はじめてのお葬式ガイド
葬儀のことなら「いい葬儀」

終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

台風19号で浸水被害にあったお仏壇をお焚き上げ。地元仏壇・仏具店のボランティア活動

2019年10月12日に日本に上陸し、関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な大雨となり、各地で甚大な被害をもたらした台風19号。自宅が浸水被害に遭った方も多数に上りました。そのような被害にあった方が、親せきの家に身を寄せたり、新たにアパートや仮設住宅などに移り住む際に、問題となるのがお仏壇です。家具と同じように捨ててしまうことにも抵抗があり、どうしていいか分からないという方も多いようです。このような状況を見て、福島県相馬市に本社を構える株式会社鉾建仏光堂では、浸水被害にあった住居の仏壇を無料で引き取るボランティア活動を行っています。同社代表取締役、鉾建祐治さんにお話を伺いました。

お焚き上げをして差し上げるのが地域貢献につながる

台風19号によって浸水したお仏壇の引き取りボランティアを行っている株式会社鉾建仏光堂は、1932年に宮城県丸森町で「鉾建仏具店」として創業しました。現在、宮城県、福島県内にお仏壇・墓石を販売するほこだて仏光堂を7店舗、葬祭会館を5ヵ所、運営していますが、同社の店舗もある丸森町や福島県相馬市は、今回の台風でも特に被害の大きかった地域のひとつです。そこで、日ごろ支えてもらっている地域に貢献したいという思いから、ボランティア活動が始まりました。

きっかけはお客様からの1本の電話でした。台風が過ぎ、復旧のための作業が始まってすぐの10月15日、「泥を被ってしまった仏壇をどうしたら良いか教えて欲しい」という電話が入りました。

現地の社員から連絡を受けた鉾建社長は「だったらお引き取りさせていただこう」と即決しました。「2011年の東日本大震災の経験からも、お客様の希望の中でも多いのはお仏壇の引き取りを希望する声。お焚き上げをして差し上げるのが地域貢献につながる」と言います。

住む場所が定まらないとお仏壇は置けません。台風の被害で家が浸水し、自宅に住めなくなった被災者は、親せきの家に避難したり、近隣の町でアパートを借りたり、仮設住宅に入居したりと引越しを余儀なくされます。新しい住居が決まるまで、畳など他の家財道具は捨てることもできますが、毎日手を合わせていたお仏壇は「捨てられない」という方が多いのです。そうした悩みを聞いて、だったら同社で預かってお焚き上げをして、丁寧に供養することで、安心していただけるのではないかと考えました。

震災の場合、倒れたお仏壇は修理が可能です。ですので東日本大震災の際には、同社でも無料でお仏壇を修復するボランティア活動も行ってきました。しかし、今回のように「水を含んでしまった仏壇は、修復ができないものが多い」と鉾建社長は説明します。

お仏壇の引き取りまでの流れ

お仏壇の引き取りまでの流れは、まず被災者から連絡が入ると、引き取りに行く日時を決めます。被災地では避難している方も多く、住所や連絡先も分からないため、同社からは連絡がとれないケースがほとんど。SNSで発信しても、利用していない人も多く、連絡の取り方が難しいため、被災者からの連絡が入るのを待つしかないというのが現状です。

次に、引き取りの日になると、同社の社員が現場に赴いて、その家の住民の立ち合いの元、仏壇を引き取ります。被害の大きかった地域は大型の仏壇が多く、さらに水を含んでいるので非常に重くなっています。仏壇の大きさなど状況によっては2人で引き取りに行く場合もあります。仏具はまだ使用できるものもあります。それらは泥を落としてきれいにしてから、箱に入れて依頼者にお渡しするそうです。

被災者に負担をかけないお焚き上げ

現在20本ほどのお仏壇を引き取っていますが、今後、懇意にしている寺院と相談してお焚き上げの日程なども決めていくそうです。量も多いため、何回かに分けてお焚き上げすることになるようですが、お焚き上げのお布施などは、同社が用意するので被災者には負担はかかりません。

ただし、お仏壇の引き取りについては、同社の会員制度「一休友の会」に入会している方や同社に浸水した仏壇を持ち込んでくる場合は無料ですが、会員以外の方の場合は有料となります。仏壇の引き取りに社員1名を派遣する場合は5,000円、2人を派遣しなければならない場合は10,000円です。いつでも入会は可能なので、お仏壇の引き取りボランティアをきっかけに入会することもできます。

まとめ

今回の台風19号では日本各地に大きな被害をもたらしました。東北地方の中でも被害の大きかった地域で始まった、 仏壇・仏具店にしかできないボランティア活動。今回の取材で伺った「引き取ることが安心につながる」という言葉がとても強く印象に残っています。

【関連情報】
ほこだて仏光堂の店舗一覧
宮城県の仏壇店一覧
福島県の仏壇店一覧

これからの人生を前向きに過ごすために 終活は早い時期から時期から進めましょう! いい葬儀会員なら入会費・年会費無料 葬儀社よりオリジナル特典+Amazonギフト券最大30,000円分 今すぐ0円で会員登録

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう。

5/5 (7)

葬儀の知識

よく利用される地域の葬儀場・斎場・火葬場

葬儀・お葬式を地域から探す