お寺でゆっくり漫画三昧。東京・港区にお寺の漫画図書館登場!

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気軽に入れて、漫画読み放題。そんなお寺があるってご存知ですか?

今回は東京・港区にある「お寺の漫画図書館」をご紹介します。

 

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「お寺の漫画図書館」とは?

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東京都港区にある芝公園の近くにある、多聞院というお寺に2015年10月にオープンした図書館です。

300冊以上ある蔵書は全部“仏教に関わる”コミック!

とはいっても、難しい教えを無理やり漫画で解説するという類のものではありません。

主な蔵書は、仏教漫画の代表格とも言える、手塚治虫の『ブッダ』や密教世界をモチーフにした「宗教漫画ブームのはしり」と言われる『孔雀王』。

ブッダとイエスが下界のバカンスを満喫するという設定で繰り広げられるコメディ、『聖☆おにいさん』などもあります。

 

開館日は毎週2回ですが、時々、法要などがあると休館になったりもするようです。

 

ちょっと懐かしい雰囲気の中でゆったり

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もともとは増上寺にお参りする大名の休憩室とか、僧侶を志して仏教を学ぶ若者たちの寮という役割をしていたという多聞院。今でも一見、普通の民家のようなたたずまいです。

玄関を開けると、まるで実家に帰って来たかのような、懐かしく、温もりのある空間が広がります。

上がって左は台所、中央が図書館、そして右にご本尊のお部屋があります。

図書館になっている畳敷きの部屋の真ん中には大きな座卓が置かれ、奥の棚にはコミックがずらりと並んでいます。

こじんまりとした庭に面して廊下が続いて、明るい日差しが入って来ます。

縁側で読書するのも気持ちが良さそうです。

台所ではセルフサービスでお茶が自由にいただけます。

さらに、希望すれば、写経や写仏もできるそうです。

 

スタッフは皆お坊さん

図書館を管理・運営するスタッフは、全員お坊さんです。

館長は多聞院の土屋正道ご住職。ご自身もある漫画に登場する僧侶のモデルになったとか。

また、尼僧さん(女性のお坊さん)でプロの漫画家でもある悟東あすかさんは、玄関先にある看板や、パンフレットなどのイラストも描いています。

さらに、受付の安憲永さんは韓国の尼僧さん。韓国のお寺から派遣されてきましたが、日本の仏教に魅了されて任期を過ぎても日本に残ることにしたそうです。

そのほかのスタッフの方々も皆、お坊さん。お坊さんが運営する図書館です。

 

どうしてお寺で漫画図書館?

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故郷を離れて、そのまま故郷にあるお寺と疎遠になってしまったというように、東京にはお寺とつながっていない人がたくさんいます。

「本来、仏教はつながりの宗教ですから、多くの人とつながるためにこれまでもさまざまなことを試みてきました。そういった活動の延長線上にあるのが、お寺の漫画図書館です」と、土屋住職は言います。

今後訪れる人が増えていけば、開館時間を長くするなど、より多くの人が利用しやすいように対応していくそうです。

現代アートの展覧会やダンス、太極拳などさまざまなイベントも構想中とのこと。

念仏道場の基本は守りながら、寺院の敷居を低くし、門戸を広げて、ふらっと立ち寄れる。そんなお寺作りを目指していくそうです。

 

お寺の漫画図書館の場所と開館日

住所

〒105-0011 東京都港区芝公園2丁目9−15

●都営三田線「芝公園駅」A3出口から徒歩2分
●都営浅草線「大門駅」A3出口から徒歩6分
●JR山手線「浜松町駅」北口から徒歩9分

のところにあります。

開館日

・毎週土曜日 10~17時
・毎週水曜日 18~20時(但し、祝日は休館)

URL:http://mangatosyokan.com/

 

 

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