慶弔とは

小林憲行【記事監修】
小林憲行

記事監修小林憲行

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慶弔とは、結婚やお葬式など人生の節目に起こるできごとを指します。社会人になると、慶弔に接する場面が増えてきますが、いざその場面に遭遇すると、どのように対応したらいいのか迷ってしまうことが多いです。マナーを知らずに間違った行動をとってしまうと、失礼となる可能性があります。今回は、慶弔でしっかりとした行動をとるために知っておきたい知識をご紹介します。

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慶弔とは?慶弔の基本マナー

慶弔は、人生の節目に起こる出来事を表す言葉です。特に社会人になると、職場での慶事・弔事に関わる機会も増えてきます。

弔事は、人生の中で一番大切な儀式と言えます。慶弔は、「悲しみを優先させる」というしきたりがあるので、仮に慶事と弔事が重なった場合は、弔事を優先することが多いです。弔事は、慶事と違って前もって予定を立てることはできません。故人を弔い、安らかに旅立てるように冥福をお祈りしましょう。

慶事でのマナー

慶事は、先に取り上げた結婚・出産の他にも、七五三・成人式・還暦など、年齢に関すること、引っ越しや新築などの住まいに関することなども含まれます。ここでは、特に慶事の意味合いが強い結婚式について取り上げたいと思います。

結婚式の招待状が届いたら、返信期限に関係なく、なるべく早く返信するようにしましょう。万が一出席できない事情がある場合には、返信する際に理由を簡単に書き添えましょう。出席・欠席のいずれかを〇で囲み、「御出席」「御欠席」の御」という文字と該当しない側を寿で消します。「御住所」「御芳名」の「御」も、同じように消します。

宛名の「行」を「様」に書き換えることも大切です。書く際は、黒の毛筆・筆ペン・細字のサインペンなどを使います。

結婚式当日にご祝儀を渡す場合は、袱紗に包んで持参します。慶事用の袱紗は、赤や桃色、黄色などの暖色系が使われることが多いです。ご祝儀の金額は、4(死を連想させる)と9(苦を連想させる)を避けた方がいいでしょう。

服装は、男性はブラックスーツに白シャツ、白やシルバーのネクタイが基本です。女性は、着物やドレスなどたくさんの選択肢がありますが、白い衣装は花嫁が着るため、必ず避けてください。露出が多い服装や派手な服装も避けるようにしましょう。

弔事でのマナー

訃報を受けたら、まずお悔やみの言葉を伝え、通夜・葬儀の日時や場所が決まっていれば確認します。できれば、関連する人達への連絡を手伝えるといいでしょう。

香典袋の表書きは、宗派によって書き方が変わります。仏式の場合は「御香典」「御香料」「御仏前」、神式の場合は「御玉串料」「御榊料」「御神前」キリスト教式の場合は「御花料」「御ミサ料」のいずれかを記入します。宗派が分からない場合は、共通の「御霊前」と書くと安心です。袱紗は、グレー、紺、緑などの寒色系が使われます。

服装は、男性はブラックスーツに無地の白シャツ、そして黒無地で光沢のないネクタイが基本です。女性は、洋装の場合は黒のワンピースまたはツーピース。和装ならば黒の一つ紋の着物を着用し、帯やバッグも黒のものを揃えます。

葬儀に出席できない場合

仕事の関係や、葬儀会場が遠方である、また体調が悪いなどの理由で、どうしても葬儀に出席できないこともあるかと思います。そんな時、次の方法で対応するといいでしょう。

弔電を打つ

訃報を受けた時、通夜・葬儀どちらも参列できないことが分かったら、すぐ弔電を打つようにしたいものです。その際、送り先は葬儀会場宛にします。喪主宛に送りますが、喪主のフルネームが分からない場合は「○○様ご遺族様」と書けば大丈夫です。弔電は、電話またはインターネットから申し込むことができます。

供物・供花を送る

弔電とは別に、供物や供花を送ることもできます。供物は、宗教によって変わりますので、確認しておくことが必要です。供花は、葬儀会場によっては指定の業者からしか受け付けないところもあるので、前もって葬儀会場に問い合わせてみてください。

香典を渡す

香典を渡す場合は、現金書留で郵送する方法があります。

金額は、実際に参列する場合と同じ額を用意しましょう。不祝儀袋に現金を包み、現金書留用の封筒に入れ、郵便局の窓口に出します。また、他の参列者の方に預けるという方法もあります。

後日弔問する

直接訪問できる間柄であれば、後日弔問するのも一つの方法です。

この場合は必ず事前に連絡し、相手の都合を確認して日時を決めましょう。弔問する際は、花や線香、供物など、お供えできるものを持参すると丁寧です。

仕事関係の弔事の場合

自社の社員やその家族、また取引先に関する訃報を受けた際は、まず上司の指示を仰ぐようにしてください。

自社の社員が関係する場合は、通夜及び告別式の手伝いをすることが多いです。近年は身内だけでお葬式を行いたいと希望するケースも増えています。ご遺族の希望に添いながら、できる限り協力をしたいものです。

取引先の弔事の場合は、会社名で何かしらの対応をすることが多いので、社内で確認をしてからその次の行動を考えるといいでしょう。焼香に訪れる際は、通夜に参列することが多いかと思います。仕事の後、直接駆けつけるパターンもありますが、ネクタイをブラックタイに替えれば問題ありません。

まとめ

慶弔の言葉の意味やマナーについて、例を交えてご紹介しました。慶弔での基本的なマナーをおさえておけば、いざという時に焦らずに対応することができますので、ぜひ参考にしてください。

もし身内の方の葬儀でお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せください。葬儀のご相談から手配まで、スタッフがお話しをお伺いします。

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