平成30年(2018年)に亡くなった 芸能人・有名人・著名人のお葬式・お別れの会を総まとめ

2018年にご逝去が報じられた芸能人や有名人、著名人。昭和・平成と時代を超えて活躍した方々の、お別れの会の模様をまとめました。

近年のお別れの会では、厳かな雰囲気の中にも、故人の人柄が偲ばれる、明るい式となる傾向があります。故人の偉業をたたえるとともに、その人らしい祭壇や式場の飾り付け、また演出が用意されています。

 

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左とん平さん/「俺が死んだら葬式はとことん盛大にやってくれ」

左とん平さんお別れの会2018年2月24日、80歳の生涯を閉じた俳優、左とん平(本名:肥田木通弘)さんのお別れの会。「俺が死んだら葬式はとことん盛大にやってくれ」という遺志から、遺影は190インチの巨大モニターを使用。青山葬儀所でも初の試みです。

 

お別れの会:2018年4月3日

会場:青山葬儀所

施行:相模典礼

>>左とん平さんお別れの会。「俺が死んだら葬式はとことん盛大にやってくれ」で、遺影は190インチモニター!

 

西城秀樹さん/熱いヒデキコールに送られて出棺

斎場脾摘さん通夜・告別式2018年5月16日、63歳の若さで急性心不全のため逝去された歌手、西城秀樹(本名:木本龍雄)さんのお通夜が5月25日、告別式が26日、東京・港区の青山葬儀所で行われました。

会場には、西城秀樹さんが長年コンサートを開催していた大阪球場をイメージした祭壇が飾られていました。また会葬御礼は故人が長年CMに出演していたハウス食品のバーモントカレー。通夜振る舞いもカレーです。

出棺の際、参列者からのヒデキコールは強く印象に残っています。

 

告別式:2018年5月26日

会場:青山葬儀所

施行:株式会社JA東京中央セレモニーセンター

>>【西城秀樹さんのお通夜・告別式】一生青春!大阪球場の祭壇で最後のコンサート

 

岸井成格さん/「声なき声にこそ、耳を傾けるべし」

2018年5月15日、肺腺癌がんのため東京都内の自宅で亡くなったジャーナリスト、岸井成格さんのお別れの会が、2018年6月18日、東京都千代田区の如水会館で開かれました。毎日新聞社特別編集委員、TBS系ニュース番組『NEWS23』や『サンデーモーニング』など数々のテレビやラジオ番組でも活躍してきた岸井さん。

「権力に最も遠い声なき声にこそ、耳を傾けるべし。そして、権力に勇敢であれ」

そんな岸井さんの生き様を物語るエピソードの数々が紹介されました。

 

お別れの会:2018年6月18日

会場:如水会館

施行:株式会社セレモア

>>岸井成格さんお別れの会。東京・千代田区の如水会館で

 

桂歌丸さん/メモリアルコーナーは「笑点」のセット

横浜の海をイメージした祭壇(画像提供:落語芸術協会)

2018年7月2日に慢性閉塞性肺疾患で亡くなった落語家、桂歌丸さんのお別れ会(合同葬告別式)が7月11日、横浜市北区の妙蓮寺で行われました。会場には関係者約1,000名、ファンの方々約1,500名、合計約2,500名の人々が訪れています。メモリアルコーナーには、桂歌丸さんが長年司会を務めたテレビ番組「笑点」のセットも飾られていました。

 

告別式:2018年7月11日

会場:妙蓮寺

施行:株式会社メモワール

>>桂歌丸さんの告別式。横浜・妙蓮寺に2,500名もの参列者が最後のお別れに

 

浅利慶太さん/生涯初演出作品をイメージした祭壇

劇団四季の創立メンバーで、演出家の浅利慶太さんのお別れの会が、2018年9月18日、東京・千代田区の帝国ホテル東京「孔雀の間」で開かれました。

長年にわたって劇団四季の代表と演出家を務め、数多くのミュージカル作品を世に送り出した浅利慶太さん。祭壇は高校時代、生涯で初めて演出を手掛けたという作品『我が心高原に』をイメージしたものです。

 

お別れの会:2018年9月18日

会場:帝国ホテル東京

>>元劇団四季代表 浅利慶太さんのお別れの会。ミュージカルの名曲生演奏と献花で追悼

 

