葬儀費用の支払い方法は3つ!メリット・デメリットや注意点を解説

小林憲行【記事監修】
小林憲行

記事監修小林憲行

葬儀費用の支払い方法について
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  • 葬儀費用の支払い方法は、現金・クレジットカード・葬儀ローンの3つ
  • 葬儀費用を支払うタイミングは、葬儀が終了してから10日以内が多い
  • 葬儀費用以外にも、お布施や飲食代、交通費などの支払いが発生する

突然、喪主を務めなければならなくなった時、頭に浮かぶ心配事のひとつが葬儀費用についてです。葬儀自体にかかる費用は、平均で約120万円といわれています。家族葬など、シンプルな葬式が増えていますが、その場合でも数十万円はかかります。そんな高額な葬儀費用は、いつどんなタイミングで、どのような方法で支払えばよいのでしょうか。

今回は、急な葬儀で慌てないために、葬儀費用の支払いのタイミングや支払い方法、支払う際の注意点などを、わかりやすくご紹介します。

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葬儀費用を支払うタイミング

葬儀費用を支払うタイミングは、一般的に葬儀が終了してから、1週間から10日以内に支払いの期限が設定されている場合が多いようです。支払いの期限は、長い場合は1ヵ月以内、短い場合は葬儀終了後、即日になっている葬儀社もあります。また、葬儀社によっては、葬儀を依頼した際に費用の半額や数万円を前金として支払わなければならない場合もあります。

支払い期限については、葬儀社や利用するプランによって異なります。葬儀社と契約をする際には、プランの内容や金額だけでなく、支払い方法や支払い期限、前金の有無などについても、しっかり確認しておくことが重要です。

葬儀費用の支払いについて不安や疑問がある場合は、些細なことでも葬儀を依頼する際に葬儀社の担当者に相談しておきましょう。葬儀社も喪主の事情を考慮して、支払い期限の延長や分割など、最適な支払い方法を提案してくれるはずです。

葬儀費用の支払い方法は3つ

葬儀費用の支払い方法には、次の3つの方法があります。

現金

葬儀費用の支払いは現金払いが一般的です

葬儀費用の支払い方法は、現金払いが一般的です。葬儀社に手渡しで支払ったり、銀行振込で支払います。葬儀費用が数十万円の場合は、銀行振込だけでなく、コンビニでの支払いも選択できる葬儀社もあります。

クレジットカード

クレジットカードの支払いを選択できる葬儀社も増えています。

支払い方法は、通常のショッピングと同じように、一括・分割・ボーナス払いから選択できます。利用するカードによっては、ポイントも付きます。しかし、分割払いを選択した場合は、利息が生じるので、返済計画をきちんと考えた上で決済方法を選ぶようにします。

また、クレジットカードには利用限度額があります。葬儀費用が利用限度額を超えるような場合は、「利用限度額の一時引き上げ」サービスを利用しましょう。サービスの可否や内容は、カード会社によって違うので、カード会社に連絡して確認することが必要です。

また、葬儀社に相談すれば、一部を現金、残りをクレジットカードで支払うこともできます。

葬儀ローン

まとまった現金が用意できない、またクレジットカードを保有していないという場合には、葬儀社と信販会社が提携している「葬儀ローン」を利用するという方法もあります。また、金融機関がリリースしているものもあります。

一般的に、「1~36回」まで分割回数が選べます。クレジットカードの分割払いと同様に、利息が発生するので、返済計画をきちんと考える必要があります。ローンを申し込むにあたっては、審査がありますが、即日審査も可能なので、手続きに日数はかかりません。詳しくは葬儀社に相談し、確認しましょう。

葬儀ローンのメリット

葬儀にかかる費用は高額になることが多いため、中には一括で支払えないという方もいます。ローンを利用すれば、一時的にお金を用立てることができるのがメリットです。返済にしても一括ではなく、複数回に分けられるので、収入状況に合わせて無理のない支払いも可能になるでしょう。

葬儀社が提供しているものだと手続きもスムーズに進みます。お葬式が必要になると準備や手配でバタバタしてしまい、お金の段取りどころではなくなってしまうこともあります。

葬儀ローンのデメリット

まず、どの金融商品においても利息が発生するので、トータルで支払う金額は借りた金額よりも高くなることが挙げられます。利息は信販会社や銀行、クレジットカード会社によってまちまちなので、かなりの利息がかかってしまうケースも考えられます。

また、申し込みをすれば誰でも利用できるというわけではありません。葬儀ローンにせよ銀行の金融商品にせよ、必ず審査が行われます。申込者の属性や勤続年数、年収などから支払い能力があるかどうかを審査されます。

また、融資までに時間がかかる可能性があります。事前に目安としての審査日数などを確認しておくとよいでしょう。また、お葬式の時は僧侶への御布施、戒名料なども必要となりますが、これらは現金で支払う必要があります。費用はローンに組み込むということはできません。

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葬儀費用の支払いの際に注意すること

急な葬儀の場合は、喪主の方は混乱して慌ててしまいがちです。葬儀費用の支払いに際しては、次の点に注意して、冷静に対処する必要があります。

故人の口座の凍結

葬儀費用の支払いについて注意すること

相続人からの申し出がなくても、金融機関が死亡を知った場合は、預金口座を凍結されます。葬儀費用を故人の預金から支払おうとした場合、凍結された口座から預金を引き出すためには、相続人全員の同意やさまざまな書類を用意するなどの手間がかかります。

保険金の支払い

葬儀費用を保険金から支払おうと考えている方も多いはずです。書類さえ揃えば、短期間で支払ってもらえる場合がほとんどですが、ケースによっては、支払いに時間がかかったり、支払いを拒否される場合もあります。

互助会・共済会に入っている場合

冠婚葬祭の互助会・共済会に入っている方は、積立金ですべての葬儀費用を充当できると考えている方もいらっしゃいます。しかし、依頼する葬儀のプランや内容によっては、積立金では足りない場合もあります。場合によっては積み立てを解約して、別の葬儀プランにした方が、結果的に経済的なケースもあります。

葬儀以外の支払いも確認しておこう

葬儀では、葬儀社に支払う葬儀費用以外にも、さまざまな支払いが発生します。僧侶へのお布施や戒名料、飲食代、交通費などのほか、入院していた場合は入院費用などです。万一の際には現金を手元に置いておく方がスムーズに進むことがあります。葬儀社に支払う葬儀費用だけでなく、そのほかの費用のことも考慮して、支払い計画を立てておくことが重要です。

鎌倉新書で行ったアンケート調査によると、葬儀に関する不安で圧倒的に多いのは「葬儀の価格」です。

冷静に判断するためにも、事前に葬儀の見積りをとっておくことをおすすめします。いい葬儀なら無料で複数見積り可能です。

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