はじめてのお葬式ガイド
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お釈迦様の誕生日に甘茶をかける意味は?

「灌仏会(かんぶつえ)」とは、お釈迦様の誕生日とされる4月8日に執り行われる仏教行事のことで、一般的には「花まつり」として知られています。この行事では、お釈迦様の像に甘茶をかける慣習がありますが、その行為の意味合いとはどういうものなのでしょうか。ここでは、お釈迦様の像に甘茶をかける意味と、花まつりの歴史について詳しく解説します。

お釈迦様の生涯

花まつりとは、お釈迦様の誕生日を祝う行事です。お釈迦様の伝説や伝承をもとにしたものが数多く盛り込まれています。これらを説明するために、まずはお釈迦様の生涯を確認しましょう。
お釈迦様はインドのルンビニーという場所で誕生し、サンスクリット語で「ゴータマ・シッダールタ」と名付けられました。ルンビニーはネパールの南部にある小さな村の名前で、仏教の四大聖地として知られています。

お釈迦様は、母親である摩耶夫人(マーヤー)がルンビニーの花園で休んでいたときに、脇の下から生まれたとされています。そのときに9匹の竜が天から清浄の水を注ぎ、生まれ落ちたお釈迦様はすぐに7歩歩き、右手で空を、左手で大地を指して「天上天下唯我独尊」と言葉を発した、という伝説があります。
29歳までは王子として恵まれた生活を送っていたお釈迦様ですが、人生の真実を追究するために出家を決断します。そして、苦しい修行を乗り越えて35歳で悟りに達し、仏陀となります。それから80歳になるまでインドの各地で教えを説いて周り、現インドのカシア付近の村であるクシーナガルで入滅しました。入滅とは、お釈迦様や高僧の死に対して使われる言葉です。

お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」

お釈迦様の誕生日は紀元前463年の4月8日という説が一般的に知られています。しかし、実際にそれを裏付ける証拠はなく、いまだに数多くの説があります。お釈迦様の誕生日は、南伝仏教では起源前624年とされていますし、道元の「正法眼蔵」には紀元前1029年と記載されています。また、暦によっても変わるので、4月8日に本当にお釈迦様が生まれたのかも定かではありません。
しかし、7世紀ごろに中国から日本に伝わってきてから現在まで、4月8日に仏教行事である灌仏会(かんぶつえ)が行われています。

この灌仏会が花まつりになった理由も諸説あり、「ルンビニーの花園で生まれたことから転じて花まつりになった」という説や、1901年にドイツに留学していた近角常観(ちかずみ じょうかん)がドイツの“Blumen Fest”を「花まつり」と訳して日本に持ち帰ったという説があります。

花まつりでは「天上天下唯我独尊」と言葉を発したときのお釈迦様の像(誕生仏)に甘茶をかけてお祝いします。これは生まれて初めて言葉を話した瞬間と、9匹の竜が天から清浄の水を注いだという伝説を表しています。

なぜ甘茶が使われるの?

灌仏会で使用されている甘茶は、ヤマアジサイの変種である「小甘茶(こあまちゃ)」から作られています。小甘茶は、小さい花のたくさんついている中央部分を取り囲むように大きい花がついている不思議な形状をした植物で、赤色や紫色のものが多くあります。
小甘茶の葉は苦いのですが、発酵させると砂糖の100〜1,000倍の甘さになると言われています。砂糖がない時代には甘味料として非常に重宝され、漢方薬の苦み消しや民間療法などに使用されていました。
甘茶には「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると、甘い露が降る」という中国の言い伝えや、「甘茶は神様の飲み物で、飲むと不老不死になれる」というインドの伝説などがあります。
つまり、お釈迦様に甘茶をかける行為は、お釈迦様への信仰の表れであると言えるのです。

花まつりをする上での作法はある?

「お釈迦様の誕生を祝う仏教行事」と聞くと少し身構えてしまいそうになりますが、特に厳格な作法はないので、リラックスして参加しましょう。花まつりに参加するまでの基本的な流れは以下のとおりです。

(1)山門の前で一礼し、お寺に入る。
(2)手水舎で手と口を清める。
(3)参拝して、ろうそくと線香をあげる。
(4)お賽銭を入れて、一礼する。
(5)合掌して祈願をし、もう1度一礼する。

通常通り参拝の手順を踏んでから参加すれば問題ありません。

ただし、神社とは異なり、柏手(かしわで)を打って祈願するのは無作法にあたるので注意しましょう。

また、お寺によって作法が異なることもありますので、不安であればお寺の方に尋ねてみるとよいでしょう。

まとめ

お釈迦様は実在したとされているものの、実際にどのような人生を歩んだのかや、花まつりがいつから行われるようになったのかなどは、まだはっきりとわかっていません。しかし、仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日とされる日の行事ですから、花まつりに参加してお祝いをするのは大切なことです。
花まつりについてはもちろん、葬儀、仏具に関するご相談がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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