樹木希林さん/内田さんから樹木さんへ、1974年に送った手紙

樹木希林さんお別れ会2018年9月15日に亡くなった女優の樹木希林さん(本名:内田啓子・享年:75)のお葬式(本葬式)が9月30日、東京港区の臨済宗妙心寺派のお寺、慈眼山 光林寺で行われました。 遺族代表の挨拶では、長女の内田也哉子さんが、1974年に内田裕也さんが樹木希林さんに送ったエアメールを読み上げました。故人がずっと大切にしていた手紙です。

 

葬儀式:2018年9月30日

会場:光林寺

>>樹木希林さんの葬儀式、港区・光林寺で。遺族挨拶に内田裕也さんが1974年に送ったエアメール

 

加藤剛さん/故郷をイメージした祭壇で最後の舞台

加藤剛さんのお別れ会2018年6月18日に胆のう癌のため逝去された、俳優の加藤剛さん(享年80歳)のお別れの会が9月30日、東京・青山葬儀所で行われました。

祭壇は加藤さんの故郷、静岡県御前崎市の茶畑と富士山をイメージしています。

会場入り口には、加藤さんが愛用していたという舞台用化粧道具が飾られ、またメモリアルコーナーは自宅の稽古場をイメージしています。

 

お別れの会:2018年9月30日

会場:青山葬儀所

>>加藤剛さんお別れの会、東京・青山葬儀所で。祭壇は天国のふるさとでお芝居をする姿を表現

 

輪島大士さん/黄金の土俵・黄金のカーペットの上を厳かに出棺

2018年10月8日に亡くなった大相撲第54代横綱、輪島大士(本名:輪島博)さんの葬儀告別式が10月15日、東京都港区の青山葬儀所で行われました。

「黄金の廻し」「黄金の左腕」で親しまれた故人にふさわしく、祭壇は金色の土俵をイメージ。出棺の際にも参列者が金色の風船を空に放ち、霊柩車は青山葬儀所の車寄せから駐車場に敷かれた金のカーペットの上を走り、桐ケ谷斎場に向けて出発しました。

 

葬儀告別式:2018年9月30日

会場:青山葬儀所

施行:株式会社アーバンフューネスコーポレーション

>>第54代横綱輪島大士さんの葬儀告別式。青山葬儀所の空に673個の金の風船を飛ばしてお別れ

 

石川勝三さん/故郷の原風景を祭壇で表現

2018年10月20日に逝去された実業家、石川勝三氏の葬儀が10月30日、秋田県大仙市の大曲エンパイヤホテルで執り行われました。大曲商工会議所で会頭を務めたほか、社会福祉法人県南ふくし会理事長として地域の経済や福祉の発展に貢献した故人とのお別れに多くの方々が集まります。祭壇は故郷の原風景ともいえる、丸小橋から大曲の花火を臨んだデザインです。

 

葬儀告別式:2018年10月30日

会場:大曲エンパイヤホテル

施行:合資会社 花王堂大曲葬儀社

>>故郷の景色を織り込んだ祭壇で、地域活性化に尽力した故人を讃える。石川勝三氏のお葬式

 

山本“KID”徳郁さん/青山葬儀所を埋め尽くす名車が勢ぞろい

山本“KID”徳郁さんのお別れの会_祭壇アップ2018年9月18日にご逝去された格闘家の山本“KID”徳郁さんのお別れの会が11月4日、東京・港区の青山葬儀所で開かれました。祭壇は故人のエネルギー溢れる黄色い花をメインに、トロフィーやグローブ、自作の絵なども飾られていました。

また、青山葬儀所の駐車場にはフェラーリやポルシェ、ランボルギーニなど名車の数々が青山葬儀所の駐車場を埋め尽くし、山本“KID”徳郁さんの花道を飾りました。

 

お別れの会:2018年11月4日

会場:青山葬儀所

施行:株式会社日比谷花壇

>>山本“KID”徳郁さんのお別れの会。青山葬儀所の駐車場を埋めるスーパーカーで最後の花道

 

愛田武さん/伝説のホストのお別れはシャンパンタワーで

2018年10月25日にご逝去された、ホストの帝王、愛田武(本名:榎本武、タケシ観光株式会社名誉会長)さんの葬儀・告別式が11月5日、タケシ観光株式会社社葬として執り行われました。会場となった東京・渋谷区の代々幡斎場には、愛田さんを慕う多くの会葬者たちが集いました。

新宿歌舞伎町にホストクラブ「クラブ愛」を創り、ホストブームを巻き起こした愛田さん。祭壇中央には金色のシャンパンタワーと「愛」の文字を飾り、厳かな雰囲気の中にも華やかさを忘れないお別れです。

