はじめてのお葬式ガイド
葬儀のことなら「いい葬儀」

終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

日蓮正宗の葬儀の特徴や作法

日蓮正宗とは、建長5年に日蓮宗の僧侶である日興によって開創された仏教宗派です。日興が静岡県富士宮市に大石寺という寺を興したことが始まりといわれており、「富士門流」または「日興門流」とも呼ばれています。
日蓮正宗は毎日のお勤めとして「妙法蓮華経」を唱えることでこの世での成仏が叶うとしています。また、仏法を大切に守ることを意味する「捨悪」と、場所を問わず題目を念じることを意味する「持善」の2つを戒律としています。

日蓮正宗では、お葬式を「日蓮大聖人に故人をお迎えに来ていただいて、無事に三途の川を渡るための儀式であり、正しい作法で行わなければ故人が成仏できない重要なもの」と考えています。
日蓮正宗の定める通りにお葬式を行うことで、故人は今世での苦悩や汚れを綺麗に洗い流し、次に受ける生では心身ともに清らかに過ごすことができるとされているのです。

日蓮正宗の葬儀の特徴として、祭壇は華美に飾り立てるのではなく日蓮の教えを守って質実剛健にする、という点が挙げられます。そのため、祭壇には仏花ではなく樒(しきみ)を供えます。この祭壇は「樒祭壇」と呼ばれることもあります。いずれ枯れてしまう生花とは違って樒は常緑樹であり、花よりも強い生命力があります。艶やかな緑が美しい樒の木を供えることで邪気を払い、来世で長く生きられるよう願うという意味もあります。

日本のお葬式では一般的な事柄も、日蓮正宗の儀式では用いられないことがあります。

まず、死装束の際に六文銭や三角巾を使用しないといった特徴があります。また、日蓮宗では戒名ではなく「法号」が与えられますが、日蓮正宗においては「御受戒」があり、亡くなった時に戒名が与えられるといった違いもあります。
その他にも、日蓮正宗の仏壇には厨子がついており、本尊を厨子に置いて位牌は仏壇には置かないという特徴もあります。
日蓮正宗では誤りがあると葬儀の意味がなくなってしまいますので、葬儀の準備については事前に菩提寺に相談することが大切です。

日蓮正宗の葬儀の流れ

では、日蓮正宗の葬儀は具体的にどういった流れで行われるのでしょうか。
大まかな流れは日蓮宗の葬儀と同じですが、比較すると少々簡略化されているようです。

 

着席:喪主、親族らが会場に入り着席します。
僧侶出仕:僧侶が入堂します。
題目三唱:全員で題目を唱えます。
読経:妙法蓮華経の28品(章)の中から『方便品』と『寿量品』を読み上げます。
焼香:読経が『寿量品』に入ったあたりのタイミングで、僧侶または導師に続いて喪主、親族の順で焼香にあたります。
弔辞、弔電:弔辞、弔電が読み上げられます。
読経・題目:妙法蓮華経の『自我褐』の読経が行われ、題目を唱えます。
観念文・題目三唱:観念文の後に法蓮華経の題目を唱和します。
僧侶退出:僧侶が退堂します。

 

宗派によっては「引導」と呼ばれる儀式が行われますが、日蓮正宗の葬儀においては省略されることが多いようです。

日蓮正宗の葬儀の作法

日蓮正宗の葬儀の作法やマナーは、葬儀の流れと同じく日蓮宗とほぼ同じといわれています。しかし異なる部分もありますし、前述した通り正しい作法で行わないと故人が成仏できないと考えられているため、葬儀の前にきちんと確認しておくと安心でしょう。

焼香について

日蓮正宗では、焼香の作法と回数が厳密に定められています。
回数にこれといった決まりがない宗派もありますが、日蓮正宗の焼香は以下の方法が正しいとされています。

 

・遺族と祭壇に一礼をする
・焼香を3回する
・合掌する
・最後にもう一度、遺影に向かって一礼をする

 

焼香は3回と決まっている点が特徴です。合掌する際、数珠は左手に掛け房が下に来るようにします。両手で優しく挟むように合掌します。

読経について

日蓮正宗は、法華経の教えがベースとなっているため、葬儀では「妙法蓮華経」を使用します。また僧侶だけでなく、「題目三唱」の部分では参列者全員で「南無妙法蓮華経」を唱えます。
「南無妙法蓮華経」には「私は仏様の最高の教えに帰依します」という意味があり、「南無妙法蓮華経」と唱えることでどんな人でも仏の境界に至ることができると教えているためです。
宗派によって読み方に違いがあるのですが、日蓮正宗での「南無妙法蓮華経」の読み方は、「なんみょうほうれんげきょう」となります。
日蓮宗では「南無」の読み方を「なむ」としてもよいとされていますが、日蓮正宗は「なん」のみですので、葬儀に参列する前に読み方を正確に覚えておきましょう。

まとめ

日蓮正宗では正しく葬儀を行うことが大事です。「こういう花を飾ってほしい」などの故人の遺志を尊重できない場合もあります。葬儀については自分や周りの意見で決めず、必ず菩提寺に相談しましょう。その後、細かな内容やその費用について葬儀社にご相談ください。「日蓮正宗の葬儀の一般的な内容や費用について知りたい」という方や「どの葬儀社に頼めばいいかわからない」という方は、お気軽にお問い合わせください。

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