はじめてのお葬式ガイド
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終活や、参列のマナー、もしもの時におさえておきたいお葬式の知識など、はじめての方にもやさしく解説します。

“自宅で最期”が理想!在宅看取りにおける臨終までの変化

在宅看取りとは、死に至ることが予見される方に対し、住み慣れた自宅にてお看取りまでの介護・看病を行うことです。

人生の最終段階において自宅療養を希望する方の割合は状況に応じてまちまちですが、最期を迎えたい場所に自宅を希望する方の割合は6割に上るともいわれています。

最期を迎えようとしている大切な人と穏やかな時間を過ごすためにも、在宅看取りで知っておきたい終末期についてご紹介します。

在宅看取りを選択するためには、終末期であると医師が診断することと、本人の希望・家族の希望が必要です。点滴や人工呼吸器、また人工透析などの延命治療を行わない、自然な死(尊厳死)を尊重したいという要望も増えつつあります。看取りまでの時間を過ごしたい場所や方法は、できれば早めに、本人の意向を踏まえて家族の間で話し合っておきましょう。

また、家族だけで食事や排せつなどの介護、看護などを行うのは大変で、家族にかかる身体的・精神的な負担は想像以上です。家族だけで介護・看病を抱え込まないで、現在治療を受けている医師などに相談しましょう。医師のほかにも訪問看護師・ケアマネージャー・ホームヘルパー・リハビリ専門職員・医療ソーシャルワーカーなど、協力を頼めるところはたくさんあるので、各機関と連携をとり情報を共有することが大切です。まずは、自治体の担当課(高齢者福祉課、介護保険課など)、または地域包括支援センターに相談してみましょう。

>>訪問看護とは?依頼までの流れと利用料金の目安

なお、現在病院に入院中の方は、医療ソーシャルワーカーに相談して地域の介護サービスの紹介やアドバイスを受けることができます。

>>尊厳死とは

臨終までの変化

末期時に容態が進行していく様子と気をつけるべき症状をご紹介します。ただし、症状は一般的な目安に過ぎません。人によっても病気の種類によっても異なるため、今後の見通しをつけるための参考としてください。

看取りのときに変化する様子を具体的に知り、これからのことに対する心構えを持っておくとよいでしょう。

口から摂取できる水分が減っていく

本人に「食べたい」「飲みたい」という意識はあっても、飲み込んだり吸い上げたりすることができず、口から垂れ流してしまうことがあります。

これは、本人はもちろん、家族が最初に辛いと感じる症状のひとつです。栄養を摂取できないからといって点滴をしてしまうと、痰を増やしてしまい、かえってつらくなるおそれもあります。本人の希望や体の状態を考慮しながら、医師とよく相談しましょう。

息苦しさやだるさが現れる

身の置きどころのなさを感じることが多くなっていきます。

がんなどでは背中や腰、手や足などに痛みが生じるので、声を掛けながらつらい場所を優しくゆっくりマッサージしてみましょう。

薬による緩和方法もあるので、医師に病状を伝えてみると改善が望めるかもしれません。

成り立たない会話が増える

会話をしているとき、内容にそぐわない受け答えをするようになったり、内容のない話をするようになったりすることがあります。

これは認知症でも薬の副作用でもなく、病気が進行したための症状とされています。本人の話にできるだけ寄り添って、上手に付き合いましょう。もし夜になっても眠れないなら、薬で落ち着かせることもできます。

