比叡山延暦寺の歴史やアクセス、見どころなど

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比叡山延暦寺とは、天台宗の総本山として知られる、1200年を超える歴史を持つお寺です。京都府と滋賀県の県境に位置し、自然豊かな場所にあります。今回は、そんな延暦寺へ参拝する前に知っておきたい歴史や見どころを解説します。延暦寺の参拝手順や年間行事、御朱印情報、アクセスなど気になる情報をも合わせてご紹介しますので、ぜひご参考ください。

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建立から約1200年!比叡山延暦寺の歴史

延暦寺は、天台宗の開祖である最澄によって建てられたお寺です。天台宗を開く前、比叡山での修業中に、道場として創建されました。当時は「一乗止観院」という名前でしたが、最澄が亡くなった後、「延暦寺」という名前を天皇から賜り、「比叡山延暦寺」と呼ばれるようになったそうです。延暦7年(西暦788年)に建てられたため1200年以上もの歴史を持ち、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

見どころ満載!三塔の紹介

延暦寺の境内には「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」という3つの区域があり、そこには合わせて150近くの堂塔が建っています。東塔は最澄が延暦寺を開いた場所で、国宝にも指定されている「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」が鎮座する延暦寺の中心となる区域です。他にも、比叡山で修業した各宗派の宗祖を祀る「大講堂」や先祖回向のお堂である阿弥陀堂」、大黒天信仰の発祥の地とされる「大黒堂」など、重要な堂宇が集まっています。

西塔区域には本堂である「釈迦堂(しゃかどう)」や修業体験ができる「居士林(こじりん)」という道場があります。さらに横川区域には本堂である「横川中堂(よかわちゅうどう)」、おみくじ発祥の地とされる「四季講堂(しきこうどう)」があり、見どころが尽きません。

また上記で紹介した堂宇では、それぞれ御朱印をいただくことができます。御朱印とはお寺に参拝した証としてもらえるもので、近年、この御朱印を集めてお寺を回る人が増えていると言われています。延暦寺では合計で12の御朱印が用意されています。参拝する際には集めてみてはいかがでしょうか。

延暦寺の参拝手順

延暦寺を参拝するときの正しい手順をご紹介します。参拝前にぜひご一読ください。

(1)山門で一礼

延暦寺を徒歩で目指すと、最初に「文殊楼(もんじゅろう)」という門が見えます。この門をくぐる前に、まず一礼しましょう。

(2)御手洗舎(みたらいしゃ)で身を清める

山門をくぐったら、参拝の前に手や口を清めます。御手洗舎に向かい、柄杓(ひしゃく)を手に取って「左手→右手→口」の順に清めましょう。まず右手で柄杓を持って左手に水をかけ、次に左手に持ち替えて右手に水をかけます。再度右手に持ち替えて左手の手のひらに水をため、口をゆすいでください。最後に柄杓の柄の部分を洗うため、柄杓を傾け残った水をすべて流したら終了です。

(3)常香炉の煙で身を清める

次にお線香を上げ、その煙で身を清めます。お賽銭を入れてからお線香を上げ、手を合わせて祈りながら煙を浴びます。

(4)参拝をする

お線香を上げたら参拝前のお清めは終わりです。参拝をするときはお賽銭を入れて、鈴を3回鳴らし、手を静かに合わせましょう。

比叡山延暦寺の年間行事

延暦寺では、一年を通してさまざまな行事が行われています。中でも多くの人が集まるのが、大晦日から元旦にかけての「鬼追い式」「除夜の鐘」「修正会」です。無料で甘酒や厄除け大根炊きが振る舞われ、冷えた体を温めてくれるでしょう。そして春になると「比叡のさくら」と呼ばれるさくら祭りが開催され、この時期限定の座禅体験や抽選会が行われます。

夏には修業をもとに行事化した「延暦寺写経会」延暦寺内の大霊園で行われる「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が開催されます。秋にはスタンプを集めてオリジナルグッズがもらえる「比叡山スタンプラリー」や、紅葉を楽しむ「比叡のもみじ」といった行事を楽しむことができます。

比叡山延暦寺へのアクセス

比叡山は滋賀県大津市坂本本町に位置しています。アクセスは、車、または公共交通機関(電車・バス)を利用する2つの方法が挙げられます。

車をご利用の際は、有料の奥比叡ドライブウェイ、もしくは比叡山ドライブウェイを通って比叡山を目指しましょう。山内にはいくつかの場所に無料の駐車場が用意されています。制限時間もないので、安心して駐車しておくことが可能です。

公共交通機関を利用する際は、滋賀県側から行くルートと、京都府側から行くルートがあり、どちらも坂本ケーブルの延暦寺駅を目指します。また、八瀬ケーブルロープウェイで比叡山頂駅へ向かい、そこから比叡山内シャトルバスで延暦寺バスセンターを目指すことも可能です。シャトルバスは有料ですが、全国の交通系ICカードが使える他、拝観料割引券が付いた乗り降り自由なフリー乗車券が販売されているので、参拝の際は購入してみてはいかがでしょうか。

延暦寺バスセンターへは、JR京都駅、京阪三条駅、京阪出町柳駅から、比叡山ドライブバス(比叡山頂行き)に乗車することでも向かえます。

まとめ

比叡山延暦寺についてご紹介しました。延暦寺は歴史あるお寺で、毎年多くの人が参拝に訪れます。境内は東塔・西塔・横川の3つのエリアに分かれ、各地で厳かな雰囲気の堂宇を参拝することができます。

いい葬儀では、天台宗に限らず、葬儀についてのさまざまなご相談を承っております。葬儀社選びや費用の見積もり、またお坊さんを紹介してほしいというように、葬儀で気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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