【お葬式Q&A】職場の数人でお香典を一緒に出すことになりましたが、名前は何と書けば良いですか?

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は“職場の数人でお香典を一緒に出すことになりましたが、名前はなんて書けばいいですか? ”ということなんですね。

お香典を用意する際の表書きは、本当に多くのご質問をいただくテーマで、いかに多くの方が悩んでいるか、いつも実感しています。
今回のご質問のように、連名でお香典を用意するということも、仕事関係ではよくあることですよね。
まずお香典をお包みする際に、何よりも大切に考えることは、受け取るご遺族が困らないようにするということです。
 
お葬式の際、お香典を受け取ったご遺族が困ることとは、
まず、誰からのお香典かよくわからないこと。
たとえば、●●一同とだけ書いてあって、ご遺族がそのグループをよく知らない場合などです。
 
次に、お返しする住所が分からないこと。たとえば、お名前や会社名だけで、住所が書いていない場合などです。
さらには、どなたにお返しすればよいかわからないこと。たとえば、1万円のお香典に、10名のお名前がある場合などです。
 
お香典とは、お悔やみの気持ちの一つの形ですから、ご遺族もわからないからといって無視できないものなんですね。
悲しみの中、忙しくされているご遺族を、事務的なことで困らせてしまわないよう、最大限の配慮をしてください。
 
さて、職場の数人でお香典をお包みする際の名前の書き方ですが、
まず連名にするか、グループにするかを迷われるのではないでしょうか。
 
この場合、連名にするのは多くても3名までと覚えておくとよいでしょう。
3名までの場合は、右側から目上の順にフルネームを記入し、中袋には全員分の氏名と住所を書いておきます。 住所は、これは会社の住所でも構いません。
 
グループでお包みするという場合は、表書きには「○○会一同」や、「株式会社○○営業部一同」のように、全体を表す名称だけを書きます。
「有志一同」というのも便利な表現です。
 
そして、別紙にグループ全員の名前を書いて入れておきます。
中袋には、代表者の住所、もしくは会社の住所を記入しましょう。
 
人数が多い場合などは、ご遺族がお香典返しで困らないよう、「香典のお返し等はご無用に願います」と書き添えておくのも一つの方法です。
たとえ故人とは親しいお付き合いがあったとしても、ご遺族とは面識がない場合も多々ありますので、「故人とどんな関係だったか」を分かりやすいようにしておくのも大切な配慮です。
 
 

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