【お葬式Q&A】初めてのお盆で、準備しなければならないことは何ですか?

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皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は“初めてのお盆で、準備しなければならないことは何ですか?”ということなんですね。

もうそろそろお盆の準備、始める時期かもしれません。
初めてのお盆のことを初盆(はつぼん)、また地域によっては新しいお盆(新盆)と書いて、「にいぼん」ですとか「あらぼん」と読むんですね。

呼び名はさまざまですけれども、どの場合も初めてのお盆というのは仏様になった故人が、亡くなってから初めて里帰りをする、大切な行事として通常のお盆よりも手厚く、丁寧にお迎えをします。
精霊棚(しょうりょうだな)を飾ったり、迎え火、送り火をしたりするのは通常のお盆と同じなんですけれども、初盆では僧侶や近親者を招いて初盆法要を営んだりするんですね。
また、飾る提灯も初盆専用の絵柄の無い白提灯を飾るのが一般的です。
 
注意点なんですけれども、初盆を迎えるには四十九日法要が営まれているということが条件となります。
仏教では、四十九日法要をもって仏様となって旅立って行くと考えられている宗派が多いからなんですね。
故人が亡くなってから四十九日以内にお盆が来る場合は、初盆は翌年となりますので、注意してください。
また、お盆を迎える地域が7月に迎えるところなのか8月なのか、それは四十九日の後になるのか、この辺はよくよく確認してくださいね。
最後に、お盆とは仏教行事でもある一方で、地域土着の風習という面もあるんです。
ですから、その地域の進め方に則って、お盆を迎えるようにしてください。
 
またご家庭の宗派が浄土真宗の場合は、仏様への考え方がほかの宗派とは異なるんですね。
また、お盆の迎え方も違う場合がありますので、迎え火などを焚かない場合もあるんです。ですから詳しい進め方は、菩提寺に聞いてみるのが確実かもしれません。
ということで、今回のご質問、“初めてのお盆で、準備しなければならないことは何ですか?”にお答えしました。
ありがとうございました。

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