 

葬儀・告別式:2018年11月5日

会場:代々幡斎場

施行:株式会社日比谷花壇

>>1,338個のシャンパングラスで作る金のシャンパンタワー!ホストの帝王 愛田武さんの社葬

 

さくらももこさん/明るく、楽しく、なごやかな「ありがとうの会」

さくらももこさん_ありがとうの会_祭壇全景

8月15日に乳がんのため逝去された漫画家、さくらももこさん(享年53)の「ありがとうの会」が2018年11月16日、東京港区の青山葬儀所で行われました。
代表作『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』など、数々の漫画やエッセーで人気のさくらももこさん。お別れも、「明るく、楽しく、なごやかに」という本人の希望をかたちにした会になりました。故人が大好きだったという「静岡おでん」でのおもてなしも話題になりました。

 

ありがとうの会:2018年11月16日

会場:青山葬儀所

施行:株式会社マル源/株式会社JA東京中央セレモニーセンター

 

津川雅彦さん、朝丘雪路さん/喪主挨拶は名優家族の楽しいエピソード

津川雅彦さん朝丘雪路さんお別れの会2018年8月4日に逝去された俳優の津川雅彦(本名:加藤雅彦)さん、そして4月27日に逝去された女優の朝丘雪路(本名:加藤雪会)さん夫妻の合同葬お別れの会が11月21日、東京港区の青山葬儀所で開かれました。

故人への弔辞、喪主挨拶などでは、故人の生前の楽しいエピソードもたくさん披露され、会場は終始、温かい笑いに包まれていました。津川さんが生前おっしゃっていたという「お葬式はお祭りだ」との言葉はお別れの会でも生き続けていました。

 

合同葬お別れの会:2018年11月21日

会場:青山葬儀所

施行:株式会社東京葬祭

>>津川雅彦さん、朝丘雪路さんご夫婦の合同葬お別れの会。青山葬儀所で

 

平成30年(2018年)に逝去した芸能人・有名人・著名人一覧

1月・・・星野仙一さん、有賀さつきさん

2月・・・大杉漣さん、左とん平さんほか

3月・・・内田康夫さん、水原理枝子さんほか

4月・・・高畑勲さん、朝丘雪路さん、 衣笠祥雄さんほか

5月・・・西城秀樹さん、栗城史多さん、加古里子さんほか

6月・・・加藤剛さんほか

7月・・・桂歌丸さん、マサ斎藤さんほか

8月・・・津川雅彦さん、さくらももこさん、青山友樹さんほか

9月・・・樹木希林さん、山本“KID”徳郁さん、国友やすゆきさんほか

10月・・・輪島大士さん、浅井良二さん、仙谷由人さんほか

11月・・・スタン・リーさん、吉田剛さん、赤木春恵さんほか

 

終わりに。お別れの会の傾向と、大杉漣さんの遺作

有名人のお別れの会というと、派手やかな祭壇や演出などをイメージされる方も多いかもしれません。

しかし、故人をイメージした祭壇や演出もしっかりと用意された上で、やはり最も大切とされている場面は、故人をよく知る方々からの弔辞や遺族からのご挨拶です。

故人と同じ時間を過ごしてきた方々のお話では、日ごろ、テレビや映画、ネットの情報では想像もつかないような意外な一面や楽しいエピソードも披露されます。故人の人生をみんなで振り返った時、悲しみの中にも温かい笑いが起こるのも、最近のお別れの会の特徴です。

 

さて、最後にご紹介するのが、2018年2月21日に急逝した名優、大杉漣さんの遺作です。大杉さんが手掛けた初のプロデュース作品であり、最後の主演作品となった『教誨師』が、2018年10月にロードショーを迎えました。大杉さん演じる教誨師と6人の死刑囚との対話で綴る物語。いのちについて改めて考えさせられる作品です。

©「教誨師」members

>>日本映画の名優、大杉漣さん最後の主演作品『教誨師』

 

大切な方を偲び、思い出を語る「お別れ会・偲ぶ会」

お別れ会・偲ぶ会というと、著名人や経営者の方が行うイメージがありますが、実は最近では一般の方が行うケースも少なくありません。新しいお別れのカタチとして「お別れ会・偲ぶ会」が広まってきた反面、何をどのように進めたらいいのかまったく分からない……という方も多く、お別れ会の企画・会場選びから当日の運営まで専門会社に依頼して行う方が増えてきました。

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