はじめてのお葬式ガイド
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「はじめてのお葬式ガイド」では、終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

寺院と神社の違いとは

寺院とはお墓や仏像があるところ、神社とは鳥居があるところといった見た目による違いがよく知られていますが、それらは宗教的な違いによるものです。寺院と神社は、どちらも日本人にとってなじみのあるものですが、両者の区別が曖昧になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれの宗教の特徴や、それによるさまざまな違い、寺院と神社の役割などについてご紹介します。

寺院は仏教、神社は神道

寺院はブッダを開祖とした仏教の教えに基づき、建てられたものとされています。一方で神社は神道に属しています。
日本では古くから山や草木など、森羅万象に魂が宿ると信じられており、それらの神々が宿る神聖な場所が神社とされています。

仏教は釈迦を開祖とするインド発の宗教で、キリスト教、イスラム教と並んで世界三大宗教のひとつです。日本へは約1500年前の飛鳥時代に伝来したことが「日本書紀」の記述により分かっています。
仏教の教えは独特です。苦しみと見なされる人の世について、修行し悟りを開くことで輪廻転生の輪から抜け出せるとしています。また、因果応報も仏教の柱となる考え方です。自らの過去の行いが現在の苦楽を決定しており、現在の行いによって未来の苦楽が決まるというものです。苦しみを味わうとするならば、それは決して他の誰かのツケを払っているのではなく、あくまで自分の行いに対する報いであるとしています。

仏教において、崇拝の対象となるのは仏様です。仏様は悟りの度合いによってランク付けされていますが、一番格が高いのは阿弥陀如来だといわれています。全国にある寺院の多くがご本尊に安置している仏像は、阿弥陀如来です。寺院は、「〜寺」の他に、「院」「庵」「大師」などの名前がついています。

一方、神道は日本発祥の宗教で、その起源は紀元前200年頃の縄文時代までさかのぼるといわれています。

神道は教祖も教典ありません。「こうしなさい」という言語化された教えが存在しないため、「教」ではなく「道」という字が当てられています。祈りを捧げる対象は「八百万の神」との言葉があるように、さまざまなものを神格化しており、特定の人物や動物、植物だけにとどまらず、山や川、月や太陽といった自然物などもその対象となされています。その中でも最高神は天照大御神であるという考えが一般的です。
規模や格式の違いにより神社の名前の最後に付けられている社号は、「神宮」「宮」「大神宮」「大社」「神社」「社」の6種類に分けられています。
もっとも一般的な社号は、厳島神社や八坂神社といった「神社」、もっとも格式が高い神社は伊勢神宮や明治神宮などの「神宮」です。

寺院と神社の主な違い

寺院と神社がさまざまな点において異なるのは、両者の宗教的な違いが大きく影響しているといえるでしょう。

造りの違い

寺院にある建造物は、仏像などの礼拝の対象となるものを祀る「伽藍」僧が居住する「僧房」とに分かれます。寺院は、もともとは僧が仏教修行をする場所でしたが、仏陀が神格化していくにつれ、仏塔や仏像やそれらを収める仏殿などが誕生しました。寺院は一般的に、入口に「山門」があり、仏陀を表す「塔」仏像を安置する「金堂」などを内部に配置する造りとなっています。寺院では仏像を常時拝観できます。

一方、神社は、神様が祀られている参拝場所としての役割があります。神社は一般的に入口に「鳥居」、その先にある「参道」の脇には身を清める「手水舎」があり、さらに進むと神様が祀られている「本殿」があります。ご神体は神が宿る場所とされることから、人の目に触れることがないように配慮されています。

願望の違い

寺院では、死後の極楽浄土または、現世での幸福を願います。祀られている仏様によって現世か死後かに分かれています。寺院で願うというのは、「願う」というよりも、自分自身で自分の環境や生活をより良いものにしていくという「誓い」を立てる、という意味での願いです。

神社では、現世の幸福を願います。神社への参拝は穢れを清めるための方法のひとつです。「心機一転の決意表明」といった意味合いを持つため、自分に都合の良い願い事を願うのは本来の主旨からはずれるとされています。

参拝方法の違い

寺院では、お賽銭を奉納した後、胸の前で両手を合わせて合掌します。拍手を打たないのが作法です。
神社では、お賽銭を奉納した後、二回礼をし、手をパンパンと叩いて再度礼をする「二礼二拍手一礼」が基本です。

聖職者の違い

寺院における聖職者は一般的にお坊さんと呼ばれている「僧」です。僧は仏教修行をする他に、説教をする、お経を読む、寺院や墓地の管理を行うなどの仕事をしています。「和尚」は教えを説く僧のこと、「住職」とは寺院に住み込んでいる僧のことをさします。また、仏教修行をする女性の僧のことを「尼」といい、男性の僧と同じく仏事に関する法要を行っています。

神社にいる聖職者は「神職」です。「神主」という呼び名で広く知られていますが、正式な名称は「神職」です。神職は神社に使えて祭事や社務、祈祷などを行っています。先述の通り、仏教と異なり神道には明確な教義が存在しないため、参拝者に対する説教は行いません。また、神職の補佐する役割を担い、神事の際に神楽などを奉仕するのが巫女です。

まとめ

寺院と神社は、大きな違いがあります。これまで何気なくお参りしていた方も、違いを知ることによって、日本人の宗教観について改めて深く理解するきっかけになったのではないでしょうか。
仏様も神様も有り難い存在です。寺院と神社のどちらにも同じように感謝の気持ちを持って参拝したいものです。

 

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