生きるとは何か

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今は亡き友へ

青葉若葉が光り、風薫る五月になりましたが、お健やかにお過しでしょうか。

私の近所では、田植えが始まり、カエルの合唱が、毎日の様に、聞かれます。

先生におかれましては、お変りございませんか。

私はおかげで元気に過しております。

早いもので、先生にお会いしてから、十二年の年月が、過ぎようとしております。

私が、高校生の時の出会いからになりますと、三十年以上になりますね。

いつもいつも、私達に、大人になった時に困らない様にお話をして下さいましたね。

例えば、「本当に“生きる”とは、どういうことか……」

生きるとは → 生きる → 生み出す(創造)→(ねうち「値うち」価値) + 活きる → ◎活動 = 生活 → 生長、進歩 → 生甲斐(幸せ)よい思い出になる。

生きるとは、生み出すという事でもある。

生きている木は毎年毎年、新しい芽を生み出し、葉を生み出している。

枯木は、めったな事には、芽も出ない、葉も、新しい花も生み出さない。

生きている者は、常に、新しいものを生み出している。

僕は生きている。私は生きている。この証拠物件は、私は、新しいものを生み出しているという事である。これが生きている証拠である。

人間は、植物と一緒で、生きていても死んでいるようなものがある。

酔生夢死……夢のように一生を送ること。何もせずに、空しく死ぬこと。

今日を大切に、価値のある一日を過すこと等を、悟して下さった先生のことばの一部です。

先生は、私が学生の頃に、いろいろなお話をして下さいました。あの頃わからなかった意味が、大人になるにしたがって、わかる様になりました。

私も、五十歳になってやっと、〝生きる〟の意味がわかる様になりました。

先生、ありがとうございました。私も一日一日を大切に、生きようと思います。

かしこ

「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」より

「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」は、父母、祖父母、先生、友人、近所の人など。“あの人”とかつて一緒にいた時に言えなかったこと、想い出や、“あの人”が亡くなった後に伝えたくなったこと、感謝の気持ちなどを綴ったお手紙です。

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