喪主の役割や挨拶例

2018年3月20日

葬儀を執り行う際、その葬儀の責任者が喪主です。打ち合わせや準備の段階から葬儀後まで、さまざまな「やらなければならないこと」があります。

実際に手を動かさなければならないことの多くは葬儀社が行ってくれますが、喪主が判断しなければならないことは多岐にわたります。

喪主とは?

喪主というのは、葬儀を主催する責任者です。また、故人に代わって
参列者を迎える、遺族の代表者でもあります。

喪主の役割

喪主というのは、葬儀を主催する責任者です。また、故人に代わって
参列者を迎える、遺族の代表者でもあります。

・責任者であり代表者

喪主は、葬儀を主催する責任者であり、遺族の代表者でもあります。葬儀は、家族や親族、葬儀社や菩提寺、参列者などが故人を送る行事です。

かかわる人が多く、それぞれの立場や考え方も異なるため、意見が割れることもあります。そんなときに決定権があるのは喪主です。喪主の一番の役割は、決断することと言っても過言ではありません。

・弔問を受ける

喪主は、弔問客からの弔問を受けます。
近年では、参列しやすい時間帯に行われるため、通夜に弔問する人が増えていますが、通夜、葬儀・告別式ともに、故人の側に付き添い、弔問客を迎えます。

弔問客には丁寧に挨拶し、お悔やみの言葉などをかけられたら、「ありがとうございます。故人も喜んでいることと思います」 というように、簡潔にお礼を述べます。

・挨拶をする

葬儀では、喪主が挨拶をしなければならない場面が何度かありますが、特に通夜式終了時と告別式終了時には、喪主から挨拶をすることが多いです。
それ以外には、通夜振る舞いの開始時もしくは終了時と、精進落としの開始時もしくは終了時にも、喪主が挨拶をする場合があります。

・葬儀後のお礼や法要

葬儀が終わると、寺院や手伝ってくれた人、参列してくれた故人の友人・知人など、葬儀でお世話になった人へ、お礼の挨拶回りを行います。直接訪問するのが一番ですが、できない場合には、電話や、香典返しなどと一緒にお礼状を送ります。
三回忌や十三回忌、四十九日や一周忌など、葬儀後の法要を中心になって取り仕切ることも、喪主が担うケースもあります。

喪主は誰がやるべきなのか?

喪主の決め方

喪主の決め方に法律的なルールはありません。故人の家族や親族が相談して決めることが多いようです。
慣習としては、次のような順番となっています。

1.配偶者(故人の夫や妻)
2.子ども(長男または長女)
3.親(故人が若年の場合)
4.兄弟姉妹

血縁を優先

親が亡くなり、その子どもが娘だけで、嫁いでいるという場合には、故人の実の子である娘が喪主を務めた方が良いのか、それとも故人の義理の息子である娘の配偶者が喪主を務めた方が良いのか、悩む人が少なくありません。
以前は、女性よりも男性が喪主を務めるケースが多かったのですが、近年は、故人との血縁を優先して、女性であっても、故人の実の子が喪主を務めるケースが増えているようです。
また、一般的には、長男や長女など、兄弟・姉妹の年長者が務めることが多いですが、年齢にこだわらず、兄弟・姉妹全員で喪主を務めるケースも稀にあるようです。

喪主の服装

男性の場合

男性の場合、正式な洋装の礼服は、昼間はモーニングに黒のネクタイ、通夜は黒のスーツです。和装なら、紋付の羽織袴が正式な喪服となります。
ただし、モーニングは昼間に限られた服装なので、通夜では着ないようにしましょう。通夜では、略式礼服である黒のスーツで問題ありません。
靴は光沢のないシンプルなデザインの革靴。靴下も黒色やそれに近い地味な色が無難でしょう。

