること。花輪を供える場合もある。
近年は葬儀社などが手配することが多い。
なお、供花を贈った場合、香典は不要とされていたが、最近では香典を別途用意するケースが増えている。

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享年

死亡時の年齢のこと。行年ともいう。

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行年

死亡時の年齢のこと。享年ともいう。

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清めの塩

神道の考え方をもとにしたもので、葬儀などから帰ったとき、玄関に入る前に体に塩をふりかけて、けがれを払い清めること。
キリスト教や浄土真宗などでは行われないが、地域によっては宗旨宗派を問わず慣習として行うところもある。

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金仏壇

金箔(きんぱく)や漆で彩られた仏壇のことをいい、「漆仏壇」と呼ばれることもある。
仏壇は、金仏壇と唐木仏壇とに大きく分けられ、金仏壇は浄土宗や浄土真宗などで用いられることが多い。また、地域としては関西や北陸、東北などでよく見られる。

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釘打ち

仏式の葬儀で行われる、石を用いて柩(ひつぎ)に釘を打つ儀式のこと。
一般的には近親者が頭に近いほうの釘を打ち、足元のほうへと順に打っていく。
最近では打つふりだけで実際には釘を打たなかったり、釘打ち自体が省略されることも増えてきた。また、釘打ちを行わない宗旨宗派もある。

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鯨幕・蘇幕

白黒の縞(しま)の幕。主に、通夜や告別式の際に会場周辺につるす。
弔事に鯨幕が使用され始めたのは昭和に入ってからで、それ以前は黒い幕が、さらに古くは白い幕が使われていたとされる。
なお、神社などでは慶事のときも鯨幕を使用することがある。

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朽木幕

白地に紫で朽ちた木を図案化した文様が入った幕。
神道式の葬儀で使用される。
朽木幕のほか、しめ縄などで祭壇が飾られる。

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グリーフケア

大切な人を失った遺族が、その悲しみや心の傷を乗り越え、立ち直っていく過程を見守り、さまざまなかたちでサポートすること。
グリーフ(grief)とは、「悲嘆、深い悲しみ」という意味。

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くりだし位牌

複数の戒名が書かれた木版を一つに納められるようになっている位牌のこと。位牌が多数あり、仏壇に納めきれないときなどに使用される(10~15枚くらい収納可能)。
普段は「○○家先祖代々之霊位」などと書かれたものをいちばん手前にして祭り、法要の際には該当する故人のものを前にする。
位牌にはこのほか、個々に置かれる「本位牌」や、四十九日まで使用される「白木位牌」がある。

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華厳宗

仏教の宗派の一つで、華厳経をよりどころとする。本尊は盧舎那仏(るしゃなぶつ)。
哲学的な考えが色濃く、東大寺(奈良県)大仏建立の思想のもととなった。
その歴史は古く、十三宗五十六派や南都六宗にも数えられる。
十三宗五十六派とは、華厳宗、法相(ほっそう)宗、律宗、天台宗真言宗日蓮宗浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、臨済宗曹洞宗、時宗、黄檗(おうばく)宗の13の宗派とその宗派に属する派のこと。
また、南都六宗とは、法相宗、倶舎(くしゃ)宗、三論宗、成実(じょうじつ)宗、華厳宗、律宗の6宗派。

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血脈

仏教用語で、師から弟子へと教えを伝えたことを意味する。
教えのほかに、本尊や宝物などを授ける場合もある。
相伝することから「血脈相承(けちみゃくそうじょう)」ともいう。

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献花

キリスト教の葬儀で、柩(ひつぎ)や献花台に花を手向けること。
仏式の葬儀でも行われる場合がある。
一般的な作法としては、花が右、茎が左にくるように両手で受け取り、一礼したのち、時計回りに90度回して花を自分のほうに向け、柩や献花台に置く。

