先祖供養の意味と、いろいろな供養の仕方

小林憲行【記事監修】
小林憲行

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先祖供養とは、その名の通りご先祖様の魂を供養することです。仏教においては回忌法要も先祖供養の一つとされていますが、元々仏教には先祖供養という概念がありませんでした。先祖供養の考え方は実は日本の祖霊信仰からきており、それが仏教の教えにマッチして先祖供養の習慣ができ上がったといわれています。
この記事では先祖供養の意味や供養の仕方、さらにお経についてもご紹介しています。ぜひ日々の供養の参考にしてください。

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供養の意味

故人の冥福を祈ったり、先祖への尊敬や感謝の気持ちを伝える供養。仏や死霊に対して、供物を捧げる、また神仏への礼拝の儀礼という意味があります。もともとは仏教が、ほかの宗教で動物をいけにえにしているのに対して取り入れた儀式で、塗油、香、花、水、灯で死者の霊を供養したことからはじまったと言われています。亡くなった方へ読経して功徳を捧げたり、僧侶に衣食などを施すことも供養といいます。また、供養の対象によって、例えば亡くなった人に対しては塔婆供養、一周忌や三回忌などの追善供養、お盆の盂蘭盆会や、施餓鬼供養などがあります。

自宅での日々の先祖供養の仕方

自宅での先祖供養は、仏壇に手を合わせるといった供養があります。

仏壇は本尊を安置するものですが、故人の位牌も祀られています。日々、水や食事、線香などをお供えして手を合わせましょう。また、仏壇の掃除をするなどきれいに保ちたいですね。仏壇の飾り方や供養の作法は宗旨宗派やお寺の考え方、地域の慣習などによっても異なります。詳しくは菩提寺に確認しましょう。

仏壇がない場合の供養の方法

近年の住宅は仏間がないものが多いため、仏壇を置くスペースがなく仏壇を買えないという家庭も増えています。住宅事情に合わせた小さな仏壇も販売されていますが、どうしても仏壇が置けない場合は、心の中でご先祖様への感謝の言葉を唱えたり、お墓が通える場所にあればお墓参りしたりといった供養もあります。
また遺骨が手元にある場合は遺骨を遺灰にしてブレスレットやペンダントといったアクセサリーに入れたり、遺骨自体をメモリアルボックスのようなものに入れてきれいに保管したり、手元供養という方法も最近、増えているようです。

お寺での供養

お寺に依頼して行われる供養は、一般的に知られている初七日法要や四十九日法要一周忌法要、三十三回忌法要など、年忌法要があります。

また、お盆や春・秋のお彼岸などに合わせて塔婆を立てたり、先祖供養を行うこともあります。

菩提寺がない場合の供養の方法

仏壇を持たないだけではなく、近年では菩提寺を持たずに、無宗教墓地にお墓を作って納骨する方も多くなってきました。そのような場合は墓地や葬儀社に法要を行いたい旨を伝えることで、段取りをしてもらえます。希望の宗教がある場合はそのことも伝えましょう。また、お坊さんを紹介するサービスもあります。

供養でお経を唱える理由

仏教には、お経を唱えたことで得る功徳を故人に与えることが成仏の手助けとなる回向(えこう)という考え方があります。
亡くなったばかりの通夜や葬儀のお経と、初七日法要や四十九日法要のお経は違うものです。故人が成仏するためにも、供養のプロであるお坊さんに適切なお経を唱えてもらうようにしましょう。

まとめ

先祖供養は心を込めて行うことで、魂を慰め、苦しみから解放し、自分も功徳を得ることができる大切な習慣です。
定期的にお坊さんにお経を唱えてもらうことはもちろん重要ですが、それより重視したいのは毎日心を込めて手を合わせ、現在の自分があることの感謝を述べることです。
もうすぐ回忌法要があるが何をしたらよいのか分からないなど、先祖供養に関することでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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