“不死蝶のアニソンシンガー”和田光司さんのお別れの会。祭壇は青い蝶でした。

2016年4月3日、42歳の若さで亡くなった歌手、和田光司さんのお別れの会が、4月26日、東京都渋谷区にあるライブハウス、LIQUIDROOMで行われました。

16時から17時30分まで、故人の友人や音楽・芸能界関係者の集う式が、そして18時から20時までは、一般のファンの方々が集まる式が開かれ、約 2,000人のファンが集まり、献花のための列がつくられました。

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2度の活動休止から復活

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1999年4月、テレビアニメ『デジモンアドベンチャー』の主題歌「Butter-Fly」でメジャーデビューした和田さんは、デジモンシリーズをはじめ、数々のアニメソングを歌ってきました。

2003年、29歳の時に喉頭癌を患いましたが病を乗り越え、2007年に復帰。2011年に再発した際にも2013年に治療を終え、復帰を果たしています。

病気療養のため2度も活動を休止しながらも、不死鳥のように2度とも歌の世界へと復帰を果たしたことから、「不死蝶のアニソンシンガー」と呼ばれていました(デビュー作のタイトルから、「鳥(ちょう)」が「蝶(ちょう)」になったそうです)。

祭壇はもちろん“不死蝶”

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会場の入り口にはモニターを設置。和田さんの歌うアニメソングなど映像が流れています。

そして、和田さんの衣装や、写真などのパネルが並んでいます。

さらに奥に入ると、客席が並び、ステージには代表曲「Butter-Fly」にちなんで、青い蝶をモチーフにした花祭壇が飾られています。

祭壇に向かって左手には大きなスクリーンが用意され、関係者のみで行われたお別れの会では 2014 年 8月にさいたまスーパーアリーナにて行われた『Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-』の 出演時のライブ映像を観賞。

その後 TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の関係者らや 同事務所に所属する影山ヒロノブさんより、弔辞が述べられました。

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ライブハウスでのお別れの会

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和田さんのお別れの会の会場となったのは、JR山手線、または東京メトロ日比谷線の恵比寿駅から、歩いて7分くらいのところにあるライブハウスでした。

一般的にお葬式の場合、使用できる会場は限られていますが、お別れ会や偲ぶ会では、故人にちなんだ場所を選んだり、選択肢は広がります。

ホテルなどのほか、施設の協力を得られれば、カフェや、ちょっと変わった例では博物館や電車の中などでも、お別れ会を行うことができます。

和田光司さんプロフィール
1999年4月、テレビアニメ『デジモンアドベンチャー』主題歌「Butter-Fly」でメジャーデビュー。
オリコンチャート47位にランクインや、数あるアニソンランキングなどで1位もしくは必ず上位に位置づけされるなど時が経てどもなお今なおデビュー曲「Butter-Fly」は国内外で絶大な支持を得ている。
「Butter-Fly」と共に和田光司独特の掠れた「歌声」はアニソンファンを魅了して止まない。

和田光司オフィシャルサイト 「光司広場III」  より一部抜粋

(文・構成:小林憲行)

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