ご自宅で送るお葬式。「家族葬」についてのマナー

家族葬とは
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ご自宅からお見送りするお葬式。
シリーズ3回目は弔問する際のマナーをご紹介致します。

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自宅で行う家族葬

自宅といっても一軒家、マンションやアパート・団地などさまざま。
また、家族を中心にした少人数のお式なのか、ご近所含め家族の会社関係・知人など広範囲にお知らせをするお式なのかで弔問する側の対応も違ってきます。

今回は、【ご自宅で家族葬】となった場合の弔問する側の心構えやマナーについて触れておきます。
私は終活セミナー等で一般の方へお話させて頂く機会も多いのですが、話すテーマが「家族葬」の場合、最も多いご質問は下記のような内容です。
「近所付き合いのあったおばあちゃんが亡くなり、自宅で家族葬をすると聞いた。生前、その方にお世話になったので参列を申し出たが家族葬なので辞退頂きたいと喪主から言われた。本当に参列しなくてよいのか?」
皆さんも同じように迷われたことはありませんか?

「家族葬」はマスコミの影響でイメージだけが先行してしまった、いわゆる定義がない形態ゆえに前述のご質問のように参列する側が戸惑うケースがたいへん多いですね。
喪主・遺族から明確な参列辞退の希望が出ているのであれば弔問は控えましょう。
そして、明確な参列のお願いがない場合は参列しないほうが無難。
「家族葬」が増えてきた昨今、葬儀社でも自宅で行われる葬儀の場合は、近隣の方々への対応の仕方・弔問辞退の際の伝え方など事前にアドバイスをしてくれますので、遺族側となった場合もご近所と親交があるのであればマナーの一環として配慮が必要です。
一方、遺族から参列を希望する電話連絡や対面依頼があった場合は伺うようにしましょう。
「ご遺族から参列辞退を告げられた場合、香典も出せないのであれば弔電や供物を送るのは大丈夫か?」
終活セミナーではこうしたご質問も多く承ります。
弔電はよろしいかと思います。
ただし、遺族側が供花・供物などのお供え物をもらった場合、送り主に対し返礼の品を用意しなければならないので再考したほうがよいでしょう。
ご自宅で家族葬を行うケースで、ご近所の方と親交が続いている場合、供花や供物の辞退についてもお伝えすることが喪主・遺族側の心配りではないでしょうか。

いずれにせよ、施主側も弔問する側も自宅での家族葬の場合、対応に迷ったら葬儀社に遠慮なくアドバイスを求めましょう。

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