女性の場合

女性が喪主を務める場合、「和装であるべき」とされた時代がありま
したが、最近では和装で喪主を務める人は、少なくなりました。
洋装なら、黒色やそれに近い地味な色で、無地のスーツやワンピースが一般的です。アクセサリー類に関しては、結婚指輪以外は付けないのが正式なマナーです。付けたい場合は、真珠や黒色の一連ネックレスや、一粒タイプのイヤリングなど、華美にならないものをひとつだけ選ぶと良いでしょう。
靴も、黒色やそれに近い地味な色で、ヒールがあまり高くない、フォーマルな印象のものがベターです。スカートやワンピースには、黒色のストッキングを合わせましょう。
バッグを持つ場合は、光沢や金具のない布製のものが好まれます。
地域によっても異なりますので、不安な場合は家族や葬儀社などに相談しましょう。

喪主の挨拶例文

通夜の挨拶

喪主は、通夜式終了時に、参列者に挨拶をします。重要なのは、多忙な中、弔問にかけつけてくれた参列者に、感謝を込めてお礼を述べること、そして、翌日の葬儀・告別式の告知です。

<通夜式終了時の挨拶例文>
親族を代表いたしまして、ひと言ご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中、ご参列くださいまして誠にありがとうございました。おかげをもちまして、滞りなく通夜を終えることができました。
(故人の闘病生活など、亡くなるまでの経緯などを加える場合もあります)
故人も皆さま方にお越しいただき、さぞ喜んでいることと思います。
(故人の想い出や人となりを加える場合もあります)
ここに、故人存命中のご厚情に対しまして、心より感謝申し上げます。
なお、明日の葬儀・告別式は〇時より執り行わせていただきます。

何卒よろしくお願い申し上げます。
本日は本当にありがとうございました。

告別式の挨拶例文

喪主は、告別式終了時にも、参列者に挨拶をします。重要なのは、多忙な中、弔問にかけつけてくれた参列者に、感謝を込めてお礼を述べることです。
<告別式終了時の挨拶例文>
遺族を代表いたしまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。
本日は、お忙しい中、ご会葬、ご焼香を賜り、誠にありがとうございました。
おかげをもちまして、昨日の通夜、本日の葬儀・告別式を滞りなく執り行うことができました。
故人も皆さまよりいただきました、格別なご厚情をさぞかし喜んでいることと思います。
(故人の闘病生活など、亡くなるまでの経緯や、故人の想い出や人となりを加える場合もあります)
今後は家族で助けあい、故人の分まで頑張って参りたいと考えております。
どうか故人同様、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。
本日は本当にありがとうございました。

挨拶の際に注意すること

「不幸を繰り返さない」ということから、「重ねる」「続く」「再び」といった言葉や、「度々」「ますます」「返す返す」といった同じ語を繰り返して使う言葉は、「忌み言葉」と呼ばれ、なるべく挨拶内で使わないほうが良いとされています。

しかし、挨拶の目的は、参列してくれた人への感謝の気持を伝えることです。また、通夜や葬儀・告別式の最期の挨拶は、悲しみが深いときでもあります。
マナーにあった言葉で挨拶するということは、もちろん大切なことですが、そればかりにとらわれ過ぎてしまうと、負担も大きくなってしまいます。大切なことは、心からの感謝を述べることと考えれば、気持ちにも少し余裕ができるかもしれません。

喪主と施主の違いは?

喪主と同じように、葬儀の場では喪主を施主と呼んだり、また、喪主とは別に施主がいるということもあります。

施主とは

施主は、葬儀の費用を負担し、葬儀を運営する責任者です。一般的には、喪主が施主を兼任することが多いです。
葬儀だけに関する言葉ではなく、結婚式の場合は、結婚する当人2人のことを指しますし、家を建てる場合は、建てる家の持ち主・注文主が施主です。

喪主と施主の違い

本来施主とは「お布施をする主」という意味があり、喪主を資金の面からサポートする役割をもっていました。

しかし、最近ではあまり区別されることはなく、個人葬の場合は、ほとんどが「喪主=施主」となっていることが多いのではないでしょうか。

喪主の年齢、経済的な状況など家庭によってもさまざまなですが、「葬儀の主催者が葬儀の費用も負担する」というケースが少なくないようです。

喪主と施主が異なるケース

<社葬などの場合>

喪主=遺族
施主=会社
*喪家と会社とで費用負担を分担する合同葬というかたちの社葬もあ
ります。

<父親が亡くなった場合>

喪主=息子
施主=母親

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