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建墓

お墓を建てることそのものを指す。石材店の立場ではなく、施主の立場で使われる。

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合斎

異なる年忌法要が同じ年に重なるとき、施主・参列者ともに負担を減らすため、2つ(あるいは2つ以上)の法要をまとめて執り行うこと。「併修(へいしゅう)」とも言われる。
特に、法要を行う寺が同じ親類同士などの場合によく行われる。
ただし、一周忌までは故人だけで単独の法要を行うことが望ましいとされる。

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香食

お香をたいて供えること。仏様やご先祖様にとっては、お香が何よりのごちそうとされている。

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公正証書遺言

遺言を残す本人と、法文書作成の専門家である公証人で作成した遺言状。
法的な力や証拠性が高いとされる。
2名の証人のほか、署名・捺印(なついん)、作成のための費用が必要。
専門家が作成するため無効になる心配がない、原本が公証役場に保管されるため改ざんのおそれがない、遺言の内容について秘密が厳守される、本人の死後20年は保管されるなどのメリットがある。

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香典

仏式の通夜や葬儀の際に包む、故人に対するお供えもの。主にお金を包むことが多い。
神道の場合は「御玉串料」「御榊料」「御霊前」、キリスト教の場合は「お花料」などというように呼び名が変わる。

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香典返し

四十九日の法要が終わったら、無事に忌明けが済んだこと、法要に参列してもらったことに対する感謝とお礼の気持ちを込めて、お返しの品をお礼状とともに贈る。
のり、お茶、調味料、タオルや菓子などを贈ることが多い。金額は「いただいた額の半額」あるいは「3分の1」など地域によって異なる。
なお、神道では五十日祭をめどに、キリスト教では1カ月目のミサや記念の会などでお礼の品を贈るなど宗旨宗派によっても違いがある。
また、一般的に香典返しに対してお礼状は不要とされる。

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香典袋

葬儀のときなどに香典を入れる袋。「不祝儀袋」ともいう。
表書きは宗旨宗派によって異なる。仏教では「御香典」「御霊前」など(ただし、浄土真宗では「御仏前」)、神道では「御玉串料」「御榊料」など、キリスト教では「お花料」など。

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合同法要

同時期に法要が重なった場合、一度にまとめて行う法要のこと。
あるいはお盆やお彼岸などのとき、寺院などに僧侶(もしくはそのお寺の檀家)が集まって法要を行うこと。

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香炉

墓前で線香を上げるためのお墓や仏壇の付属品。
線香を立てるタイプは「香立」と呼ばれる。

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五戒

仏教徒が守るべき基本的な5つの戒めのこと。
・不殺生戒(ふせっしょうかい・生き物を殺してはならない)
・不偸盗戒(ふちゅうとうかい・盗みをしてはいけない)
・不邪淫戒(ふじゃいんかい・不貞行為をしてはいけない)
・不妄語戒(ふもうごかい・うそをついてはいけない)
・不飲酒戒(ふおんじゅかい・酒を飲んではいけない)

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告別式

通夜の後に、故人の成仏を祈念して見送る法要儀式。
一般的な流れとしては、僧侶による読経などが行われ、告別式が終わると荼毘(だび)に付される。
かつて告別式は墓前で行われており、通夜と葬儀、告別式はそれぞれ別に行われていたが、最近では葬儀と告別式を一緒に行うことが多い。

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五十回忌

亡くなってから満49年を迎える年に執り行う法要のこと。
この五十回忌、あるいは三十三回忌を最後の法要として、弔い上げ(故人が極楽往生したと考える)とする宗派が多い。

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骨上げ

火葬後、故人と縁の深かった人たちが2人1組となって箸で遺骨を拾い、骨つぼに納めること。
一般的には、最初に歯を拾い、その後は足から頭のほうへ順に拾っていく。
また、喉仏の骨は一番近しい人が拾うことが多い。

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骨つぼ

焼骨を納めるつぼのこと。
一般的に、お墓のカロート(遺骨を納めるためのお墓の納骨棺部分)には骨つぼごと納骨する。
地域によって骨つぼの大きさや形に違いがある。

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