葬儀は「最後の舞台」。遺された人の心に故人が生きる、唯一無二の空間をつくる

いい葬儀【記事監修】
いい葬儀

記事監修いい葬儀

スマホCTA(電話をかける)

誕生から始まる人生には、入学、卒業、就職、結婚と、節目ごとにさまざまなイベントがある。株式会社リベントがめざすのは、こうしたLife Time Event(ライフタイムイベント)を通じて「幸せ」を感じてもらえる空間づくりだ。
「葬儀も、そうしたライフタイムイベントの1つ」だと、同社執行役員・業務部長の萬代敦氏は話す。同社の花葬儀は、遺族に寄り添って故人の情報を集め、空間全体で故人の人となりを表現する。従来の一般的な葬儀や、ニーズが高まっているといわれる直葬に比べて、時間も手間もかかるスタイルだ。それでも、「ひとりの人が生きた証を、参列者に知ってもらえる葬儀にしたい」という真摯な思いに共感して同社を選ぶ人は多い。人生最後の舞台を彩る花葬儀の魅力を探る。

Adsense(SYASOH_PJ-195)

すべての葬儀が唯一無二のオーダーメイド

同社の花葬儀は、2002年11月の設立時から、ウエディングサービスと並ぶ主軸事業として展開されてきた。設立当初からのこだわりは、オーダーメイドであること。同社がつくる祭壇に1つとして同じものはなく、生み出される空間も一人ひとりの個性を映した「その人だけのもの」だ。 そんな花葬儀に葬儀を依頼をするのは「花が好きな方」だという。見た目のボリュームだけではなく、使われている花の種類や質、そしてお別れの場、全体を意識したデザインに良さを感じ取ってくれる遺族が多いようだ。

「花葬儀」という言葉が示すように、大切なのは生花祭壇だけではない。同社では「祭壇をつくる」とは言わず、「空間をデザインする」と言う。花葬儀は、フラワーデザイナーを中心とした「空間デザインチーム」によって形作られていく。

花祭壇ができるまでの流れは、従来のごく一般的な葬儀や、近年ニーズが高まっている直葬、火葬式などとは一線を画す。故人をしっかりと送り出すために、手間暇を惜しまず、徹底して故人に寄り添うスタイルだ。

「当社は、絶対にノーと言いません。故人がどんな人だったのか、どういう葬儀にしたいのかということを徹底して伺い、伺った思い入れを何としても叶えます。他社様でお断わりされたことであっても、当社ならできます。どんどんわがままを言ってください、という気持ちでご遺族と接しています」(萬代氏)

初回の打ち合わせでは、価格のことよりも「故人がどんな人だったか」のヒアリングに時間をかける。大切な人とのかけがえのない時間を思い出して、ヒアリングだけで5時間以上に及ぶことも少なくない。だが、それは「どのような葬儀がふさわしいのか」を考える上で、非常に重要な時間だ。独特の打ち合わせに驚くご遺族に対しては、故人への思い入れを葬儀で実現していることを説明し、「花葬儀のスタンダード」を知ってもらうことから始めていく。

「他社との比較のために価格が知りたい、という方にはもちろんご案内しますが、価格だけでは測れない付加価値の重要性についてもきちんとお話しします。花葬儀ならその方らしいお葬儀を実現できること、価格に相応の理由があることをご説明すれば、それならお願いしたいという方が多いんですよ。価格以上に、“故人らしさが伝わる葬儀”を求めている方が多いのだと思います」

打ち合わせ後は社内で関係者がミーティングを行い、人々の五感に訴えかける演出を検討。概要が決まったら、フラワーデザイナーも同席して二度目の打ち合わせを行い、デザイナーが手ずから書き起こしたスケッチをもとに遺族とイメージを共有していく。当日も、祭壇から受付、メモリアルコーナー周辺まで、会場内の花の装飾すべてについて打ち合わせに同席したフラワーデザイナーが作りこみをするという徹底ぶりだ。

