【お別れ会の作り方】訪問看護ステーションはーと&『Story』

2018年8月23日

2016年3月29日、東京・金町にある訪問看護ステーションで、『Story』のお別れ会を開催しました。

「訪問看護ステーション はーと」(東京都葛飾区)の 木戸恵子代表取締役から、「大切な故人をみんなで囲んで、明るく思い出話ができるような、そんな会を開きたいのだけれど・・・・・・」というご相談をうけ、お手伝いさせていただきました。

今回は、春の温かな日差しの中で開催されたお別れ会について、ご紹介します。

遺族と大切な故人の思い出を語れる場を

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訪問看護の仕事は大変です。

日々、利用者の自宅を回って、医師の指示に従って処置をしたり、洗髪や食事など生活のサポートをしたり、ご家族にアドバイスしたり、その仕事の内容は多岐にわたります。

緩和ケアやターミナルケアなども行っているので、時には死別を経験しなければならないこともあります。

それまで親しくしていた故人のことを思い出すことはあっても、ご家族の心情を想うと連絡するのもハードルは高いし……。反対に、ご家族の側からも、故人の思い出とともに、最期にお世話になった看護師さんを思い出しても、「忙しいだろうし」と連絡するのをためらってしまいます。

年に1回でもいい、大切な故人との思い出をゆっくりと語り合える場所はつくれないか?

そんなお話から、今回の『Story』は、はじまりました。

打ち合わせ

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今回のお別れ会のテーマは「ありがとう」。

打ち合わせを重ねる中で、木戸様のお話を伺いながら、決まりました。

「ありがとう」

ご家族からお亡くなりになった大切な人へはもちろん、お世話になった先生や看護師さんへのありがとうも。いろんな「ありがとう」があふれています。

打合せの中での、何気ない会話から、アイデアが生まれてきます。初めにご提案したプログラムもどんどん変わっていきます。

「同じ経験があるからこそ、わかりあえる想いも、わかちあえる想いもある。」

誰かの口をついたこの一言から、「みんなでやることにこそ、意味がある」と、ただご家族を招待するだけではなく、一緒につくっていこう、ということになりました。

そして、ご家族に大切な方に宛てたメッセージを書いていただく時間を用意することになりました。

会場のカフェをいつもとはまるでちがった雰囲気に

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会場は、訪問看護ステーション はーとが開いている“みのりカフェ”で。

いつもは、ちょっと立ち寄ってコーヒーが飲めたり、いろんなセミナーが開催されたりする、自由な空間です。

今回は、前日からここに入って、大きな幕をはりました。

大切な人を偲び、思い出を語ることができるよう、いつものカフェとは違う雰囲気に変えたいという狙いがあります。

 

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お花は季節の花、桜をふんだんに飾ります。

ちなみに、お別れ会の名称も「遺族会 さくらさくら」です。

 

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祭壇の周りだけではなく、机の上や窓際にも花を置いて、ユリや桜の薫が漂う、リラックスできる空間になりました。

当日は朝早くからおもてなしの準備

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当日は朝早くから準備を開始します。

ご家族を迎えるための、ウェルカムボードは、スタッフが心を込めて一文字一文字書きました。

 

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会場内では照明・音響の確認が開始。

ブラインドから差し込む光の調整から蛍光灯の色の違いを揃えるところまで、細かいところまで入念にチェックし、ちょっとでも気になるところはどんどん直していきます。

音楽や照明というのは「人の感情を引き出す要素」となるため、お別れ会にとって、とても重要な要素なんです。

でも、祭壇の上には何もありません。

シンプルな、ごくささやかな花の祭壇です。

遺族の気持ちが祭壇をつくっていく

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開会前は何もなかった祭壇に、お集まりいただいた16組のご家族それぞれにお持ちいただいたお写真や思い出の品が、少しずつ並んでいきます。

思い出の写真、好物のチョコレート、こけし、賞状などが飾られました。

ハープの献奏と献花で故人を偲ぶ

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ハープの献奏と献花で故人を偲びます。

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看護師さんやスタッフの方々にお料理や飲み物の配膳を手伝っていただきながら、会は進んでいきます。

テーブルごとに、先生や看護師さんと、ご家族の方々が集まり、懐かしそうに語り合っています。

お食事がひと段落したところで、一人ひとりにカードをおわたししました。

このカードに故人へのラブレターを書いていただいて、それを祭壇に貼っていきます。会が進むにつれて、祭壇にみんなの想いが反映されていくように……。

 

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おいしいものを食べながら、みんなでメッセージカードを書いて、祭壇にはって。

心のこもった、この世にたった一つの祭壇ができました。

祭壇の前で手を合わせる人、思い出の品を見ながら語り合う人。

ご家族、そして先生、看護師さんの想いは、大切な方に伝わったのではないでしょうか?

 

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何人かのご家族には、書いたメッセージをその場で読んでいただきました。

涙、笑顔。共感。参加するご家族全員、大切な人を自宅で看取ったという経験を持っているので、とてもいい時間になりました。

 

いかがでしたでしょうか?

当日、看護師さんは、お花にあわせた薄桃色のYシャツを着てきてくださいました。

忙しい中、先生や看護師さんも、総勢約50名の方が駆けつけてくだざいました。

一緒にできるところを一緒に作り、任せていただいたところは全力で取り組む。一方向のサービス提供ではなく、みんなでつくっていけるのがStoryのいいところ。

これまで、ご家族と先生、看護師さんというと、話題は大切な方の病気のことばかりでした。

でも、時間が過ぎて、ちょっと落ち着いた時だからこそ話せることもあります。

大切な方の楽しいときの思い出。ご家族自身のこと。そして、看護師さんのこと。

いろんな話の中から、また新しい毎日が始まっていきます。

 

【お別れ会事例】『Story』のストーリ-
訪問看護ステーション 「遺族会 さくらさくら」
日付:2016年3月29日
場所:訪問看護ステーション はーと「みのりカフェ」
参加:ご自宅で大切な人を看取ったご家族の方、訪問看護ステーションの先生・看護師・ケアマネージャー・スタッフの方々
内容:追悼の言葉・黙祷、カーネーションの献花、ハープによる献奏、軽食、大切な方へのメッセージカード記入
[テーマ]ありがとう
[キーワード]さくら、思い出、明るく
[コンセプト]非日常的な空間でゆったりと、大切な故人をみんなで囲んで明るく。思い出話に花が咲く

 

 

私たちが提供している『Story(ストーリー)』では、お別れ会の企画提案から手配・予約、当日の実施までをお手伝いしています。

ライフエンディング事業を長年にわたって行ってきた株式会社鎌倉新書が責任をもってプロデュースいたしますので、ご興味のある方はぜひご相談いただければと思います。

お別れ会プロデュース Story お問い合わせ(無料) 0120-963-925

お別れ会 Story
お別れ会プロデュース Story https://e-stories.jp/

(文・構成:小林憲行)

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