直葬や家族葬を選ぶと後悔する?お葬式で後悔していることランキング

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経験者に聞いた!お葬式で後悔していることランキング【2024年最新】
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鎌倉新書が2024年に実施した「第6回お葬式に関する全国調査」によると、喪主(または喪主に準ずる立場)経験者の約30%が「葬儀で後悔していることがある」と回答しています。

この記事では、喪主経験者に聞いた、お葬式で後悔していることをランキング形式でご紹介。お葬式で「もっとこうすればよかった」「やればよかった」と後悔しないよう、ぜひご一読ください。

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お葬式で後悔していることランキング

お葬式で後悔していることがあると答えた方は約30%

お葬式で後悔していることがある人は29.8%。ない人は70.2%

「第6回お葬式に関する全国調査」によると、お葬式について「後悔していることがある」と回答した方は全体の約30%。お葬式を経験した人のおよそ3人に1人は、後悔していることがあるようです。

経験者がお葬式でもっとも後悔していることは「葬儀の費用」

お葬式でもっとも後悔していることをお選びください

お葬式で後悔していることの第1位は「葬儀の費用」について。21.8%の人が選んでいて、第2位の「葬儀の食事」と10%以上の差があります。

第2位の「葬儀の食事」は10.1%、第3位の「葬儀の情報収集」は8.5%、第4位の「当日の進行」は8.2%、第5位の「お寺・お坊さん」は8.2%です。その他、「葬儀業者」「葬儀の種類」「心づけ・お布施」「返礼品」なども7%代を占めています。

ここからは主要な項目について、具体的にどんなことを後悔しているのか確認していきましょう。

葬儀費用について後悔していること

葬儀の費用について後悔していること

葬儀費用については、41.1%と約半数が「予算をオーバーしてしまった」と後悔しています。

また、「予算を決めておかなかった」「価格が不透明なまま葬儀をした」という回答も多く、葬儀費用に関する知識や準備が不足していた方が多いことがわかります。

お葬式の費用は、祭壇や棺、葬儀会場などにかかる「固定費」と、飲食費や返礼品など参列者の人数によって変わる「変動費」、さらに心づけやお布施といった「宗教者への謝礼」が必要です。宗教者への謝礼以外は、葬儀業者の見積もりで事前に金額を把握できるので、必ず取得しておきましょう。

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葬儀の内容について後悔していること

葬儀の内容について後悔していること

葬儀の内容についてもっとも多い後悔は「生前に故人の意向を確認しなかった」ことで23.1%。続いて、「葬儀全体の流れがわからなかった」「段取りがスムーズでなかった」という回答が多いです。

食事・返礼品について後悔していること

食事・返礼品について後悔していること

葬儀の食事については、13.4%が「期待通りの内容でなかった」、13.2%が「金額に見合っていなかった」と回答。どちらも食事の内容・メニューについて後悔しています。料理は地域によって特定のメニューが出されたり、内容を予測しにくかったりするため、葬儀社のアドバイスが欠かせません。

また返礼品については、12.8%が「選択肢が少なかった」、11.5%が「返礼品が余った」と回答しています。品物が少ないときは、最近注目されているカタログギフトを返礼品に選ぶのもひとつの手です。

葬儀の情報収取について後悔していること

葬儀の情報収取について後悔していること

葬儀の情報収取でもっとも後悔されているのは「情報収集が不十分だった」こと。インターネットやメディア、書籍などである程度の情報を集めたものの、不十分だったと感じた方が多いようです。

要因として考えられるのは、情報収集をする時間が足りないこと。喪主の経験者に伺うと、病院でご家族が亡くなったタイミングで、はじめて葬儀社を探した方が多いです。また事前に準備している方も、余命宣告されたり危篤状態になったりしてからなど、慌ただしく情報収集をしている様子。

実際に、24.3%が「事前に葬儀業者を探していなかった」、21.0%が「事前に葬儀業者に相談していなかった」と後悔しています。後悔のないお葬式にするためには、事前の情報収集が非常に大切。地域特有のならわしに詳しかったり、故人の意向を汲んでくれたりする葬儀社と出会うためにも、事前に葬儀社を探して相談してみるのがよいでしょう。

