お彼岸の迎え方

お彼岸の迎え方
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この夏は非常に暑かっただけでなく、局地的な大雨に見舞われました。
土砂災害により多くの尊い命が奪われました。心よりご冥福をお祈り致します。

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お彼岸の意味は?

9月は陰暦で「長月(ながつき)」。
夜が長くなるので「夜長月」ともいわれ、秋分の日の前後は「お彼岸」(秋彼岸)を迎えます。年間を通し、お盆に続いてお墓参りが最も多くなる季節でもあります。
お彼岸の迎え方そもそも「お彼岸」とは何なのか触れておきましょう。
「彼岸」は仏教行事のひとつ。
煩悩や迷いの世界「此岸(しがん)」、つまり今、私たちが生きている世界にある者が、仏教の修行をすることで悟りの世界「彼岸(ひがん)」の境地へ到達することができるというもの。
太陽が真東から上がり真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日をはさんだ前後の三日間の合計七日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様のご供養をすることで極楽浄土へ行くことができると考えられていました。
ちなみに、今年2014年の秋のお彼岸は、9月20日に彼岸入り。秋分の日である9月23日がお中日。彼岸明けは9月26日となります。

お彼岸には何をするの?

お彼岸にはお盆のように、例えばご家族の方が亡くなって初めてのお彼岸だから、特別に何かをしなければならないとか、地域によっての風習や慣習などはありません。一般的なお彼岸の迎え方としては「お仏壇、仏具のお掃除」や「お墓参り」などをします。

お彼岸のお布施の目安

また、寺院によっては「お彼岸法要(彼岸供養)」が行われ、その際にはお寺への読経料として「お布施」をお渡します。不祝儀袋または、白無地の封筒の表書きは「お布施」でよいでしょう。ちなみに、寺院が開催する合同の彼岸供養祭の場合、お布施は3,000円から1万円くらいを包むことが多いようです。
ここで、お布施を僧侶にお渡しする際のワンポイント・アドバイス。
お布施はそのまま手渡しするのではなく、袱紗(ふくさ)といわれる不祝儀袋を包むミニ風呂敷を用いたり、小さな黒いお盆に乗せてお渡しすると丁寧です。

ところで、お彼岸のお供え物として有名なお菓子が「ぼた餅」や「おはぎ」ですが、春は牡丹(ぼたん)の花にちなんで「牡丹餅」、秋は萩(はぎ)の花にちなみ「おはぎ」といいます。
「食欲の秋」とはいえ、まずはご仏壇にお供えしてからいただきたいものですね。

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