【お葬式Q&A】「香典返しはいらない」と言われましたが、どうすれば良いでしょうか?

スマホCTA(電話をかける)

皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は
“祖母が他界し、職場の上司からお香典を預かりました。「香典返しはいらない」と言われましたが、この場合どのようにたいおうすればよいでしょうか。”ということなんですね。

ご質問のように、お香典をいただく際、香典返しを辞退されることがあります。
直接言われる以外にも、香典袋の中に「お返しなどのお気遣いはご遠慮いたします」など、記載されていることもあります。

基本的には、お返しをご辞退された場合は、先方のご厚意としてありがたくお受けするのがマナーです。
今回はお祖母様へのお香典ということで、上司の方からいただいたお香典は、実際の喪主であるご両親のどちらかにお渡しすることになると思いますが、もしかしたら、お礼状を預かるかもしれません。

この場合は、お礼の気持をお伝えするということですので、お返しとは見なさず、上司の方へお渡しして結構です。

それから、今回のご質問のケースと逆の立場のご質問も多く寄せられています。
たとえば、お葬式に参列する際に、訃報通知などに「お香典・供花などのご厚志はご遠慮いたします」という、こんどは、ご遺族側にお香典を辞退された場合に、どう対応すればよいか?という内容です。

この場合も考え方は同じで、無理にお渡ししたところで、先方はお返しの準備をしていなかったり、余計な気を使わせてしまったりということにもつながりますので、基本的には、先方のご遺族のご意向を尊重しましょう。

お香典も供花も辞退されたが、それでも何か弔意を示したいという場合は、
弔電を打ったり、お悔やみの手紙を書いたりと、「物」や「お金」ではない方法であれば、マナー違反にはなりません。参考にされてください。

ということで、今回のご質問
”祖母が他界し、職場の上司からお香典を預かりました。「香典返しはいらない」と言われましたが、この場合どのように対応すればよいでしょうか?”にお答えしました。

葬儀・お葬式を地域から探す