お寺・お坊さんについて後悔していること

お寺・お坊さんについて後悔していること

お寺・お坊さんについて、56.9%が「お心付け・お布施の相場がわからなかった」と回答しています。

お布施はあくまで感謝を伝える金銭なので、金額に決まりはありません。菩提寺に「目安を教えてください」と尋ねたり、葬儀社の担当者に相場を聞いてみたりするのもひとつの方法です。

そのほか、17.6%が「優良なお寺・お坊さんがわからなかった」、13.3%が「複数のお寺・お坊さんを比較しなかった」ことを後悔しています。

お葬式は本来、菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)にお願いするのが通例です。ただ菩提寺が遠方にあったり、普段交流がなかったりすると、お葬式ではじめて菩提寺の住職と会うご家庭もあるでしょう。菩提寺がある方は、日ごろからコミュニケーションをとっておくと安心です。

また、菩提寺がない、菩提寺はあっても事情があって戻れない場合には、お坊さんを紹介するサービスもあります。困ったときは、新しいお坊さんと縁を結ぶ方法として利用してみてはいかがでしょうか。

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葬儀業者について後悔していること

葬儀業者について後悔していること

葬儀業者については、36.9%が「複数の葬儀社を比較しなかった」 ことを後悔していました。次いで多い後悔は、29.3%が「意図しない追加料金があった」、21.1%が「葬儀における不明点を明確にできなかった」となっています。

いずれの場合も「情報収集が不足していた」ことが大きな原因。いくつか葬儀社の話を聞いてみる、見積もりや資料を見比べてみるなど、事前に葬儀社を探しておくと、いざというときの負担を減らせます。信頼できる葬儀社がある場合も、他社と比較することで、より信頼が厚くなるかもしれません。

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葬儀の種類について後悔していること

葬儀の種類について後悔していること

葬儀の種類については、21.1%が「一般葬を選んだ」、20.5%が「家族葬を選んだ」ことを後悔。同じように、10.0%が「一日葬を選んだ」、9.1%が「直葬・火葬式を選んだ」ことを後悔しているので、どの葬儀種類にするか事前に検討しておくとよいでしょう。

ご家族が生きている間に意向を聞いておくのが一番ですが、残されたご遺族で話し合って決めてもいいかもしれません。いずれにせよ、それぞれの葬儀種類の特徴や違いを知っておくと便利です。

葬儀の会場について後悔していること

葬儀の会場について後悔していること

葬儀の会場については、45.5%が「料金が高かった」と後悔しています。

また、17.6%が「参列者数に対して会場が狭かった」、17.0%が「参列者数に対して会場が広かった」と回答。家族葬や一日葬など、小規模な葬儀が増えているため、参列者数の予測が難しいのかもしれません。

葬儀会場の大きさや設備は、斎場の料金にも関係するので難しい問題です。葬儀社にアドバイスを求めながら決めていきましょう。事前相談や見学であらかじめ葬儀会場を見ておくと、イメージがわきやすくなります。

事前の準備で後悔のないお葬式にしよう

後悔していることをランキングにしてみると、原因は「情報収集不足」に集約されるように考えられます。早めに準備をはじめ、葬儀社に事前相談をしたり見積りをとったりして複数社を比較しておくことで回避できそうな後悔が多いです。

お葬式は、大切なご家族と過ごす最期の場。きちんとしたお葬式を納得いくかたちで行うために、事前の情報収集は欠かせません。もしもの時は、ぜひいい葬儀をご活用ください。

調査概要

調査名第6回お葬式に関する全国調査(2024年)
調査対象2022年3月~2024年3月に喪主(または喪主に準ずる立場)を経験したことのある、日本全国の40歳以上の男女
調査期間2024年3月1日(金)~3月4日(月)
調査方法インターネット調査(調査協力:株式会社クロス・マーケティング)
有効回答数2,000件
*回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計が100%にならない場合があります
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