茶の子とは?香典返しと違いはある?

2019年1月30日

茶の子とは、お茶請けのお菓子という意味がありますが、西日本の一部では仏事において使用され、一般的には四十九日後の香典返しと同義とされる言葉です。「茶の子」という名前ではありますが、お茶やお茶菓子だけでなく、「消え物」と呼ばれるもの全般に対して使用することができます。この記事では、茶の子の意味や香典返しとの違い、品物の選択方法などにも焦点を当てて解説します。

茶の子とは

茶の子とは、一般的にはお茶を飲む際に口にするお茶請けのお菓子のことを指します。「朝飯前」と同し意味の言葉である「お茶の子さいさい」の語源ともいわれています。

茶の子という言葉は、中国・四国・九州地方の一部地域を中心に、仏事においても使用することがあります。その場合は意味が異なり、葬儀や法事の際に贈るお返しの呼び名のひとつとして用いられます。神道でも、忌明け祭・式年祭の出席者や香典をいただいた方に贈るお返しの献辞に使用されることがあります。

茶の子の「のし」の書き方

茶の子の習慣がある地域では、仏事のお返しの「のし」に「茶の子」と記載します。のしは、主に結びきりの黄白のしですが、黒白のしでも構いません。

また、香典返しとして茶の子を使用する場合は、基本的に「挨拶状」を添えます。内容としては、香典のお礼や法要が無事終わった報告、これが香典返しの品物であるということなどを記載します。

のしや挨拶状については、品物を注文した際にサービスで作成してくれる仏事用品専門のサイトや葬儀会社などが多くありますので、そちらを利用するとよいでしょう。

茶の子と香典返しの違い

葬式や法要でのお返しというと、「香典返し」がまず頭に浮かぶでしょう。茶の子と香典返しは基本的に同じ意味ですが、地域によっては参列してくださったお礼に当日お渡しする「会葬返礼品」についても茶の子と呼ぶことがあります。

また、香典とは別に線香やろうそく、仏花、お菓子や水菓子といった「お供え」をいただくことがありますが、茶の子の習慣がある地域では、一般的にこのお供えに対するお礼の品物も茶の子とされます。そのため、「茶の子」という言葉は香典返しよりも広い意味を持っているということがいえます。

茶の子には何を選べばいい?

茶の子は香典返しや会葬返礼品(引き出物)と同じ意味ですので、品物はお茶やせっけん、洗剤、海苔のような乾物が定番です。

品物を選ぶポイントは、食品や飲料、生活消耗品など使ってなくなる「消え物」を選ぶことです。これには、不祝儀がいつまでも手元に残らないようにという意味合いがあります。しかし、肉や魚などの生もの、お酒のような嗜好品、慶事の引き出物として使用されることが多いかつお節や昆布などは、茶の子や香典返しにはふさわしくないとされています。

また、そもそもの茶の子とはお茶請けのお菓子を指す言葉ですので、本来の意味通りお菓子を贈ることもあります。ただし、お菓子といっても、法事にふさわしいものとそうでないものがありますので選ぶ際には注意が必要です。例えば、日持ちしないものや包丁で切り分けなければならないお菓子などは、食べきれなくて困らせてしまうこともあります。

購入の方法については、自分で菓子店に出向いて選ぶことも可能ですが、葬儀会社に任せたり、専門のインターネットサイトで探すこともできます。

加えて近年では、各人が好きな品物を選ぶことができるカタログギフトを贈るケースも増えてきています。受け取る方の好みを考える手間が省けますので、贈る側としても便利です。

茶の子の金額の目安と贈るタイミング

茶の子の金額について決まりはありませんが、お供え・香典どちらに対するお返しでも、いただいた品の半分から3分の1程度がおおまかな目安です。

当日返し(即返し)をしようと品物を準備した場合、10,000円以上の高額の香典をいただいた方には当日に加え、四十九日の法要が終わった後にも改めて茶の子をお贈りします。

年忌の法要などで会食を伴うときは、当日お帰りの前にお渡しするため、金額にかかわらず2,000~5,000円程度の品を茶の子とするケースがしばしば見受けられます。

九州地方では通常通り四十九日が済んでから茶の子を贈ることが多かったり、鳥取県では当日返しが一般的だったりと、地域によっても風習などに違いがあります。おおよその相場やお渡しするタイミングについては、あらかじめ葬儀会社や親族などに相談しておくことをおすすめします。

まとめ

「茶の子」は香典返しと同じように考えれば問題ありません。そのため、香典の半額から3分の1の金額で「消え物」と呼ばれる品物を選び、のしには表書きとして「茶の子」と記載しましょう。地域によっては即返しや会葬返礼品も「茶の子」と呼びますので、注意が必要です。

急な葬儀社選びやお葬式の事前相談など、いつでもいい葬儀にお気軽にご連絡ください。

 

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