故人と遺族のために、できることはすべてしてあげたい

花葬儀が生み出す世界観は、実際に施行された葬儀の実例をあげると伝わりやすいかもしれない。

例えば、公園に散歩に行くのが趣味だったという故人の葬儀では、祭壇に紅葉を思わせる枝ものを使い、棺の周りに落ち葉を敷き詰めて、まるで公園のなかに棺が置かれているかのように見える葬儀を実現した。故人と遺族にとって最善と判断すれば、故人が愛した自転車を祭壇の代わりに置くなど、常識にとらわれない演出を選択することもある。

「故人が好んで読んでいた作家にサインをもらって飾ったり、故人の身体を清めてもらうために、お好きだったという温泉に行ってお湯を分けていただいてきたりしたこともありました。遺された方々が在りし日の故人の姿を心に刻み込むことができるのなら、どんなことでもして差し上げたい。スタッフはただ、その一心で動いているんです」

また、会場で使う花はすべて、打ち合わせを終えてから市場に行って買い付ける。故人の人となりを知ることで、はじめてその人を送るのにふさわしい空間を彩る花が決まるからだ。ストックを使うことはあまりないので、会場を飾る花はどれも瑞々しく鮮やかだ。それでも、関東一円の葬儀は、他社と変わらず打ち合わせから5日から1週間で施行している。

すべてのスタッフが持つプロフェッショナリズムとホスピタリティ

「すべては社員の努力と、経験から培われた仕組みのなせる業ですね」と萬代氏は笑うが、花葬儀のクオリティを語る上で欠かせないのが、同社のスタッフ、ひとり一人の「故人とご遺族のために」という徹底したホスピタリティと、自身の仕事に責任をもって取り組むプロフェッショナリズムだ。葬儀が終わると、「事前相談でお世話になった○○さん、打ち合わせに来てくれた××さん、司会をしてくれた△△さん…」という具合に、セクションごとの担当者の名を挙げて感謝の手紙を送ってくれるお客様も少なくないという。

「花葬儀にはプロが集まっている、と言っていただけるように、すべてのポイントにその道のプロを配置しています」

花葬儀が求めるホスピタリティには生来の人間性も大きく影響するため、採用の段階で「故人と遺族に寄り添いたい」「こういうことをしてあげたい」という“ハート”のある人を採用するようにしているそうだ。というよりも、気が付くとそういう人が集まっているという。他の葬儀社から転職してきたスタッフの中には、「心を大切にできる葬儀を実現したい」という夢を持って来る人も多い。

「それぞれの葬儀社によって大切にしていることはもちろん、異なります。ご遺族のためにとことん尽くしたいという思いが、職場によっては受け入れられないということもあるのかもしれません。不完全燃焼に終わった部分が、花葬儀なら追求できるかもしれないという思いで応募してくる方は、活躍してくれますね」

あらゆる「ライフタイム」を全力で支える

同社の事業は今、花葬儀、ライフタイムサポート、フラワーギフト、メディア運営の4本を柱として展開している。ライフタイムサポートは、その名の通り遺言作成、介護施設紹介、相続や不動産の相談、仏壇・お墓の購入、お片付けサービスなど、生活全般をサポートするもので、さまざまな悩みに専門のシニアコンシェルジュが対応するものだ。

「今後は、地域包括ケアの一環として寝たきりの方を支えている方などとの連携を深め、ライフタイムサポートの幅を広げていきたいですね。花葬儀の打ち合わせも他社から見ればそうかもしれませんが、一見すると商売に直結しないようなことも、ライフタイムイベントの中のひとつとして丁寧に取り組んでいきたいと思っています」

まとめ

花好きな方が選ぶ、株式会社リベントの花葬儀。 スタッフひとり一人の思いが、「故人らしい祭壇」ではなく、「故人を記憶に遺すための空間」を創造します。実際に花葬儀で家族を送った遺族からは、「(打合せで)たくさん話を聞いてもらったのが嬉しかった」といった声もあるそうです。スタッフと故人の思い出を共有するところから、花葬儀は始まっているようですね。
株式会社リベントの花葬儀について、詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください。

葬儀・お葬式を地域から探す