【お葬式Q&A】家族葬と、密葬や直葬との違いは何?

スマホCTA(電話をかける)

皆さん、こんにちは。葬儀相談員の市川愛です。
“教えてお葬式”ということで、このコンテンツでは皆様からいただいたご質問にお答えしています。

今回いただいたご質問は“密葬と家族葬と直葬の違いは何?”ということなんですね。

これは大変多くの方からいただいているご質問です。
密葬と家族葬、これはですね、どちらもお身内だけで見送る小さなお葬式ということで、明確な違いはないんですね。
もともと密葬という言葉の方が古くからある言葉なんですけれども、本来の密葬の意味というのは身内でお別れをした後に、後日、対外的なお別れを行う“本葬”これといわばセットになっていたものなんですね。
ただ近年、本葬をせずに密葬だけを行うというケースが大変多くなってきました。
そうなると、密葬を終えましたという通知をうけた方が本葬があるのかないのかわからず、お別れができるのかできないのかわからず迷ってしまいますよね。
そこで生まれた言葉が家族葬といわれているんです。

某葬儀社さんが、本葬のない密葬プランとして、プラン名としてつくった言葉ともいわれているんですね。
それがいつのまにか、全国的に広まって一般化したまだまだ新しい言葉ではありますね。
ただ密葬と家族葬、この二つに大きな違いはなく、身内だけで見送る小さなお葬式という意味合いでほぼ同じということなんです。
ご質問のもう一つ“直葬”これはですね、お葬式をせずに火葬だけを行うという意味合いの言葉です。
お葬式の“葬”の字がついていますから、何か儀式を行うと考えるかたも多いかもしれませんけれども、これは火葬を行って遺骨にする、実際はこれだけのことなんですね。
これは個人的な考え方かも知れませんけれども、直葬を行った方の中にはですね、見送った方の中には、なかなか見送った実感がわかずに、ずっと心にストレスを抱える方もいらっしゃいます。
そいうった後悔を避けるためには、例えば祭壇を飾るなどのお金をかけずとも、故人をご自宅に一晩寝かせてあげて、故人の大好物だった食べ物をですね、同じ空間で食卓を囲んだり、一晩語り合うなどしてお別れの場面を持つ、こういった時間が必要なのではないかなと思います。
例えば直葬を実際に考えられている方も、今一度ですね、故人を見送るこの意味をゆっくり考えてみてはいかがかなと思います。

ということで今回のご質問“密葬と家族葬、直葬の違いは何?”にお答えいたしました。
ありがとうございました。

 

家族葬の費用や流れなど詳しい説明はこちらをご覧ください。

家族葬とは – 流れ・意味・費用

葬儀・お葬式を地域から探す