粉骨とは?自分でできる?粉骨方法と粉骨業者の選び方を解説

小林憲行【記事監修】
小林憲行

記事監修小林憲行

粉骨
スマホCTA(電話をかける)
お墓の簡単資料請求
お墓探しハンドブック

もれなく
全員に

お墓探しの資料をプレゼント!

お墓の選び方とポイントがわかる

記事を先読み
  • 粉骨(ふんこつ)とは、遺骨を砕いて粉末状にすること
  • 散骨は、粉骨した遺骨を山や海、川、宇宙などへ散布する葬送方法
  • 遺骨の粉骨方法は自分で粉骨するか、粉骨業者に依頼するか

粉骨とは、遺骨を砕いて粉末状にすること。海洋散骨や手元供養、分骨など、埋葬方法の多様化に伴って、粉骨を希望するご遺族が増えています。

この記事では、粉骨の意味や方法、粉骨業者を選ぶポイントを解説します。

Adsense(SYASOH_PJ-195)

粉骨(ふんこつ)とは?

粉骨(ふんこつ)とは、遺骨を粉末状に砕くことです。

遺骨をコンパクトにまとめられるので、供養の幅が広がるのがメリット。埋葬や供養の考え方が変わりつつある現代では、粉骨の需要が年々高まっています。ただ、故人の遺骨を砕くのに抵抗がある方も少なくないため、事前に家族・親族間で話し合ってから判断するのが重要です。

粉骨は法律違反にならない?

遺骨を形が残ったまま捨てることは、「刑法」第190条によって禁止されています。

ですが、遺骨を粉砕する「粉骨」を違法とする法律は、現在の日本にはありません。法律上、遺骨は「物」に該当するという見方が一般的で、粉砕しても問題ないので安心してください。

粉骨をする理由・目的とは?

粉骨の主な理由は、遺骨を手元供養や散骨、分骨などで供養するため。粉骨することで選べる供養方法の幅が広がります。

たとえば散骨では、骨とわからないよう、遺骨を2mm以下に粉砕する必要があります。2mm以上だと、第三者に発見されたときに死体遺棄事件に発展したり、周辺で生活する人の精神的な負担になったりする危険性があるので、粉骨は欠かせません。

また手元供養や納骨堂では、遺骨をコンパクトにまとめるために粉骨します。骨壺は場所をとるだけでなく圧迫感があるので、仏間のない家では扱いに困りがち。また限られたスペースに複数の遺骨を収納する納骨堂も、体積を減らすのは重要です。遺骨を破砕することで、骨箱の大きさを3分の1程度まで小さくできます。

粉骨と散骨の違いは?

前述した通り、「粉骨」は遺骨を粉末状にすること。

対して「散骨」は、粉末状にした遺骨を山や海、川、宇宙などへ散布する葬送方法です。具体的には、海洋散骨や山林散骨、宇宙散骨などが散骨にあたります。

粉骨は自分でできる?遺骨を粉骨する方法

  • 自分で粉骨する
  • 粉骨業者に依頼する

遺骨を粉骨する方法は自分で粉骨するか、粉骨業者に依頼するかのどちらか。粉骨は自分でもできますが、実際は信頼できる粉骨業者に依頼する方がほとんどです。それぞれの粉骨方法を解説します。

自分で粉骨する方法

粉骨をするのに、資格や許可は必要ありません。そのため、自分の手で粉骨をしても大丈夫です。

自分で粉骨する方法は、袋に遺骨を入れてハンマーで細かく砕いたあと、すり鉢で粉末状にしていくのが一般的。自宅で粉骨ができる「粉骨キット」やレンタルできる「粉骨機」もあります。

ですが、人の骨を砕くというのは特殊な行為。遺族が故人の骨を砕くのは心理的負担も大きいですし、体力的にも大変です。特別な事情がない限り、粉骨業者に依頼することをおすすめします。

粉骨業者に依頼する方法

粉骨業者は、粉骨方法や利用方法に違いがあります。
粉骨方法は、手作業で砕くか、機械で粉砕するかのどちらか。手作業の方が丁寧で気持ちがこもっているように感じますが、そのぶん時間や費用がかかります。一方、機械で砕く方法は、手作業より粉骨後の粒子が均一で細かいうえに、価格がおさえられるのがメリットです。

また利用方法には、遺骨を郵送して送り返してもらうタイプと作業に立ち会うタイプがあります。

粉骨業者は、散骨サービスや葬儀社に依頼すると紹介してもらえるかもしれません。また永代供養墓を運営している寺院では、粉骨まで対応してくれるお寺もあります。

粉骨業者を選ぶポイントと注意点

  • 会社・代表者情報が公開されているか
  • 料金の設定が明確か
  • 粉骨への立ち合いが可能か

粉骨業者を選ぶときは、信頼できるかどうか見極めるのが重要。粉骨は作業に場所をとらないので、マンションの1室でも行えます。大切な故人の遺骨をまかせるのですから、信頼できる粉骨業者を選びましょう。会社・代表者情報が公開されているか料金の設定が明確か、必ず確認してください。

また、粉骨への立ち会いを歓迎しているかも、粉骨業者を選ぶときには重要なポイント。

遺族からすれば、粉骨も大切な葬送の一部です。可能であれば立ち会って見届けたい方も多いはず。遠方から遺骨を郵送する場合、粉骨に立ち会うのは難しいかもしれませんが、遺族の立ち会いに前向きかどうかはチェックしておくとよいでしょう。

粉骨をして後悔のないご供養を

粉骨は、供養の幅を広げて、より故人様らしい葬送を実現できます。また遺骨がコンパクトになるぶん、手元供養や永代供養もしやすくなり、遺族にとってもメリットが大きいです。

ただ、遺骨は一度砕いてしまうと元に戻りません。後悔のないご供養にするために、粉骨するかどうかは家族・親族間でしっかり話し合って決めるべき。さらに、粉骨は専門の業者に依頼するのがおすすめです。

いい葬儀の姉妹サイト「いいお墓」では、お墓や納骨堂、永代供養など納骨先を探すお手伝いをいたします。海洋散骨墓じまいの専門サービスもご案内できますので、ぜひ一度ご相談ください。

海へ還るという選択肢「海洋散骨」のご案内

近年では、海に粉骨を散布する「海洋散骨(海洋葬)」が新たな葬送方法として注目されています。
海洋散骨の「ブルーオーシャンセレモニー」は、チャーター散骨、合同散骨、代理委託散骨など自社所有の船で1,000件以上の実績を持ち、NHKをはじめ多数メディアから特集されています。散骨をする前に必要となる粉骨(ご遺骨の粉末化)も、自社の粉骨室でお客様立ち合いのもと実施。墓じまいの後のご供養としての散骨を、心を込めてお手伝いしています。
※ブルーオーシャンセレモニーは、「いいお墓」の運営会社である鎌倉新書の関連会社:株式会社ハウスボートクラブが提供しています。

▶海へ還るという選択肢「海洋散骨」のご案内

海へ還るという選択肢「海洋散骨」のご案内

 

葬儀・お葬式を地域から探す