お母さんの明るさは、いつも希望をくれた。嫌な事や困難と思える事も、笑い飛ばすお母さんの強さが大好きだった

今は亡きあの人へ伝えたい言葉
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今は亡き母へ

使命を全うした母へ

いつも仕事に全力投球だったお母さん。あの日も仕事の予定がたくさん入っていました。そんな忙しい中、帰省していた私と孫二人を、離れた駅まで車で送ってくれました。忙しいのを知りながら、甘えてしまった。無理を言って送らせてしまった事、後悔してもしきれません。まさか帰り道で事故を起こして帰らぬ人になるなんて。

言ったことはなかったけれど、小さい時から自慢のお母さんでした。早くに結婚、出産したお母さんは、周りのお母さんよりも少し若かった。でも自慢なのは若さではなく、他のお母さん達と違い、常識や型にはまらない自由な考え方や言動でした。その一風変わった発想で、笑いの絶えない毎日でした。

お母さんの明るさは、いつも希望をくれた。嫌な事や困難と思える事も、笑い飛ばすお母さんの強さが大好きだった。決して怒鳴ったり頭ごなしに押し付ける事なく、悪い事をした時には、きちんと目を見て静かに言って聞かせてくれた。そんな風に育ててくれた事が、とても忍耐力のいる愛情に溢れた接し方だったと、子を持つ今となって痛感しています。

今は亡きあの人へ伝えたい言葉

音楽、映画、絵画、花など美しいものが大好きでしたね。素晴らしいと思ったら子供のように素直に表現していました。そんな素直で優しいお母さんは、多くの人からも愛されました。人の悩みには親身になって耳を傾け、一緒に解決策を探したり、楽しいと思う事は周りを巻き込んで共有して、おしゃべりが上手で面白くて。

お母さんがいなくなって大きな悲しみに襲われて途方に暮れている方が多勢います。皆、お母さんに会いたくてしょうがないんです。また話しを聞いてもらいたい、大笑いしたい、一緒に時間を過ごしたい。そんな風に慕われているお母さんは、やっぱり私の自慢です。お母さんの娘にしてくれてありがとう。

もう居ない事を不意に思い出して涙する日はまだ終わりそうにありません。本当は迷った時に会って話しを聞いてもらいたい。お母さんのアドバイスはまだまだ必要だった。もう直接は教えてもらえないけど、でも今はお母さんの生き方が私の教科書。お母さんありがとう。

「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」より

「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」は、父母、祖父母、先生、友人、近所の人など。“あの人”とかつて一緒にいた時に言えなかったこと、想い出や、“あの人”が亡くなった後に伝えたくなったこと、感謝の気持ちなどを綴ったお手紙です。

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