たくさんあるぞ!終活関連の資格

いい葬儀【記事監修】
いい葬儀

記事監修いい葬儀

スマホCTA(電話をかける)
アイキャッチ下テキストリンク

終活とは、「死」と向かい合い、自分の人生の最期を自分らしく迎えるために行う準備のことです。2009年に書かれた週刊朝日の連載から「終活」という言葉が認知されはじめ、2012年の「ユーキャン・新語・流行語大賞」のトップテンに選ばれるなど、広く知られるようになりました。現在では、終活を行うことは自分自身そして、家族にとっても重要なこととして考える人が増え、終活に関する資格を取得する人などもいます。

Adsense(SYASOH_PJ-195)

終活を行う目的とメリットとは?

多くの方が終活という言葉を使うようになって、その意味や言葉の解釈もそれぞれ少しずつ変化しているようですが、一般的に終活とは「自分の最期を自分らしく迎えること」を目的とし、それに向かって準備することをいいます。自分らしい最期というのは、十人十色ですが、改めて自分の「死」に向き合い、終活を進めることは、健康状態を含めた自分の現在の状況を客観的に把握することにつながります。

終活で将来を考えることでやるべきことが見える

現状が客観的に把握できれば、より自分の最期そして、自分がいなくなった後にどうなったらよいのか、またはどうしてほしいかが明確になってくるでしょう。

自分の希望や、家族にどうしてほしいかということが明確になっていれば、今何をすべきかもわかってきます。希望を伝えたり、やるべきことをひとつずつ実現していくことで、家族が戸惑ったり悩んだりせず、残された家族への負担を減らすことにもつながります。

さらに、終活を行うことで、自分の財産を明確化し、遺言を残すようにしておけば、遺産相続のトラブルなども避けることができるなどのメリットも考えられます。

終活の資格とは

終活という言葉が広がり、マスコミに取り上げられるなどし、終活を考える人が多くなるにつれ、終活に関する資格も増えてきました。終活をはじめたいと思っていても、「何からはじめたらよいか」「具体的には何をすればよいのか」と悩む人もいると思います。また、終活に悩んでいる人の力になりたいと思い、終活に関する資格取得を考える人もいるでしょう。

終活に関係する資格には、行政書士や司法書士など法的な業務を行える国家資格から、エンディングノートの書き方や生前整理の方法など、どちらかと言えば、終活する人の気持ちに寄り添うような業務が多い民間資格があります。

終活に関する資格を取得したいと思っている場合、自分がどのようなことに関して、知識を深めたいか、力になりたいと思っているかを決めてから、取得する資格を選ぶとよいでしょう。

こんなにある!終活に関する資格

ここでは初心者でも取得が可能な、終活に関する民間資格をご紹介していきます。

*ご紹介する資格は「はじめてのお葬式ガイド」が推薦するものではありません。また資格の適正を保証するものではありません。取得・利用の際には必ず各関係団体にお問い合わせ下さい。

終活カウンセラー

一般社団法人「終活カウンセラー協会」が認定している資格です。終活をはじめるにあたり、どうしたらよいか分からないという人に寄り添い、悩みや話を聞き、課題や問題を洗い出し、どの専門家に相談するかをアドバイスができる資格です。

深く専門的な知識を身につける必要はありませんが、相続、保険、葬儀、遺言、お墓、健康など分野は多岐にわたり、終活に関する総合的な知識が必要になります。また、問題解決を行うだけではなく、悩みを持っている人の話を聞いて、心を軽くする手伝いをするということが大切になってきます。

民間資格であり、初級、上級、上級インストラクターの3つの資格があり、初級は6時間の講習と筆記試験に合格すると取得できます。合格後は、協会に登録をする必要があります。

終活アドバイザー

NPO法人ら・し・さが運営する終活アドバイザー協会が認定している資格です。ユーキャンの通信講座を受講し、検定に合格すれば取得することができます。合格後は協会に入会すると、終活アドバイザーとして活動することができます。

終活、またはそれに関することで発生する問題や課題などに対して、的確にアドバイスを行い、納得のいく人生を締めくくるためのサポートができるようになる資格です。

終活ライフケアプランナー

一般社団法人日本能力開発推進協会が認定している資格です。
終活をはじめる人にエンディングノートを利用することで、終活の目的や希望を把握してもらい、それをサポートする仕事です。キャリアカレッジの通信講座で受講でき、全カリキュラムを受講後、検定試験に合格すると資格を取ることができます。

検定も会場へ出向くことなく、自宅で受験できるので、高齢者の方でも比較的取得しやすい資格と言えます。また、医療・福祉関係や保険業界などに従事する人がスキルアップとして取得することも多い資格です。通信講座資格取得後は、就職・転職のサポート、開業を支援してくれるサポートなどもあります。

終活士

日本終活士協会が認定する資格であり、終活をはじめる人が安心に終活を行えるように、弁護士や行政書士、ファイナンシャルプランナーなどそれぞれの専門家や、医療関係や介護関係者などと連携を取り、終活を行う上での問題点などを改善していくことをメインとした資格です。資格の取得方法は、認定試験に合格後、日本終活士協会の認定会員に登録をするか、終活士養成講座を受講する2つの方法があります。講座は東京、大阪、福岡の各会場へ出向いて受講するか、インターネットまたはDVDを使っての在宅で受講する方法が選択できます。

終活に関する資格を取得したら何ができるのか?

国家資格とは違い、民間資格の取得だけでは職に就くことは難しそうです。現在終活に関わる仕事に就いている場合などは、資格を活かせたり、スキルアップにつながる場合もあるでしょう。

資格さえあれば終活ビジネスで成功できるとは限らない

資格さえあれば終活関連のビジネスでの成功が保障されているというものではありません。資格を活用してビジネスを考えている場合は、関連する業種に就職するか、自分で起業する方法しかないようです。経験や実績を積んでいけば、セミナー講師のような仕事も出てくるかもしれません。

また、職に就くことが目的ではなく、自分自身の終活に関する知識を深めるために資格取得をするという方もいらっしゃいます。資格を得ることで、自分の終活をどのようにしたいかが明確になることもあります。また、大切な人の終活に役立てることもできます。

取得して何をするかということも大切ですが、終活をより深く理解するために資格を取得するのもひとつの考えと言えるでしょう。

まとめ

終活を行い、自分の希望などをはっきりさせておくことで、家族の不安を取り除いたり、さまざまなメリットが考えられます。終活に興味はあるけれど何をしていいかわからないという場合、まずは資格を利用してみることで、より深く考えるきっかけとなるかもしれません。ただし、資格を取得する際には通常、費用がかかります。また資格を更新する際にも費用が発生する場合もあります。資格を取得する場合は、その元となる団体の資料なども確認しながら自分にあった資格を取得することをお勧めします。

葬儀・お葬式を地域から探す