今まで通りの生活ができなくなる

身体の自由が利かなくなって転んだり、失禁したりすることが増えることにより、本人が在宅で過ごす自信をなくしてしまうことがあります。

そのときになってからあわてて入院先を探さずに済むよう、前もって介護施設や病院などの「療養場所」について考えておくとよいでしょう。

臨終が近づいたときの症状

・眠っている時間が多くなり、話しかけても起きないことが増える

・血圧や心拍数が下がり、手足が冷たく、血色が悪くなる

・尿が減少する

・ほうれい線が垂れ、表情の変化が乏しくなる

・呼吸が不規則になることがある

・喉の奥で痰がゴロゴロという音をだす

・消化管からの出血のために吐血する場合がある

以上のような変化は、残り数日の時期にあらわれる症状だとされています。この時期にはもう患者本人は辛くないともいわれています。

この時期は特に、救急車を呼ぶような事態が起こるかもしれない、ということを考えておかなければなりません。

心臓マッサージや人工呼吸器装着などの「救急延命処置」が必要な場合もあります。本人がそれを望むかどうかを事前に確認しておき、医師に明確に伝えるようにしましょう。

>>自宅で臨終を迎えた場合どうすればいい?在宅看取りの注意点

在宅看取りで家族にしかできないこと

やがて訪れると理解はしていても、そのときが迫って来ると家族は冷静ではいられなくなるかもしれません。ただ、これまでにも介護や看護中のつらさをいくつも乗り越えて来たことから、最後までやってこられた自分を信じて本人の旅立ちに臨みましょう。

最期を迎えるときに傍にいて手を握ってくれる家族がいるということが、多くの人にとって大きな救いとなります。それは、決して医療従事者や介護スタッフの方々にはできないことです。

これから臨終を迎える人に対して家族ができることは多くありませんが、そばにいて、共感を持って接してあげるだけでも十分患者の力になることができるでしょう。

厚生労働省の調査資料に見る「自宅で最期を迎えたい人」

厚生労働省の「人生の最終段階における医療に関する意識調査」(調査時期:2017年12月5日~12月29日)の中で、人生の最終段階でどのような状況になっているか、その状況ごとに、医療・療養を受けたい場所、最期を過ごしたい場所について調査結果が公表されています。

ぞれぞれの状況によって、「人生の最終段階において、医療・療養を受けたい場所」に対する希望はまちまちですが、「最期を迎えたい場所」はいずれも6割を超えています。

人生の最終段階において、医療・療養を受けたい場所

それぞれの状況というのは、次の3つのケースです。

ケース① 「末期がんで、食事や呼吸が不自由であるが、痛みはなく、意識や判断力は健康なとき と同様の場合」

ケース② 「重度の心臓病で、身の回りの手助けが必要であるが、意識や判断力は健康なときと同 様の場合」

ケース③ 「認知症が進行し、身の回りの手助けが必要で、かなり衰弱が進んできた場合」

この時、「自宅」を選んだ方の割合は、ケース①では47.4%とほぼ半数に近い数字となりました。続くケース②では29.3%、ケース③では14.8%となっています。

「自宅以外」を選択する理由としては、「介護してくれる家族等に負担がかかるから」「症状が急に悪くなった時の対応に自分も家族等も 不安だから」といった回答が多かったようです。

一般国民における「人生の最終段階において、医療・療養を受けたい場所」についてのまとめ(n=973)

(厚生労働省「人生の最終段階における医療に関する意識調査 平成30年3月」より。作図は鎌倉新書)

最期を迎えたい場所

次にそれぞれのケースにおいて、最期を迎えたい場所についての調査結果です。

これを見ると、自宅で最期を迎えたいという方の割合は、ケース① 「末期がんで、食事や呼吸が不自由であるが、痛みはなく、意識や判断力は健康なとき と同様の場合」では69.2%と約7割近くに。

さらに、ケース② 「重度の心臓病で、身の回りの手助けが必要であるが、意識や判断力は健康なときと同 様の場合」では、70.6%と7割以上。

そして最も低かったケース③ 「認知症が進行し、身の回りの手助けが必要で、かなり衰弱が進んできた場合」でも、63.5%と、6割以上が「自宅で最期を迎えたい」という結果になっています。

一般国民における「最期を迎えたい場所」

(厚生労働省「人生の最終段階における医療に関する意識調査 平成30年3月」より。作図は鎌倉新書)

まとめ

在宅で看取りをする際の心構えや、やがて起こりうる変化の様子についてご紹介しました。家族の方はできるだけ本人の気持ちに寄り添いながら、在宅看取りのために重い負担を負うことにならないよう、協力機関と連携してまめに情報交換をすることが大切です。

これから在宅看取りをしようかとお考えの方、現在在宅介護をおこなっている方など、少しでも不安やお悩みがある方はお気軽にお問い合わせください。

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